七五三のシーズンである。11月15日近くになると、筑波山神社には着飾った子供たちの姿が見られるようになる。七五三は数え7歳、5歳、3歳の子供の成長を祝う年中行事である。以前は「ひもとき」「おびとき」などと言っていたが、今は七五三で統一されている。もともと関東地方の風習のせいか、最近では、茨城県や千葉県で行われている結婚披露宴のような豪華な七五三を取り上げるテレビ局が増えている。ご多分にもれず、このつくば周辺においても豪華になる一方である。会場もホテルや式場で行い、招待者も親戚、友人、ご近所、勤務先関係など50人を超える。女の子は、5歳で行うが、お色直しまである。宴席も子供が歌っているうちはカワイイが、酔っぱらった大人の演歌とかが始まるとウームと考えてしまう。宴席も進むにつれ、子供が菓子等を配りながらテーブルを回る。招待者は、「衿祝」と称して、幾ばくかのお金を子供に渡すのである。昔は合同紐解式として、現在の成人式のように公民館などで祝ったものである。この辺ではお返し物の中に紅白の大きなお餅が入っているので、夜は雑煮にする家が多い。また、昔ながらの千歳飴も配られる。七五三を境に、家によっては、身上(しんしょう)を子供の親に渡し、住まいも母屋と離れを入れ替えたり、集落の付き合いも子供の親に替わったりと七五三は、家族にとっても大きな節目の行事なのである。もともと男児は、女児より体が弱かったせいか、7歳で祝うのは、大きな節目であったろう。まあ盛大に祝いたい親心もわからなくはない。
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