立ち上がった翼のある熊にも見えなくもない雲
なにかの暗示か?
1泊2日で道東遠征へ行ってきました。
余裕のある探索計画にしていたが、朝方は霧と霧雨で探索できず。昼から晴れたが、暑すぎて汗だくになりモチベーション低下。
しかも風が強く、飛翔する生物に関しては思い通りの結果が得られなかった。
アナバネゴミムシ
湿地に生息する珍ゴミムシ。
動画撮影のため生息地に行ったが、道脇に車を駐車しドアを開けた途端、無数のやぶ蚊が入ってきてビックリ。
駐車場所を湿地から離れた場所に変更し、車内に入り込んだ蚊どもを退治するのに時間を無駄に消費した。
探索中はやや風が強めだったので、やぶ蚊は少なかったが、アブは普通にやってくる。
何か所も刺された・・・。腕が赤ちゃんの腕みたいにパンパンになった。
この時期の湿地探索は蚊とアブの猛烈な襲撃にさらされるので、お勧めしません。
ゴマシジミ道東亜種
環境省レッドリストでは準絶滅危惧(NT)に指定されているが北海道RDBでは留意種。
道東の海岸付近の草原に食草であるナガボノシロワレモコウがあればだいたい見つかる。
というか個体数は普通にいる。それでも準絶滅危惧(NT)って・・・。
ここもアブが多く、撮影のため立ち止まるとチャンスとばかり襲い掛かってくる。
帰りに渓流釣りしてみた。
餌はその辺で捕まえたトンボ。羽化して間もないトンボは軟らかくて餌持ちが悪い。
20㎝くらいのオショロコマとアメマスが数尾釣れた。
探索ついでに納沙布岬へ行ってみた。20年ほど前に一度訪れたことがある。
到着したら記憶が少し蘇った。
北方領土返還を切望する碑が墓標のように至るところにあったけど、以前こんなにあったっけ?
言ってることは賛同するが、節操がなく景観を損ねている感あり。
貝殻島の灯台が見えた。こんなに近いんだよ。
かつてアイヌの人たちがいかに和人から横暴な扱いを受けていたのか分かる碑。(この碑は和人目線)
海に沈んでいたのを発見して引き上げたらしい。
何度かアイヌの反乱があったが、どれも鎮圧され悲劇的な結末になっている。
隣に詳細が記された看板あり勉強になる。
北方原生花園
北方領土の島々の環境もこんな感じなんだろうか?
行ってみて探索したいな・・・
おいロシア!いい加減返してくれよ!
とある海岸で探索中、わたしを呼ぶ声が・・・
「やあ探索者、仲魔になるから僕をコーディネートしてよ」
・・・マモノか。仕方がないな。今回だけだぞ。
ほらこれでどうだ?
「わーい、さすが変人のセンスだね」
そう言えば、道東遠征の移動中、深夜の峠道でエゾシカと衝突しそうになった。
対向車のライトで前方にいたエゾシカが見えなくなる蒸発現象。
脚の辺りがぼんやり見えていたので、シカとは分からなかったが危険を感じて予め減速。
そのため衝突はギリギリ免れた。(いきなり目の前に現れたシカには驚いて急ブレーキ)
今まで何度もエゾシカ衝突危機があったが、今回は危なかった。
夜は気を付けて運転しているが、気を付けても避けられないことはあるね。
道東遠征中に立ち寄った浜中町にて
ハーデンダッツの故郷?どういうこと?
気になって調べたよ。どうやら浜中町の牛乳がハーデンダッツの原料として使われているらしい。
久々にハーデンダッツ食べたくなった。
PTで採集したコンセンオオルリオサムシ(釧路市)
これについては次回のYouTube動画で。
<今回のサムネ>
お待ちください!我が艦隊の先方が焦点前に!大佐!!
なんか自宅にあるいろんなものを使って簡易的なライトトラップを作成。
キャンプ用のライトや電池式のブラックライトなどを使用しているが、ブラックライトの光量が弱くて期待はできないかな・・・
で、道東探索のついでにテストしてみた。
釧路湿原周辺なので珍な蛾とか飛来しないだろうか?
おっ、早速エゾヨツメがご来店。
数個体飛来して辺りをバタバタし始めたので、お引き取りしてもらった。
その後も、ユスリカやシャクガなどの小さな蛾、トビケラの一種など小さい虫がたくさん寄ってくるので、一応効果はあるらしいよ。
シャクガなどの小さな蛾はよくわからんので、見ない事にしてます。
ウチスズメ
後翅に目玉模様あり。
クロシタアオイラガ
イラガは嫌い!見ただけで体が痒くなる・・・気がする。
モンキシロシャチホコ
マエジロヤガ
その他、同定を諦めた蛾たち・・・じっくりみるとみんな同じに見えてくるのが蛾の特徴。
右上の個体、擦れたシベチャキリガかと思ったが、違った。
撤収間際にマエモンシデムシが飛来。
光に誘引されるんだね。
結局、珍蛾の来店はなかった。来てても気付かない説あり。
でも、この簡易トラップ、それなりに効果はあるようなので、珍蛾来店してもらうなら的確な時期と場所で出店しなくてはいけないね。
せめてシベチャキリガくらい来てくれると思ったけど・・・