ヨナの福音こばなし帳

オリジナルのショート・ストーリー。一週間で一話完結。週末には、そのストーリーから人生の知恵をまじめにウンチクります。

パパ、助けて!(2)

2008-06-20 | インターネットアクセス/ パパ助けて
前回の答え。ボクのいた場所は、「理髪店」「散髪屋さん」でした。散髪屋さんでは、顔や首を剃ってくれますね。子どもにもしてくれますよ。個人的には大好きな時間です。女性には、難しかったですね。

今日のクイズです。ボクの置かれている状況を当ててください。

ボクは、パパといっしょに、何人かの男たちが刃物を振り回している部屋に案内された。そこには、血の滴る、まだ処理したばかりらしい新しい肉の固まりが、ここそこに置かれていた。みんな不気味にニタニタしている。ひとりの男が、ボクの目の前で、刃渡り30センチはある肉切り包丁を両手に持って、振り回し始めた。そして、肉の固まりを切って、切れ味を確かめた。大きな肉の固まりは、まるで豆腐のように、いとも簡単に切れた。男は一呼吸して、ボクに目を注いで、「次は、あなたの番です。」と静かに言いい、二タッと笑ったかと思うと、ボクの目の前に、包丁を振り上げた。

「パパ、助けて!」

でも、パパは、知らん顔。

(答えは、次回。)