７文字目の文字は「影」。これは今年の国際政治の中心にとどまり続けたプーチンの存在を表しています。去年のトランプ騒動からその存在は否応に上がっているのですが、その反面北朝鮮問題ではまともに取り合おうとしない当事者意識がなく、さらには現状を見ると対話重視とかのたまっているわけで、北方領土の問題も併せて考えると今の日本にとってはプーチンは信頼できるレベルの人間ではないと思います。一応状況が状況なわけで厚遇をしているのですが、その厚遇が安倍の足を引っ張りかねない状態にもなっています。悪い意味で言ってしまえばソビエトの悪いところがいまだにこの男一人に凝縮されているわけで、社会主義がもたらした闇の深さというのをいまだに思い知らされてしまう状況です。一応形上は大統領ですが、もはや四半世紀も権力の頂点に立っている状況を考えると、もはやタイランドに近いといってもいいと思います。政敵の押しつぶしに、毒殺疑惑、反対する一般人を拘束するなどある意味やりたい放題に近いことをしているわけで、これがロシアンゲートという悪夢につながっている感じが見え隠れしています。世界の中心に立とうとする動きが激しくなっている状態で、しかもプーチンの野望を止める人間がいないということを考えるとこの肥大化はかなり問題があるとみてもいいと思います。
第一北朝鮮の核問題だって、だれがその技術を教えたのかという問題が付いて回ります。該当する国は限られていますし、ＩＣＢＭに関しての技術流出はロシアが直接、もしくはウクライナにあるものの技術をウクライナのロシア人勢力が奪って北朝鮮に渡したという疑惑がたっているわけで、それを考えると本当にこの国を信用してもいいのかという問題に直面するわけです。クラウス・フォクスのようなねじ曲がった平等主義によって中国に核技術を伝えるという超が付くほどの馬鹿行為をすることはないと思っている人もいるかもしれませんが、もともとあの国はスターリンが英雄をでっちあげて送り込んで作ったという言葉があるほどの国なので馬鹿行為の可能性も見え隠れしていると思います。はっきり言って北朝鮮の制裁もそうなのですが、ロシアに対するアクションも考えなくてはいけないと思います。むしろ最近ではあるだけ問題だといわれている国連安保理の拒否権そのものをなくすという感じのほうがいいと思うのですが。
ただプーチンにとって頭の痛い問題は、スポーツの場所においては自分のご意向がだんだん通じなくなっているというところでしょうか。ドーピング疑惑問題では国ぐるみという認定をされたので、おそらく次のオリンピックに関しては国としてのロシアは存在することはないと思います。プーチンが国民感情を利用するのに、スポーツを利用するというのが結構あるようなので、こればっかしはプーチンにとってはダメージになる可能性が非常に強いです。ただそれでもただでは転んでは起きない性格をしているので、何かしらのアクションをし鯉そうですが、その前にワールドカップが薄汚れている状況とも思われているだけにスポーツでの国民のあおりはやればやるほど、外からは冷淡に見られる可能性がかなり強そうです。現実問題建前上はスポーツと政治は切り離して考えなければいけないのですが、入れちゃいけない政治介入をした結果サッカーのワールドカップからはじき出されそうなスペインとペルーのような例も出ていますし。いずれにしてもプーチンの国民意識の盛り上げ方に関しては、ロシアだけではない形で問題になるのは目に見えています。日本だって国民栄誉賞を今が旬の人間に挙げて、政権の人気取りに利用するという見方があるだけに。あーだこーだはいっていられないのですが。
とにかく来年以降のロシアの動きには今まで以上の注視が必要だと思います。シリア問題はほぼ思惑通りに終わりかけている今、おそらく北朝鮮のほうにウェイトを置いてくるでしょう。その先にあるのは北方領土で、おそらくさらにその先にあるのは軍事関係の話になって来ます。北方領土はロシアからしてみればアメリカに対するけん制としての場所としてはかなり有力な場所にあるわけで、現状返還には応じられないでしょう。はっきり言ってしまえば今のロシアはソ連時代の問題と、それからの問題を合わさっている混とん状態が去年になって世界中に向けてあらわになっている状態で、おまけに今やっているロシアゲート疑惑がほぼ断定されてしまうと、ロシアの存在自体が大きな問題になってきてしまいます。ある意味今のロシアはソビエトの悪い状態が出てきてしまっている状態なのと、プーチンの野望が尽きる様相がないので、はっきり言ってしまえば北朝鮮の問題も進歩がないという可能性がありますし、むしろ悪化するのではという可能性もあります。
注釈関係は後程まとめて
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