探索・採集・飼育みたいな雑記的記録

北海道の自然探索と生物の飼育観察・採集記みたいなものを漫然と、かつ自己中心的に紹介するとかしないとか。

最近の湿地探索

2020年07月15日 | 自然探索記~採集記(道東)

最近の湿地探索で見つけた生き物たち。
ちなみに本命には見事にフラれている。

ヒメイトアメンボ Hydrometra procera
かつて見たくて仕方がなかった魅力的な昆虫。
いざ探してみると珍種というわけではないが、見た目のか細さが存在の気配を消してしまうため、見つけ出すには苦労する。
動かなければ枯れた植物片にしか見えない。動くから見つかるのです。
今でも見かけるとちょっと嬉しいね。


ヒメミズギワアトキリゴミムシ Demetrias amurensis
ミズギワアトキリゴミムシよりも少し大きく、湿地の葦原に生息する。
原色日本甲虫図鑑には北海道のみ分布とあるが、どうやら本州にも分布しているらしい。本当のところどうなのだろうか?


ジュウクホシテントウ Anisosticta kobensis
ちょっとテントウムシっぽくないハムシ風の小型テントウ。
これも葦原でちょくちょく見かける。
あまり見かける種ではないので、さぞかし珍しいと思ったが、それほどではなかった。


ニセコチビゴミムシ Epaphiopsis (Epaphiama)brevis brevis
もちろん湿地にはいないが、多湿で冷涼な環境に生息する。
チビゴミムシ類の中では分布域は狭いが比較的簡単に見つけられる種。
記事にする機会がなさそうなので、おまけとして登場。