長野県諏訪二葉高等学校校長日記 2014・2015

諏訪二葉高校の校長です。校長の視点から学校の様子をお伝えしたいと思います。登校日毎日更新を目指します。ご愛読願います。

12月24日(水)午後面談及び筑波大学伊藤純郎教授出前授業 2014-200

2014-12-24 22:51:30 | 日記

 昨日午後2時から、「三澤勝衛先生記念文庫連続講座」が諏訪清陵高校附属中学校講義室で行われ、出かけてきました。石城諏訪清陵高校校長先生からお誘いを受けました。ありがとうございます。

 三澤先生については、諏訪清陵高校のウェブサイトをご覧ください。

 http://www.nagano-c.ed.jp/seiryohs/_src/sc1807/misawabunko12th.pdf

 三澤先生の教育が、諏訪清陵高校に脈々と受け継がれているところが、社会科教員であった(である)私としては、何とも嬉しいですよね。

 実は、以前に大学時代の恩師千葉徳爾先生が、諏訪清陵高校の三澤文庫をご覧になりたいというので、私も一緒に三澤文庫を拝見したことがあります。20年以上前のことだったかと思います。大学の先輩、中村先生と一緒に拝見しました。

 当時の旧制諏訪中学校生徒に出した宿題、「自分の住む集落の道祖神を中心とした見取り図」を見ましたが、いつか、自分も、それとの比較をしてみたいと、密かに思っているものです。

  

 本日、後述する出前授業終了後、石城校長先生のご配慮で、筑波大学の伊藤純郎教授と諏訪清陵高校の三澤文庫を伺った際に再会した絵図の一部です。感激しました。

 昨日、講師の五味省七氏の「諏訪の温泉基盤と地層・地質について」を拝聴しました。諏訪地方の温泉井戸は、現在、掘削深井戸が多いことを知りました。先日、「鷺乃湯」にでかけ、温泉の由来を読みましたところ、温泉の水質が変わった趣旨のことが書かれていて、なぜか疑問に思ったのですが、講演で納得しました。

 次回は1月25日(日)14時から、高見俊樹諏訪市教育次長さんの講演です。「諏訪力 縄文の丘ー清水ヶ丘と二葉ヶ丘」です。

 「清陵生と二葉生の通う2つの丘は、5千年前、黒曜石を携えた縄文人たちの通い路だった。後略」

 このような話ならば、「二葉の校長」として、「うかわなければ」という強い使命感が芽生えています。

 次々回は2月11日(水)14時から、沖野信州大学名誉教授の「御神渡について~自然科学の立場から~」です。沖野先生には、様々な面でお世話になっていますので、私も出かけようと思っています。

 さて、今日と明日の面談に関しては、午前4時間授業として、午後を面談の時間にしています。

 そんな中、今日の午後、筑波大学の伊藤純郎教授が出前授業に来てくださいました。日程調整や希望生徒の調整は野澤進路指導主事が行ってくださいました。ありがとうございます。生徒が30人以上も集まりました。

  

  百瀬教務主任作成の案内板

 伊藤先生には、個人的にも、学生時代からお世話になっています。ということは、40年近いおつきあいになります。伊藤先生は、信州出身の先輩でもあります。私が小海高校在職中には、大学院生と高校との交流事業でもお世話になりましたし、長野東高校や上田高校の教頭時代にも、伊藤先生の指導する大学院生が出前授業を行ってくださいました。

 この校長日記でも書きました「社会科教育研究会」でもお世話になっています。「長野県高等学校歴史教育研究会」でも、講演をお願いしました。

 伊藤先生の単著及び編著に、以下の本があります。一部紹介します。

http://www.nsk-japan.com/book/rekig.htm

柳田国男と信州地方史 郷土教育運動の研究増補 

フィ-ルドワ-ク茨城県の戦争遺跡 商品の詳細

 この『調べてみよう地域・郷土』(ぎょうせい)には、編者の伊藤先生に勧められ、私も分担執筆しています。

 今日は、私も生徒と一緒に出前授業を拝聴しました。

 出前授業の内容については、あえてふれませんが、拝聴した生徒諸君も満足したことと思います。講義終了後、個別懇談を申し出た生徒が、多々いたことからも、伊藤先生の講義が、本校生徒に与えた影響力の大きさを示していると思います。