風通庵-直言

ヨモヤマ話

いまさら日米韓なんて

2014-05-11 14:19:49 | Weblog
 韓国の女大統領の云う「歴史認識」は、単なる日本の攻撃材料か、それとも自分の国の反省材料か。どちらでもいいが、こちらから眺めると、後者が本音のよう。いや、ひょっとすると両方かも。と言うのは、あの、賞味期限切れのたこ焼きさながらの初代の大統領・李承晩時代、日本留学中の韓国の学生が、わが国で本国のナニかの反対を叫んで、デモをやっていた。オノレの国のことはオノレの国でやれ! と、われわれは腹で思っていたもんだ。あの連中は以後どうなったのか。もはや存命者はいないと思うが。なんせ、新しく大統領が就任すると、前任の大統領を犯罪者に仕立てる習慣がある。これは韓国の歴史的事実である。わが国やアメリカでも人気のあった金大中でさえも、だ。
 前任者の実績を否定して、業績として認めないから積み重ねをがない。要するに否定すること自体が、唯一の「歴史」である。
 悲しきかな!
 しかも、その否定する事実の事欠かないのも事実である。既に次期大統領候補者は、現在の女大統領を犯罪者に仕立てる準備が整っているのではないか。
 観光船の沈没事故で----。
 現・女大統領は、反日教の教祖として、国内制度の違い、政治制度の違いナンゾ何のそので、同じ反日で国内を統一する中国と提携して、アメリカを中心に慰安婦像を設置して、それ相当の実績を作った筈だが。
 さらに歴史を重ねての列車事故。
 ますます「歴史認識」から離れられない。そのはけ口が「反日」かも知れない。


 今度開かれるアジア安全保障会議に合わせて日米韓の防衛相会談を、開催の方向で準備中とかメデイアが報じている。主たるテーマは、北朝鮮の核・ミサイル開発の状況や日韓両国の軍事分野の情報の共有のようだが、現状で、果たしてどうなる?
 いま現に検討中の集団的自衛権問題でも、最も深刻な状況下にあるのは韓国であるにもかかわらず、日本の軍国主義化とかで、反対しているのではないか。
 しかも、半世紀以上も前の、わが国の植民地時代のことを持ち出して、中国と敢えて「反日」で提携し、「中韓友好」の関係を望んでいる。中國にしてみれば、こんな結構なことはない。先方からアプローチしてくるんだから。
 
 東西の冷戦構造がなくなった現在、地政上からも、ユーラシア大陸の東端の突出した半島の、さらにその半分の国土の韓国なら、北朝鮮と一括して新疆ウイグルや台湾、香港等と同列に、中国の友好国にでもなって中・北・韓に、そして日米と----その方が、どちらも安定感がある。
 そうしよう。そうしよう。

 
 以下ーーーー朝鮮半島は、ポーランドやクルドなどと同様、複数の列強に挟まらた地政学的に世界で最も不幸な地域の一つだ。日本はこの半島の人々と今後も付き合っていかねばならない----成熟を----! (この部分、産経新聞オピニオン欄<World Watch>宮家邦彦氏の文の一部、原文のまま)
 ナンなら、もう少し引用させてもらおうか。勿論原文のままで、宮家氏には無断だが、と言うのは、韓国の国民性について、清朝末期以降活躍した中國の歴史家でジャーナリスト、梁啓超は、「朝鮮人は空論を好み、激情して怒りッぽく、ややもすれば命知らずで、すぐ立ち上がる。朝鮮人は将来のことはほとんど考えない。庶民は腹いっぱいになれば、すぐ木陰で終日清談にふけり、明日のことはすっかり忘れてしまう。高官も今日の権勢さえあれば明日は亡国となってもほとんど気にしない」と、まさに言い得て妙。
  
 いやー、
 オリンピックのメダルは、演者の技能で決まると思いきや、韓国は、フィギュア―のヨナ選手がソチでの銀メダルに、彼女には金がふさわしいと署名運動をしでかす、そんな国。オリンピックのメダルを住民の署名で決めようとする、そんな変わった国。ただ「自尊心」があるのみ。

 おわり。

 

夏も近づく八十八夜です。

2014-05-02 09:42:53 | Weblog
 今日は「夏も近づく八十八夜」です。
 近頃は季節感が希薄になって、四季を肌で感じる、そんな実感がわかないな。
 
 「春の宵 眺め 価千金」とか----。 

 いや、どうやら「アベノミクス」の時節かも。 
 それに関連して、去る日の関西系のTVで、例のあの人が解説していた。4月には、消費増税に関連してその言う----ミクスが破たんする。自民党が分裂する。殺気立った例のあの派閥、日中友好議員連盟ご一行様が訪中。そのメンバーは新聞紙上で、いづれも親中派議員でアンチ安倍総理の自民派閥と与野党議員、とは言えそのメンバー先方からのご指名とか言ってニンマリ。しかも、すでに安倍後任まで決めているとか、女議員で。ひょっとすると中國公認かも知らん。イヤハヤ。
 
 日本政府関係者は、この訪中の際、中国の姿勢を見るためには、「習主席以下序列7位までの党政治局常務委員が出てくるかどうかが一つの目安」と分析していると、読売新聞。
 
 だからやっぱり政治の裏は分からない。分からない。ワカラないないない。
 間もなく訪中のようだが、その言う----ミクスが破たんはせず、目下地球規模で外遊中で、意気軒昂。さてどうなるやら。狐と狸が何をするやら、何をしてもいいが、引退の元議員までがごちゃごちゃ言うな! いや、西行法師にあやかって、引退してからのほうがやりやすいかも知らんなあ。
 これ何も情報の暴露でも何でもない。関西系のTVであの人が解説していたこと。


 ところで、その集団的自衛権だが、従来の解釈変更を目指す自民党に対し、総じて野党の各党は反対、特にその一声大きいのは共産党や社民党で、反対の理由はいろいろと理屈を並べるが、極論すれば戦争につながる、戦争する国になる、である。また、同じ与党内でも創価学会の公明党は、会員の理解が得られないとは表向きで、本心は根元で中国と親密な関係にあることから,大きな声では言えないが、その方面への気遣い、遠慮。そう言えば実も蓋もないが----。
 そんな不毛の議論は横へ置いておいて、かく言うブロガーもその方面の知識は豊かでない、従って,あまりなことは言えないが、自国に危機が及ばなければ集団での他国に協力しない、どうも表現が拙いが、この論法を他国から見ればナンとも日本は得手勝手な国と映らないか。それでなんで日本で反対があるのか。本来なら日本が他の国に対して、「よその国から攻撃があって、その攻撃先が日本なら、ともに守っておくんなはれ、たのんます。けど、その攻撃先があなたの国であったなら、日本は憲法の規定で、いっしょにあなたの国を守れまへん。そこは、堪忍しておくんなはれや。たのんます。」
 これで、ハイよろしい、そうしますって言うだろうか。ちょっと勝手すぎないか。
 
 集団的自衛権とは「一般に、自国が武力攻撃の対象である場合だけでなく、他国の安全や独立が自国の安全や独立に死活的であると認められるとき、その他国に武力攻撃が加えられた場合にも、自衛措置に訴えることが許される権利----」であると解するのがだいたい正しいようだ。

 それはそれとして、ハイ、本来なら憲法を改正するべきで、安倍総理もそのつもりでいたようだが、それができないので、当面は解釈の変更でということらしい。
 この憲法の改正問題も、改正のポイントはどうしても9条になるから、またぞろ改正すると戦争になる。戦争する国になると、従って反対と、誠に短絡的でこそある。で、なくても、憲法は国の最高法規として国は憲法を守らねければならない。現状に合わせるために憲法を改正するのは、憲法の本来のあり方を冒涜するものと、安易な改正に反対を唱えるし、特に戦前のわが国の軍国主義、侵略主義の反省から成り立っていること等の歴史的意義を唱えるが、それはあくまでも大学の構内での学者の見解、議論の域を出ない。内向きの見解である。
 現憲法は制定のさい、すでに将来の改正を意識していたと、わが輩、昔、大学の一般教養で、担当の教授から聞いた記憶がある。しかも当時は、当時の共産党や社会党が、アメリカ仕立ての憲法は早速改正だと、今とは逆に、左翼系が改正論者であったという。
 金科玉条に憲法守って国が亡ぶ。
 
 世界で最初の民主的な内容の「ワイマール憲法」、それに続いて「日本国憲法」と、世界史の中での歴史的な意義があった。それで十分ではないか。