高校時代の話し 12

2019-11-11 15:50:23 | 日記
し~んと静まり返った教室…。

言いたい事を言い放って、毅然と着席した私だが、教室の皆の視線が突き刺さり息苦しかった。

「それでいいのか?」

先生が重い口を開いた。

「いいんです。」

強い口調で言い放つ私。

「お前に聞いているんじゃない。それでいいのか?みんな!」

教室の皆はし~んとして、さらに水を打ったような空気だ。

「行った方がいいと思う」

クラスメートの誰かが発言した。

「受賞とか…こんな経験、誰しも出来る事ではない。先生も行くべきだと思う」

私は堪らず立ち上がった。そして、何か発言しようとしたが、言葉にならず泣き出してしまった。

つづく。。。