パワーストーン 6

"不思議大好き"な友人は、私がプレゼントしたアメジストのブレスレットを最初、試着したっきりで、その後、さらに厳重にビニールに入れて箱にしまったままでした。

ただ、私と違うのは、彼女は、毎晩寝る前にブレスレットを箱から出して、ビニールに入ったまま、胸に当てて、お祈りをしていたらしいんです。

「彼が戻って来ますように」と。

彼女の部屋に遊びに行った時に、それを知った私は、「着けないとダメじゃない？効果無いと思うよ」と言うと、彼女、慌ててサイドボードの中に大事にしまってあるアメジストを出しました。

「あれ？」

すると、あきらかに色が変なんです。

「こんな、薄紫だったっけ？」

確かに私と同じ日に全く同じモノを買ったので覚えていますが、明らかに色が薄いんです。

薄い…というより、彼女の石は色褪せて、汚れているみたいなんです。

その日、私はブレスレットをしていたので、並べて見ました。

「やっぱり…💦」

買った当初は、間違いなく、全く同じ色でした。

しかも、彼女のブレスレットの方が大切に大切にビニールに入れ箱から出さずに保管して来たのに…色褪せて、汚れているんです。

パワーストーン 5

「傷付いたハートを癒す」

「あなたの恋の味方」

「新しい出逢いを応援する」

たまたま見つけたパワーストーンのポップが気になって、傷付いている友達にプレゼントしようと購入した私。自分の分も一緒に！

友達は、喜んでくれて、すぐに着けてくれたのを覚えています。

彼女は、私以上にそんな不思議な事を信じる人で、不思議体験をたくさんしている人なんです。

なので、アメジストをとても気に入ってくれて、それはそれは大切に保管してくれました。

彼女、ブレスレットを「勿体ない」と言って箱に入れたまま、大切にするあまりに着けてなかったんです。

パワーストーン 4

結局、突然の別れを受け入れざるを得ない状況で、深く傷付きながら、やむを得ず『別れ』を受け入れたA子。

何も出来ないけど、何か元気付けてあげたい。

「傷付いたハートを癒す」

「あなたの恋の味方」

「新しい出逢いを応援する」

…ふと、立ち寄ったお店で今の気持ちを見透かされたような文章が書かれているポップを見つけて足を止めました。

『傷付いたハートを癒す』のは、パワーストーン。

当時パワーストーンに興味を持ち始めた頃で、気休めぐらいにしかならないかも知れないけど、お守りをプレゼントしよう！と思いました。

パワーストーンが置いてあるアジアンショップの店員さんに「失恋で傷付いた友達の心を癒してあげたい」と言って薦められたのは、アメジスト。

ブレスレットでした。

透明感のあるキレイな紫。

私も欲しくなって、同じアメジストを買いました。

パワーストーン 3

お気に入りの誕生石(護り石)で出来ている、パールのイヤリングを着けた日は、ツイて無い日が多い…。

調べてみると、誕生石は『宝石商の販売戦略』だと知ったけれど、

それなら、どれだったらいいの？

…かと言って、『ダイヤモンドが護り石です』

…と言われても、買えないけど。。。

ある時、友人から、「相談に乗って欲しい」と言われて、居酒屋に来ていました。

「とにかく別れて欲しいって…言われて…」

「理由は？」

「ぜんぜん言ってくれないの」

友人のA子は、始終泣きながら話す。

学生時代から付き合っている彼氏で、結婚も考えていただけに、何と言って慰めたらいいのか、言葉が見つかりません。

A子は、つねに前向きな人だったので、こんなにクシャクシャに泣き崩れる姿を見て、掛ける言葉も見つからない。

それにしても、理由も言わずに…とは、あんまりだ…と思いました。

だけど、彼女は結局、別れを受け入れるしかない状況でした。

パワーストーン 2

誕生石の護り石を身に付けているハズなのに、トラブルが多い…。

ある時、先輩の結婚式にパールのイヤリングを着けて行きました。

まずは、電車が遅れて予定の時間に間に合わないかも知れない…という状況になりました。

駅近い式場のハズなので、とりあえず徒歩で探す🔍

開始時間が迫っているのに、見つからない💦分かりにくい場所にあった式場でしたが、ギリギリで到着、焦っていたせいか、入口でコケる。ヒールのかかとが折れる。

その日もイヤリングを外す時に、「まただ…」とつぶやく。

護り石の誕生石なのに。。。

それ以来、パールのイヤリングは、箱の中にしまいこんだままです。

そして、数年後、Wikipediaで目にした『誕生石』の意味合いは。。。

今日の誕生石は1912年にアメリカ合衆国の宝石商組合で定められたものを基にして、1952年にアメリカ宝石小売商組合など複数の団体によって改訂されたものが基準となっている。誕生石の種類は国によって若干の違いがある。日本では1958年に全国宝石卸商協同組合が制定した誕生石が古く、実際の誕生石の由来や加護の是非に全く関係なく、宝石商たちの販売戦略に深く関わりがある。(Wikipediaより)

なんと、

『宝石商たちの販売戦略に深く関わりがある』

…ということを知りました。

それによって、石への興味が消えたのではなく、『それじゃ、宝石商の戦略を抜きにして、本当の護り石はあるのかな？』

…と、思ったワケです。