ヨナの福音こばなし帳

オリジナルのショート・ストーリー。一週間で一話完結。週末には、そのストーリーから人生の知恵をまじめにウンチクります。

パパ、助けて!(4)ウンチク編

2008-06-22 | インターネットアクセス/ パパ助けて
前回の答え。ボクのいた部屋は、「歯科医院」「歯医者さん」でした。行きたくないけど、行かないでいると、もっと大変になるところ。そのナンバーワンが、歯医者さん。こういう人、けっこういると思うのですが。

さて、ボクの置かれていた3つの状況、これらに共通しているのは、ボクはとても恐ろしがっているのに、パパは助けてくれない、というところですね。

パパは、パパの大切な子ども、ボクに、一番いいもの、一番必要なことをしてあげようとしています。

ボクがその状況を恐ろしく感じるのは、自分が置かれている状況を、ちゃんと理解できていないからです。自分勝手な理解で、何が自分に起ころうとしているのかを想像するから、恐怖ホラー映画の血みどろ最悪場面みたいに思えてくるのです。

ボクに必要なのは、ボクのことを大切に思っているパパがいっしょにいることを忘れないことです。パパが、その状況を許しているのですから、心配しないでいいのです。ボクが本当に危ない状況にあったら、パパが黙って見ているはずがないでしょう。

私たちにとって、このパパとは、天の父、神様のことです。あなたが、この神様の子どもとして受け入れられ、愛されていることがわかれば、どんな状況にあっても心配したり、恐れたりする必要はなくなります。

あなたの問題は、あなたを恐れさせる、不安にさせる状況ではありません。なぜなら、ボクのように、良い状況にいても、私たちは勝手に、最悪と思い込むことがあるからです。あなたに必要なことは、あなたが神様に、まるで子どもが父の腕に抱かれているような、親しい、愛の信頼を持つことです。


空の鳥を見なさい。種蒔きもせず、刈り入れもせず、倉に納めることもしません。けれども、あなたがたの天の父がこれを養っていてくださるのです。あなたがたは、鳥よりも、もっとすぐれたものではありませんか。あなたがたのうちだれが、心配したからといって、自分のいのちを少しでも延ばすことができますか。

きょうあっても、あすは炉に投げ込まれる野の草さえ、神はこれほどに装ってくださるのだから、ましてあなたがたに、よくしてくださらないわけがありましょうか。
(マタイによる福音書 6章26、27、30節)


(次回更新は、6月27日の予定です。新しいストーリーです。アクセスしてくださいね。)