僕の父親は4月1日生まれです。確か、元巨人の桑田投手も4月1日生まれです。4月1日と言えばエイプリルフールですね。でも今回はエイプリルフールの話ではありません。
今回は、今まで不思議に思っていた学年について取り上げたいと思います
日本の学校では、4月1日生まれまでの子どもを「早生まれ」として、前年4月2日以降に生まれた子どもと同じ学年に所属させています。
うちの父親は昭和25年4月1日生まれだったので、昭和24年度の生まれとして、6歳になった直後に小学校に入学しています。当然ながら、父が生まれた翌日の4月2日に生まれた子は、次年度扱いとなります。
この1年の差って、とても大きかったようです
父親は曰く、特に子どもの頃はそれが顕著だったようです。同じ学年に1年前の4月に生まれた同級生がいて、やっぱりどうしても身体つきなどで遅れてしまってる感があったそうです
まぁ、どこかで線を引かなくてはならないので、それは仕方がないとしましょう。でも、そもそもなぜ4月1日生まれという、なんとなく中途半端なところで学年が切り替わっているのでしょうか
そこには、満年齢という考え方に秘密があったようです
年齢を示す言葉には、“数え年”と“満年齢”があります。通常、1月1日になって年が明けると、まずは数えの歳が1つ増えます。数え年は生まれた年をすでに1歳としますから、その年の誕生日を迎える前までは満年齢+2歳。誕生日を過ぎてからその年の大晦日までが満年齢+1歳となります。
次に満年齢の考え方です。数え年が年明けを境に1つ歳を取るのに対し、4月1日問題と深く関わってくるのが、満年齢が歳をとるタイミングなのです
歳をとるタイミングは、年齢ノ計算ニ関スル法律という法律に、きちんと決まりがあります。この法律によれば、年齢は誕生日前日の午後12時に1つ加算されるとされています。
ここに大きなポイントがあります。
午前0時ではなく、午後12時という点に注目しましょう
両者とも同じ時間なのですが、決定的な違いが日にちです。つまり、4月1日生まれの人の満年齢が加算されるのは、4月1日午前0時ではなく、3月31日午後12時だったのです
さぁ、段々と核心に近づいてきましたよ。
誕生日とか記念日とかを考える時に、日にちは意識しても時間は意識しませんよね。大事なのは「何日なのか」であって、「何時なのか」ではありません。この満年齢についても同じことが言えます。
つまり、4月1日生まれの人が満年齢で歳を取るのは、3月31日だったのです
そして、そして、教育基本法では「満6歳を迎えた日の次の年度から小学校に入学すべし」となっています。つまり、4月1日生まれの人は3月31日に満6歳を迎え、その結果、翌日から始まる新年度の入学対象になってしまうというカラクリなんです。
なるへそ、これは衝撃的なことを知ってしまいました。法律的には、自分の誕生日の前日に、歳が1つ増えていたんですね
そしてこの満年齢のトリック(?)は、選挙などの時にも同じような扱いになります。
ちょうど昨日の新聞に、選挙権が18歳以上まで引き下げられたニュースが掲載されていました。例えば投票日が7月10日だったとしましょう。新しい制度では、選挙権は投票日に満18歳以上の人に認められます。つまり、投票日の翌日、この場合は7月11日に18歳の誕生日を迎える人まで投票できちゃうという仕組みです。
はぁぁぁ、法律の中には面白くできているものがあるんですね
勉強になりました
今回は、今まで不思議に思っていた学年について取り上げたいと思います
日本の学校では、4月1日生まれまでの子どもを「早生まれ」として、前年4月2日以降に生まれた子どもと同じ学年に所属させています。
うちの父親は昭和25年4月1日生まれだったので、昭和24年度の生まれとして、6歳になった直後に小学校に入学しています。当然ながら、父が生まれた翌日の4月2日に生まれた子は、次年度扱いとなります。
この1年の差って、とても大きかったようです
父親は曰く、特に子どもの頃はそれが顕著だったようです。同じ学年に1年前の4月に生まれた同級生がいて、やっぱりどうしても身体つきなどで遅れてしまってる感があったそうです
まぁ、どこかで線を引かなくてはならないので、それは仕方がないとしましょう。でも、そもそもなぜ4月1日生まれという、なんとなく中途半端なところで学年が切り替わっているのでしょうか
そこには、満年齢という考え方に秘密があったようです
年齢を示す言葉には、“数え年”と“満年齢”があります。通常、1月1日になって年が明けると、まずは数えの歳が1つ増えます。数え年は生まれた年をすでに1歳としますから、その年の誕生日を迎える前までは満年齢+2歳。誕生日を過ぎてからその年の大晦日までが満年齢+1歳となります。
次に満年齢の考え方です。数え年が年明けを境に1つ歳を取るのに対し、4月1日問題と深く関わってくるのが、満年齢が歳をとるタイミングなのです
歳をとるタイミングは、年齢ノ計算ニ関スル法律という法律に、きちんと決まりがあります。この法律によれば、年齢は誕生日前日の午後12時に1つ加算されるとされています。
ここに大きなポイントがあります。
午前0時ではなく、午後12時という点に注目しましょう
両者とも同じ時間なのですが、決定的な違いが日にちです。つまり、4月1日生まれの人の満年齢が加算されるのは、4月1日午前0時ではなく、3月31日午後12時だったのです
さぁ、段々と核心に近づいてきましたよ。
誕生日とか記念日とかを考える時に、日にちは意識しても時間は意識しませんよね。大事なのは「何日なのか」であって、「何時なのか」ではありません。この満年齢についても同じことが言えます。
つまり、4月1日生まれの人が満年齢で歳を取るのは、3月31日だったのです
そして、そして、教育基本法では「満6歳を迎えた日の次の年度から小学校に入学すべし」となっています。つまり、4月1日生まれの人は3月31日に満6歳を迎え、その結果、翌日から始まる新年度の入学対象になってしまうというカラクリなんです。
なるへそ、これは衝撃的なことを知ってしまいました。法律的には、自分の誕生日の前日に、歳が1つ増えていたんですね
そしてこの満年齢のトリック(?)は、選挙などの時にも同じような扱いになります。
ちょうど昨日の新聞に、選挙権が18歳以上まで引き下げられたニュースが掲載されていました。例えば投票日が7月10日だったとしましょう。新しい制度では、選挙権は投票日に満18歳以上の人に認められます。つまり、投票日の翌日、この場合は7月11日に18歳の誕生日を迎える人まで投票できちゃうという仕組みです。
はぁぁぁ、法律の中には面白くできているものがあるんですね
勉強になりました