koshiのお部屋2

万年三歳児koshiの駄文のコーナーです。

天翔ける駿馬

2012年01月23日 21時19分24秒 | 日々のこと,その他・画像等・・・

久々の平日休みだったので,昨年来の一作を。
年末年始の休み期間はバタバタで,作品どころではなかったので,ようやく年を跨いで作製することができました。


アメリカ空軍戦闘機ノースアメリカンロックウェルP51Dマスタング。
レシプロの大戦機を作る場合,連合国側の機を作ることはあまり無いのですが(一昨年は1/100のP47Dを組んだことがありましたが),このP51に限ってはその機体のラインの美しさもあって,気に入っていました。
ただ,10代の頃ハセガワ1/70(数年前に限定で再販なったようです)とかレベル1/72なる愚にも付かぬ模型を作ったことがありましたが,ハセガワ1/72と1/32を30年以上死蔵したままになっており,意外に縁の薄い機体だったような気がします。


エンジンは軽量コンパクトな英国製ロールスロイスマリーンV1650-7。
それを米国のパッカード社がライセンス生産した結果,スーパーチャージングに優れ,液冷エンジンとしては驚異的な1690馬力を叩き出し,最高速度は実用化されたレシプロ大戦機の中でもトップクラスの704kmを記録。
WWIIでは最高の戦闘機という栄誉を贈られました。
マスタング(ムスタング)とは野生馬のことですが,駄馬ではなくまさに駿馬であったということでしょう・・・。
欧州戦線では1944年6月のDdayにはぎりぎりで間に合い,3,000km近い航続距離は長距離爆撃機(B17GとかB24)の護衛(エスコート・ボマー)には最適でしたし,我が国へもサイパンや硫黄島陥落後,そこを拠点にして幾度となく来襲しました・・・。


今回組んだのは,Academyの1/72。
勿論簡易キットではないので,完全塗装です。
韓国製ですが細密なモールディングがなかなか良く,香港製のDragon共々気合いを入れて模型作っているな・・・という感じです。
但し,部品割りとかデカールの品質とか今二つの上に,塗装用の三面図も無く,塗装説明もいい加減,さらには筋彫りの深さがまちまちで,墨入れしてもうまく墨が入らないという欠点もあり,やはり田宮やハセガワといった我が国のトップメーカーにはまだ及ばない・・・という印象です。
特に,飛行姿勢と着陸姿勢を選べるのは良いとしても,脚扉をデザインナイフで二分割する必要がある上に尾輪の脚扉は肉厚かつ外れやすく(いずれ無くす可能性大)問題がありますし,D型最大の特徴である垂直安定板前のドーサルフィンも別部品なので(前期型とのコンバーチブルのつもりか??),填め合いにも問題があります。
只,本作は20年以上前の製品である上に,当時400円という国産品よりも遙かに廉価で売られていたことを考えると,そうそう悪いものではないでしょう。


層流翼と呼ばれるP51独特の台形の翼は良く感じが出ていると思います。
胴体後部の流れるような美しさも◎です。
韓国製らしく,WWII当時の米陸軍機ではなく朝鮮動乱に戦爆として活躍した空軍(陸軍飛行隊が独立)機であるのはご愛敬です。
髪の毛を使った張り線は今回も諦めました・・・。
塗装説明通りだとデカールの位置と形が合わなかったり,塗装説明が箱絵と違っていたり,プロペラ用のデカールが付いていなかったり・・・と不満はありますし,いただき物である上に何せ組んだのが私ですから,所詮この程度の出来にしかなりませんでした・・・。


・・・ということで,今回はD型から紹介となりました。
実はファーストバックタイプのC型も組んでありますので,また紹介できれば・・・と思います。
で,今日はデカール貼りに2時間近くかかりましたが,BGMは当然Wild Blue Yonder(アメリカ空軍行進曲)です・・・・・。
加工したら,てかってしまった。そちらの技術も未熟だ。
継ぎ目のゲート処理もまだまだだ。「甘いな」(池田秀一さんの声で)
やはり,てかってしまった。計器板を自作したのが見えず・・・(泣)
ボックスアートも何かキッチュだ・・・。朝鮮動乱仕様なのにWWII FIGHTERとは・・・。
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