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Esprit de TSUKUBA

つくばエクスプレスが開通して沿線はバブル期のような開発ラッシュ。首都圏入りしたつくばのすてきなつくばスタイルの紹介です。

今日は風ふさぎ

2009年08月31日 | つくばの歳時記
今夜は風ふさぎ。
台風など風水害などから農作物を守るために,集落内を太鼓をたたいて祈願して回る伝統行事。
でも今夜は台風11号がやってくるらしいので,ちょっと間に合わなかったかな。
昨夜は民主党の大風も吹いたし・・・

節分と恵方巻

2008年02月03日 | つくばの歳時記
今日は節分である。定番のイワシとヒイラギ,そして豆まき,年越しソバときて,最近恵方巻が登場とあいなった。この地域では習慣はなかったものの,近年マスコミの影響か,お店でも見られるようになった。当初は,単なる海苔巻きだったが,その大きさが嫌われ,小振りなもの,海鮮巻きなども登場している。我が家でも年越しソバを食べる習慣があるので,余り大きなものは食べられそうもないので,海鮮巻きにした。ちなみに今年は,南南東である。

野焼き

2008年01月29日 | つくばの歳時記
俳句の季語では,春だが,冬の風物詩「野焼き」があちこちで行われている。私の地区では「芝焼き」と称して,農道や幹線道路沿いの土手の枯れ草を皆で燃やす。防火,防犯上の為でもあるが,春に向けての害虫駆除が主目的である。つくばでは,2月24日,平沢官が遺跡歴史ひろばで大規模な芝焼きが行われる。ちょっと遠出をすれば,3月16日には,4県にまたがる渡良瀬遊水池でヨシ焼きが行われる。これは見ものだ。くれぐれも観覧にはやけどをしないように・・・。

平沢官が遺跡


渡良瀬遊水池

氷点下

2008年01月28日 | つくばの歳時記
ググッ!クルマのエンジンをかけると,外気温の表示が-5度である。昨日も近くの畑にたくさんの霜柱を見つけたが,今日はとてつもなく寒かった。冬本番とはいえ,-5度は初めてだ。春遠からじで,キーを打つ手もかじかんでいる。

明治神宮

2008年01月14日 | つくばの歳時記
久々の明治神宮である。代々木体育館でのコンサートの際には、いつも通過するだけで境内に足を踏み入れることはなかったが、遅ればせながらの初詣ということでお参りした。松の内とはいえ、13日ともなると参拝客は少ないかなと思いきや、さすが初詣の参拝客日本一だけあって、参道は大勢の人であふれていた。しかも若い人が多いのには驚かされる。参道の鬱蒼とした森が実は人工林だと知って百年の計がいつか実を結ぶものだと感心した。今回、初めて祈願のため本殿に上がったが、やはりその厳かな雰囲気は、張りつめた空気の中でも身にしみてすがすがしい。巫女さんのお神楽の舞もあり、思わず「不良少女と呼ばれて」を思い出してしまったのだが・・・。記念館で食べたうどんがことのほかおいしかった。

七草がゆ

2008年01月07日 | つくばの歳時記
セリナズナ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ。春の七草である。最近はスーパーで七草セットが売られているが、我が家では、白菜とモチを入れただけの一草がゆであるが、シンプルでとてもおいしい。塩でも醤油でも深みの味となっている。

正月飾り

2007年12月29日 | つくばの歳時記
正月に向けて準備が始まった。まず,餅である。以前は臼と杵でついていたが,機械になり,今では近所のお菓子屋に頼むようになった。30日には届く予定だ。続いて,家の清掃である。最近はこまめに早めにやるので,暮れにはガラス戸や網戸を洗うぐらいだ。続いて神棚の清掃である。いよいよしめ飾りの出番となる。神棚には大きなしめ飾りを,食堂,風呂場,外の杵,鍬などの道具に飾る。最後に,氏神様のしめ縄を取り替える。最後に,神棚に上げてあった古いお札を畑で燃やし,灰を家の四隅におく。神棚の下に,掛け軸を下げ,おとその準備をして終了となる。おっと,床の間の掛け軸を正月向けの物に替えて,すべて終了となる。ここまで2時間余り,なかなか面倒ではあるが,神事が苦にならなくなってきたのは,年のせいか。

氷点下

2007年12月28日 | つくばの歳時記
1月を待たずについに氷点下を記録してしまった。今年の冬は例年より寒いと思っていたが,先日朝の外気がマイナス2度を記録した。7時頃の気温なので,明け方はもっと冷えているはずである。追い打ちをかけるように,灯油代の値上がりはダブルパンチである。気温は下がるのに灯油は上がる,逆なら良いのだが。こんなに,寒くなってくると周りの畑には霜柱ができることがある。やはり,霜柱,つらら,氷と冬の風物詩は美しいものだ。さすがにつららを見ることはほとんどなくなり,寒い冬といっても温暖化の影響は少しずつ進んでいるのかもしれない。




冬至

2007年12月22日 | つくばの歳時記
今日は、北半球では冬至である。ともかく一年の間で昼が最も短く夜が最も長くなる日である。我が家でも自家製の柚子湯に入り、カボチャを食べた。といいたいところだが、パンプキンプリンにしておいた。とにかく春が待ち遠しい。

つくばおろし

2007年12月15日 | つくばの歳時記
筑波颪(つくばおろし)とは,冬の季節,筑波山を経由して吹いてくる北西の季節風である。最近吹く回数は減ってきているとはいえ,やはり群馬のからっ風と並んで,その冷たさは身を切られる思いがする。夜のTXを降り立ち,澄んだ星空の地上へ出れば,肌をさすつくばおろしは,やはり東京に比べて格段に寒さを感じるものである。
 降り注ぐ星くずの中 突き進む エクスプレスとつくばおろしかな・・・字余り

伝統行事 新嘗祭

2007年11月23日 | つくばの歳時記
11月23日は勤労感謝の日、最近国民の祝日に国旗を掲揚する家はほとんどなくなったが、昔からの行事は大切にしたい。勤労感謝の日はもともと新嘗祭(にいなめさい)といい、その年の収穫を感謝する神事である。農家にとって、夏の田植え後の「さなぶり」と秋の新嘗祭は、節目の行事として大切に守られてきた。我が集落でも、当日は、朝から当番が神社の内外をきれいに掃除し、注連飾りを新しいものと交換したり、神棚にお供えを飾って準備をする。午後から三々五々集落の皆さんが集まる中、神主さんが収穫を感謝し、お祓いを行うのである。その後、たわわに実った柿を眺め、紅葉したケヤキの葉のスリ合う音を聞きながら、ささやかな酒宴が行われのである。そして、この行事が終わると、農家は、冬支度にいそしむことになる。こうして,ミシュラン東京とは全く縁のない所で、縁のない生活が続く。


コタツ開き

2007年11月13日 | つくばの歳時記
街には一足早くクリスマスのイルミネーションがきらめきだし、そろそろコタツやストーブの恋しい季節になってきた。さて、コタツはいつ出したらよいのか、これまで特に気にもしていなかったし、その年や地域によって出す日が違っているのは当たり前かと思っていた。ところが、最近、江戸時代頃から旧暦10月(亥の月)の亥の日に、炉を開いて暖房器具を出すようになったとか。今年は、11月13日に当たる。なぜ亥の日かというと、イノシシは、陰陽五行説で火難を逃れるという信仰があったからだそうだ。茶道では、炉開きという。天気予報士の森田さんによると、この時期最低気温が10度を切るようになるので、火が恋しくなるのは、理にかなっているとのこと。もっとも我が家は寒がりのせいか、とっくにコタツは出しているが…。

続く伝統 三峰講

2007年11月07日 | つくばの歳時記
つくばは基本的に農村なので、昔からの庚申講や三夜講、三峰講などコミュニケーション組織が続いている。庚申講や三夜講などが数軒の小規模な組織に対し、三峰講は集落を超えて組織される大規模なもので、交代で秩父にある三峰神社にお参りする組織である。三峰神社は、埼玉県秩父市にある由緒ある神社。江戸時代に秩父の山中にすむオオカミが農作物からイノシシから守る神様の使いとして崇めるようになったことから、オオカミの護符を発行し、修験者が地方に御利益を説いて回ったため、参詣するための三峰講が関東・東北を中心として各地に組織された。我が家の属する三峰講は、比較的広域で組織され、集落ごとに班を組んで、毎年10月ごろ当番制で三峰神社にお参りに行く。会費は1軒当たり7千円で、これは、お参りに行く者の宿泊費も含まれる。行ったのちは、神社から持ち帰ったお札を各家々に配って回る。お札は4種類あり、神棚に1枚、残り3枚(写真)は、家の玄関内側に貼っておくのである。特に、火災や盗難に御利益ありとして、何百年も続いていると考えるとアル意味すごいことかもしれないし、当時の修験者の営業マンとしての能力は、卓越したものと言えよう。