なるへそブログ

日々の暮らしの中で気づいた新しい発見「なるへそ~」と思った出来事を書き綴ります

赤ちゃんの便秘にヨーグルトは効かない??

2015-03-28 14:55:52 | 子育て
娘が便秘になりました。

ちょうど先月末に卒乳をして、環境が大きく変わった影響かもしれません。食欲はあってご飯もモリモリ食べているのですが、ウンチがなかなか出てきません

本人はウンチをしたい気持ちはあるようです。度々、「ウン!ウン!」といきんでいるのですが、思うように出てきません。やっと出てきても、小さくコロッとしたものが2~3個出てくるだけです。

当然、すっきりしない様子で、見ていてとっても可哀想なんです

食生活に問題があるのかと思い、ヨーグルトを食べさせてみました。ところが、数日様子を見てもイマイチ良くなりません

あまりにもしんどそうなので、小児科に連れて行き、下剤を出してもらいました。できれば薬は使いたくなかったのですが、仕方ありません。薬の効果はさすがで、何日か分のウンチがまとめて出てきました。

よっぽどお腹がすっきりしたのか、本人も放心状態でした

さて、今回病院に行った時に、先生から意外なアドバイスをもらいました。

赤ちゃんの便秘にヨーグルトはあまり効果がないそうなんです。


ええぇぇぇ

ヨーグルトと言えば乳酸菌です。乳酸菌はお腹の味方です。それがなぜ赤ちゃんには効かないのでしょうか

病院の先生曰く、赤ちゃんが便秘になるのは、ほとんどの場合で腹筋が弱かったり、ウンチを排泄する力が未熟なことが原因なのだそうです

また、赤ちゃんはもとから乳酸菌などの善玉菌をお腹にたくさん持っているため、ヨーグルトなどの発酵食品を食べる必要はそんなにないのだとか。こどもの場合は、むしろ体操やマッサージの方が効果的だったようです。

なるへそ、この辺は大人と子どもの身体の違いなんですね。ちなみに、大人の便秘にはもちろん、ヨーグルトが効果的ということです

大人の常識が子どもには当てはまらないケースもあるので、これからは気をつけたいと思います

新幹線ができるとホテルが減る!?

2015-03-24 14:05:54 | 地域
先々週、ついに北陸新幹線が開通しました!これにより、東京から金沢までが、約2時間半で着けるようになりました

かつて僕が金沢を訪れた際は、東海道新幹線で米原まで出て、そこから在来線に乗り換えて向かうルートを使いました。所用時間は6時間くらいだったと思います。陸路だと、半日近くもかかってしまうエリアだったのです

これは、画期的なことです

連日のニュースでは、新幹線開通がもたらす経済効果についても言及されています。ある報道によれば、その額は120億円にものぼるそうです

ところがその一方で、今回の開通によるデメリットが報じられているケースもありました。

例えばホテル貸しビルなどの業界にとっては、新幹線開業が、必ずしも嬉しいニュースにはならないようです。

かつて長野新幹線が開通した際、これまで3時間以上掛かっていた東京からのアクセスが、一気に2時間以内に短縮されました。ちょうど長野オリンピックに合わせた一大プロジェクトでした

ところが、アクセスが便利になった一方で、例えばこれまでは必ず現地で1泊していた出張サラリーマンなどが、日帰りで東京に帰れるようになってしまったのです。往復3時間と考えたら、確かに日帰りは可能ですね。

この結果、長野駅周辺の宿泊施設を利用する客が減少に転じたというのです。さらに、これまで長野県内に営業所などを展開していた企業も、上記の理由で都内に引き上げてしまうところも出てきたようです

なるへそ、新幹線がもたらした影響は、必ずしも良いことばかりではなかったんですね。どんなことにもメリットとデメリットがあるということを、この話を聞いてあらためて実感しました

今回開業した北陸新幹線は、現地周辺にどのような作用をもたらすのでしょうか。行方を見守りたいと思います


北陸新幹線スペシャルサイトより)

日経平均株価は3万8000円まで上がったことがある!

2015-03-17 00:05:03 | 政治・経済
先週の経済ニュースでは、日経平均株価が15年ぶりに1万9000円代を記録したことが報じられていました

15年前と言えば、ちょうど2000年。世界がミレニアムに沸いていた頃ですね。日本では沖縄サミットが開かれた年でもあります

あの頃はそんなに株価が高かったのかと、僕は普段から経済ニュースには疎いので、意外な思いをしていました

ところが……

今とは比べ物にならないくらい、とんでもなく株価が高かった時代があったのです。

日経平均株価の歴代最高値を調べてみると、何と3万8957円を記録したことがあったのです

どヒェー

“15年ぶり!”などと盛り上がっている現在の株価よりも、さらに倍以上高い値を記録していたことになります。にわかに信じられません

では一体この記録が出されたのはいつなのかというと、1989年12月29日の出来事です。

まさにバブルの絶頂期でした

バブルの頃は不動産価格を中心に、資産が本来の価値とはかけ離れたところまで高騰していたようです。その結果、株価も今では考えられないくらいの価格まで上昇していたのです。

バブルの頃については、職場のベテランの方から話を聞いたりします。特に飲みの席などでお酒がまわってくると、「あの時代は凄かった~」と懐かしく振り返る方が多いような気もします

さあ、アベノミクスの経済政策は、株価をどこまで押し上げてくれるのでしょうか。そしてその結果、我々のお財布にどれだけの恵みをもたらしてくれるのか~

楽しみに見守りたいと思います

私立学校の収入の1/3は税金(補助金)だった!

2015-03-12 19:23:30 | 教育
先日、私立学校の経営について取り上げたニュースを見ました

少子化が進む中、私立学校も経営に苦労している様子でした。

私立学校といえば、公立学校との大きな違いが、学校法人などの民間が運営していることです。県や市などではなく、「学校法人○○学園」といった感じです

いくつか例を挙げましょう。今年1月に行われた高校サッカー選手権で優勝した星稜高校(石川)は、学校法人稲置学園が運営していますし、甲子園常連の横浜高校(神奈川)は「学校法人徳心学園」という組織が母体となっています

さて、そんな私立学校の収入源って何だか分かりますか?

私立といえば、当然ながら授業料が思い当たりますよね。

平成25年までは実質無料だった公立高校の授業料に対し、私立高校の授業料は、1年あたり平均38万円と言われています

私立学校はこの授業料を元に、学校の設備を整え、先生たちにお給料を払い、毎日の運営を行っている。

そう思っていました、、

ところが……

私立学校の収入源は授業料だけじゃないことが分かりました

下記の表は、平成23年度における、東京都内の私立高校233校の収入内訳を表した表です。
↓↓↓↓

東京都生活文化局HPより

収入の1位は、授業料などの学納金です。これは先にも予想していた通りでしたが、その割合が6割にも満たしておらず、想像していたよりは高くありません。

その一方で気になるのが補助金の部分です。割合が何と35.2%を占めています。

金額の内訳は出ていませんが、約2000億円の収入総額から逆算すると、約700億円にものぼる金額です。

そして当然ながら、この補助金は東京都の税金で賄われているのです

なるへそ、これは驚きです

私立学校っててっきり民間組織のようなものだと思っていました。ところが収入の中にこれだけ補助金が占めているとなると、半官半民のような気がしてきます。

先述したHPには、都内私立高校の支出についても記録がありました。下記の図を見てください。



このように、支出の大半が人件費となっています。

なるへそ。都道府県によって予算の差はあるのでしょうが、私立学校の先生方のお給料には、私たちの税金がかなりの部分含まれているということなんですね

これは知りませんでした。これでは私立高校の先生たちも「準公務員」と言っても良いのかも知れません。

今まではあまり意識はしませんでしたが、近くにある私立学校がどんな経営をしているのか、これからは少し目を光らせていかなくてはならないのかもしれません



課題だらけの難民認定制度

2015-03-02 19:26:05 | 社会の制度
ここのところ、新聞などでは難民申請を不正に行う人たちの存在が取り上げられています

産経新聞
『難民認定制度を悪用、偽装申請を指南していたネパール人を摘発』

朝日新聞
『難民申請 偽装指南 ネパール人摘発』

といった具合です。でも、そもそも難民認定制度とはどういうものなのでしょうか。

UNHCR(国連難民高等弁務官)によれば、難民とは「人種、宗教、国籍、政治的意見やまたは特定の社会集団に属するなどの理由で、自国にいると迫害を受けるかあるいは迫害を受ける恐れがあるために他国に逃れた人々」と定義されています。

日本の場合、他国から逃れてきた人々が難民申請をすると、国による審査が行われます。この審査が結構時間がかかるみたいなんです。平均すると2、3年とか言われています

日本の社会で2、3年待つというのは、経済的にとても厳しいことです。そもそも、命からがら逃れてきた難民の人たちは、充分な貯えがあるとも思えません。

さらに、日本の難民認定自体が厳しいものと言われており、一発で難民と認定されることはほとんどなく、多くの人は「異議申し立て」をして、再度審査にかけてもらうようです。

すると、当然ながら、さらに時間が掛かってしまうという構造です

そこで、2010年に難民認定制度が改正され、難民申請をしてから待機する期間が6ヶ月を経過した場合は、それ以降の期間で就労をしても良い>となったのです。

日本で働くことを許可することで、少しでも経済的負担を軽くしてもらおうということです。

ところが、この制度を悪用する人たちが出てきたのです

それが、外国人技能実習制度を利用した一部の実習生です。

外国人技能実習制度とは、日本の技術などを学びたい外国人を対象にした研修制度です。日本の企業で最長3年間の研修を受けることができ、お給料も出ます。日本で学んだことを母国で活かしてもらおうと、1993年から導入されています。

今回、この研修制度を利用している実習生が、勤務すべき実習先を抜け出し、難民申請をすることで(審査の待機期間を利用して)より条件の良い仕事に就いていたことが発覚したのです。

地方の工場などで行う技能実習。ここで得る給料より、難民申請にかこつけて都内で就労をした方が、より高い収入が得られるともくろんだようです。

つまり、自分は難民という立場ではないと100%分かっていながら、難民申請を偽装していたというわけです。

ところで今回のニュースを調べていく中で、初めて知ったことがありました。

今回話題になっている“難民申請”は、基本的には何度でもできるのだそうです。

なるへそ、ここに問題がありそうですね

難民申請が不認定となっても、再申請をすれば良い。何度も「審査中」となり、その立場を利用して働き続けることができるというわけです。

こういうニュースが流れると、「難民なんてけしからん!」いう動きになりかねません。一部のズルをする人たちのために、本当に支援を必要としている方たちの権利が制限されてしまうのは本末転倒です。

そもそもこの問題の背景には…


・難民認定にかかる審査期間が長すぎる。
・難民認定される可能性がなくても申請できてしまう。
・そもそも日本では難民認定の基準が厳しすぎる。
・外国人技能実習制度が研修として機能せず、単なる低賃金労働となっている。


ちょっと考えただけでも、上記のような問題が背景にあるのだと思います。

先にも述べましたが、本当に支援を必要としている人たちに不利益を起こすのは、絶対に避けなければなりません。よりよい制度の整備が進んでくれることを願います