[パターン3]
旅人は、思いました。
「なるほど、呼び水か。聞いたことがあるゾ。
しかし、本当かどうか、疑わしいものだ。
もしうまくいかなかったら、
せっかく見つけたこの水を無駄にすることになる。
だからといって、これだけの水では、
旅ができても、せいぜいあと一日。
その一日のうちに、次の泉か町にたどり着けるかどうかも、わかったもんじゃない。
どうせ、一度は死んだ身だ。
ここは、いっちょ、このメッセージにかけてみるとするか」
旅人は、立ち上がりました。
ペットボトルの水を、手押しポンプの上部にある穴に注いで、
それから、ポンプを押し始めました。
すると、どうでしょう。
井戸から水を汲み上げることができました。
旅人は、持っているだけのすべての水入れに水をいっぱいにしました。
旅人は、その井戸の水のおかげで、旅を続け、
無事、次の町にたどり着きました。
でもその旅人は、ペットボトルのことは、すっかり忘れていました。
(つづく)
旅人は、思いました。
「なるほど、呼び水か。聞いたことがあるゾ。
しかし、本当かどうか、疑わしいものだ。
もしうまくいかなかったら、
せっかく見つけたこの水を無駄にすることになる。
だからといって、これだけの水では、
旅ができても、せいぜいあと一日。
その一日のうちに、次の泉か町にたどり着けるかどうかも、わかったもんじゃない。
どうせ、一度は死んだ身だ。
ここは、いっちょ、このメッセージにかけてみるとするか」
旅人は、立ち上がりました。
ペットボトルの水を、手押しポンプの上部にある穴に注いで、
それから、ポンプを押し始めました。
すると、どうでしょう。
井戸から水を汲み上げることができました。
旅人は、持っているだけのすべての水入れに水をいっぱいにしました。
旅人は、その井戸の水のおかげで、旅を続け、
無事、次の町にたどり着きました。
でもその旅人は、ペットボトルのことは、すっかり忘れていました。
(つづく)