デュアン王子は、囚人として牢屋へ引かれて行きました。
そして、レイラの新しい生活も始まりました。与えられた粗末な建物の中には、生きるのに必要なものはすべて備えられていました。その中では、だれに監視されることもなく、自由にすることができました。外出も、他の人と会うことも、自分の意志ですることができましたが、そういう時は必ず兵隊がいっしょでした。
レイラは、週に一度、必ず出かけました。それは、囚人の面会日でした。他にどんなことがあっても、レイラは必ず牢屋に出かけて行きました。そして、面会の制限時間いっぱい、デュアン王子と話をしました。その時間は、レイラにとって、最も貴重な時間でした。
帰りには、レイラは、自分が書いた手紙をデュアン王子に渡しました。レイラは、毎日毎日、デュアン王子に、自分のしたこと、考えたこと、思ったこと、感じたこと、何もかも手紙に書いていました。
またデュアン王子も、毎日レイラに手紙を書いていました。それをレイラは、大事に受け取って帰りました。その手紙は、レイラにとって一番の宝物でした。
(つづく)
そして、レイラの新しい生活も始まりました。与えられた粗末な建物の中には、生きるのに必要なものはすべて備えられていました。その中では、だれに監視されることもなく、自由にすることができました。外出も、他の人と会うことも、自分の意志ですることができましたが、そういう時は必ず兵隊がいっしょでした。
レイラは、週に一度、必ず出かけました。それは、囚人の面会日でした。他にどんなことがあっても、レイラは必ず牢屋に出かけて行きました。そして、面会の制限時間いっぱい、デュアン王子と話をしました。その時間は、レイラにとって、最も貴重な時間でした。
帰りには、レイラは、自分が書いた手紙をデュアン王子に渡しました。レイラは、毎日毎日、デュアン王子に、自分のしたこと、考えたこと、思ったこと、感じたこと、何もかも手紙に書いていました。
またデュアン王子も、毎日レイラに手紙を書いていました。それをレイラは、大事に受け取って帰りました。その手紙は、レイラにとって一番の宝物でした。
(つづく)