7月4日に投開票される英国の下院(定数650)総選挙でスターマー党首率いる最大野党・労働党は各種世論調査で優勢を維持しており、ブラウン政権(2007~10年)以来となる14年ぶりの政権奪還が確実視されている。一方、与党・保守党は大敗を喫する見通しで、現職首相としては「史上初」(英紙デーリー・テレグラフ)となるスナク首相の落選の可能性も報じられている。
同紙などが実施した世論調査(7~18日)によると、労働党は516議席で大勝する見通し。一方、19年の前回総選挙で365議席を獲得した保守党は53議席まで激減し、スナク氏も中部ノースヨークシャー州の自身の選挙区で敗れる可能性がある。このほか、ハント財務相、クレバリー内相ら主要閣僚も落選の危機にあるという。
調査会社ユーガブの調査(11~18日)では、労働党425議席、保守党108議席と見込まれている。
多くの世論調査で、第3党は中道左派・自由民主党、第4党はスコットランドの独立を目指すスコットランド民族党と伝えられている。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます