安子からの苦情を受けて不動産屋が動いた…。
「宮本さんに聞いてみたんです…」
家を訪ねてきた、不動産屋の若い女性が、隣りの宮本さんに聞こえないように…の配慮なのか、ひそひそと話す。
「私では無い」と言ってました。
…そりゃそうですよ!迷惑行為をしていて、素直に『私です』とは自白しませんよ!
…と、文句を言いそうになったが、ぐっとこらえた。
「宮本さんのお宅には、何も聞こえないんですか?」
宮本さんで無いなら、彼女も謎の音に迷惑を被っているのではないか…と、質問の方向性を変えてみた。
「あ、それも、聞きましたが、宮本さんは夜に異音を聞くことは無いそうです」
「あんなに大きな音なのに?!」
確かに気にしなければ気にしないで過ごせる音かも知れないが、"あんな音(大きい音)に気付かずに過ごすのはおかしい…"と、カマをかけてみた。
「…そ、そうなんですね💦そんな大きな音とは知らず💦もう一度聞いてみます💦」