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ふくらく通信

東北人が記す、東北の良さや震災の事、日々のなんだりかんだり。
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震災後の仙台:2012年6月の記録

2017-12-15 13:36:22 | 東北被災地の歩み:仙台

仙台駅から南に、広瀬川にかかる宮沢橋を渡ると、丘陵地が見える。

さらに宮沢橋から伸びる通りを行くと、やがて右手に山門も見えてくる。

そこは大年寺だ。


この丘陵の上に行くと、伊達家の墓所があり、その周りは町を望める公園となっている。

また、その一角に空に向かってそびえたつ鉄塔がある。


この鉄塔は、仙台放送の送信塔だ。夜には灯りで照らされる。

震災後、しばし点灯を休んだり、時間を遅らせて点灯時間を短くしたりしていたが、ついに照明を節電用に取り替える工事を行った。


そして、2012年6月末頃、いよいよ新しくなって点灯したのだった。

これが、とても美しい。

回り燈篭のように、灯りが色を変えながら回り、目にした人々を和ませる。





震災で多くの命が失われたが、その御魂を鎮め、町の復興を願って、新たな灯りを点すことになったのだという。


「綺麗だ」と思った時、心は和み、励まされる。 

夜空に浮かぶ鉄塔の灯りは、町の人々を見守り、元気付けている。

この鉄塔は、2012年7月1日~16日に名称を公募し、その後『仙台スカイキャンドル』と名がついた。




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