続ストーカー55

2023-06-29 09:28:05 | 日記
その日、原田が来て、カメラを仕掛けてくれたことを、たけるにも話した。

たけるは、少し安心しながらも、もしかしたら七美が『坂元だったらどうしよう…』と思っていることを、察しているのだろう…。

「知らない人だといいね…」と、つぶやいた。

夜がやって来た。

たけると一緒に寝ることにしたのだが、気になって寝付けない。

たけるも頻繁に寝返りをうつ。

たけるも気になっているのかも知れない。

うとうと…としても、通路の微かな音でも覚醒していまう。



…コトン…。

…コトン…。

例の音だ…。