☆・☆・☆富貴屋倶楽部☆

高齢者の目から見た、身の回りの出来事を、
そこはかとなく書き連ねました。

◆ 高齢者運転の交通事故の隠れた原因 「てんかん」かも!

2020年03月17日 | ▼命
高齢者による交通事故、逆走事故のニュースが相次ぎ、免許更新の際、認知症検査が取り入れられているようですが、これでは 事故は防げないと思います。
本人も家族も気付いていない「てんかん 」も 事故の原因だとの記事を見つけました。「側頭葉てんかん 」は高齢者に多い脳梗塞(隠れ脳梗塞といって本人には自覚できないものもある)でも発症し、チョッとの間ボーっとする程度なので、周りも気付かないそうです。
◆(高齢者てんかん については {てんかんinfo高齢者}で検索すると 詳しいです。)
今は いい薬もあるので、ちゃんと薬を服用すれば 発作は起きないそうです。
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◆ 軽井沢スキーバス転落事故に思う。積雪ゼロで未凍結が裏目に・・・。

2016年01月17日 | ▼命
 何故、スキーバスという大型バスの運転経験がなく、それに加えて初めてのルートを 夜通しの運転をさせたのだろう。多くの命を乗せているというのに!
報道で驚きの格安ツアーの問題点を知りました。知っていたら利用しなかったことでしょう。
 私独断で原因の一つとして考えたことは、当時運転していた人は交代要員で本来の運転の人が実地訓練で指導をしていたように報道から読み取りました。
なぜ初めてなのに任せたのか?それは暖冬で積雪ゼロ、しかも道路は氷結していない。その安心感が災いしたのだと思います。
本来なら交替して運転すべきなのに、下りカーブが多い真っ暗な山道で、初心者に実地訓練をしてしまったことが、多くの若い命を奪い取り、又大怪我を負わせてしまったと思います。
 人の命を預かるのですから、行政はもっと厳しく運転者の技術を公的に確認して許可する制度を取り入れて、多発しているバス事故の絶滅を図って欲しいと思います。、
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◆ 自衛隊救援隊の迷彩服を もっと目立つように変更してほしい。

2014年09月29日 | ▼命

 御嶽山の突然の噴火には驚き、被害の大きさに心が痛みます。
爆発の時期も最悪で、もみじのシーズンの土曜日の昼下がりで、多くの方が火口近くにいらした。
火山に詳しい方が「1979年(昭和54年)10月28日に水蒸気爆発を起こしているが、早朝5時が幸いして火口周辺に人がいなくて、人への被害は無かった。」とコメントしていました。
 消防・警察・自衛隊から直ぐに危険な中救援隊が派遣され、多くの方が救出され、火口近くで倒れている方々の救出に努力していただく様子を、爆発が起きないように祈りつつリアルタイムでテレビのニュースで見ております。
 見ていて感じたことがあります。
自衛隊救援隊の服装が、いつも疑問には感じていたのですが、目立ちにくい色の迷彩柄・色であることです。
もし、二次災害が起きた場合、隊員の方を発見しにくいと思います。
迷彩柄でいいですが、派手な色の制服にしてほしいと思います。

▼参考 「御嶽山のウィキペディア」よると、
《・活火山の定義を見直すきっかけとなった有史以来の1979年の水蒸気爆発
 1979年(昭和54年)10月28日に水蒸気爆発を起こし約1,000 mの高さまで噴煙を噴出した。
5時頃に発生した噴火は14時に最大となりその後衰退し、噴出物の総量は約二十数万トンで
北東方向に噴煙が流れ軽井沢や前橋市まで降灰した。
この噴火がきっかけとなり、日本国内の死火山、休火山、活火山という定義そのものを見直すこと
となった。現在では活火山以外の言葉は使われない。》
 私の記憶にも 「熊本県の死火山と言われていた 金峰山(熊本ではキンボウザンと呼びます)」が
いつ爆発するかもしれない火山なんだと 話題になったのを覚えています。
     熊本の金峰山
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◆中国の問題だけじゃない 「突然死を招く悪習慣ランキング」

2014年06月10日 | ▼命
■突然死を招く悪習慣ランキング
                  (2014年6月6日 提供/人民網日本語版・翻訳/KM・編集/TF)
1.繁華街で自転車に乗る突然死を招く
  《ハッセルト大学(ベルギー)の研究者は、
「自動車、自転車、あるいは徒歩に関わらず、通勤時に車の多い道を通ると、
心臓発作を起こすリスクが高まることを発見した。
その主な原因は大気汚染という。中でも自転車通勤者のリスクが最も高い。
吸い込む排気ガスの量は自転車通勤者が最も多く、大気汚染の被害を受ける度合いが最も高いからだ。
また、自転車通勤者は体力の消費量も多く、血液不足に陥りやすい。
これら2つの状況はいずれも心臓発作を誘発しやすい要因となっている。
このほか、専門家は「混雑、渋滞した道を通る時、人は緊張し、イライラしやすくなり、
血圧が簡単に上昇する恐れがある」と指摘した。》

2.排便時に力む
3.お酒やコーヒーの大量摂取
4.鬱々した気持ちをためる
5.暴飲暴食
6.過剰な性の生活
7.座ったまま動かない
8.喫煙(受動喫煙を含む)
9.極端に塩辛いものや甘いものの摂取

 という記事。

いずれも、世界共通の課題のようです。
特に 1番の「繁華街で自転車に乗る突然死を招く」は 私たちも気付かずにいると思うので
心に留め置く必要があると思います。

 ところで、通常 ランキングは 9じゃなく 10 のはず。
なぜ 9なのかを検索して調べてみました。
ありました!!!

 1年前 2013年06月26日 の 新華新聞の新華健康  という記事です。
ちゃんと 10 あります。直訳をつけて一部引用しました。

  「致猝死十大惡習排名新出爐 用力大便名列前茅」

  第一位:在鬧市騎車  (ダウンタウンのサイクリング中)
  第二位:用力解大便  (ハード便通)
  第三位:大量喝酒或咖啡(過度の飲酒やコーヒー)
  第四位:心情抑鬱   (うつ病の気持ち)
  第五位:暴飲暴食   (過食)
  第六位:性生活縱欲過度(性的な耽溺)
  第七位:吸食毒品   (薬物乱用)
  第八位:吸煙或被動吸煙(喫煙や受動喫煙)
  第九位:吃得太鹹、太甜(甘い、塩辛い食べる)
  第十位:久坐不動   (座りがちな)

ここでは 7位にランクされている 吸食毒品(薬物乱用)が 漏れていると思いますが、故意?

 私は、パソコンに熱中して[久坐不動]がつい長くなります。
最近は、意識して立ち上がっていますが・・・。
 自転車は、高齢者の転倒事故が多いので、60歳で乗るのをやめ、買い物も急ぎ足で10分のスーパーまで歩きです。
買い物後は 両手に同じ重さになるように入れた買い物袋をぶら下げて歩きます。
お米5キロの時は、両方に計10キロ!
わざわざ、筋トレに行かなくても、日頃で運動していますが、5キロの米に負けないよう頑張っています。
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◆ 日蓮上人のお言葉に「進退此に谷り」・・・ 「谷り」 の読み仮名が 「きわまれり」!

2013年09月07日 | ▼命

 菩提寺から毎年頂くカレンダー。
日蓮上人の聖語が月替わりで表示されます。
今月の「進退此に谷り」の「谷り」の読み仮名が「きわまれり」に、初めての読み方なので興味がわきました。
 
▼デジタル大辞泉の解説.
 進退維谷(管理人注・しんたい・いこく) 進退(しんたい)維(これ)谷(きわ)まる
《「詩経 大雅・桑柔 から》

  前に進むことも後ろへ退くこともできなくなる。どうすることもできない状態に陥る。苦境に立つ。

・詩経(管理人注・中国最古の詩集)」
・大雅(管理人注・貴族や朝廷の公事・宴席などで奏した音楽の歌詞である「雅(が)」で小雅と大雅に分類されている。)
・桑柔(管理人注・詩の題で女性の名)

▼ブログ・「宮澤賢治の詩の世界」の記事「2012年11月11日 進退谷まったのです」に、詳しく調べてありました。
以下に 抜粋紹介させていただきます。

 (書簡182:画像は山梨県立文学館『宮沢賢治 若き日の手紙』より)

 宮澤賢治が切羽詰まって「進退谷まったのです」という言葉を葉書に書いた背景には、何か具体的にその出典があったのではないかと、ふと思ったからです。
 すなわち、この時の賢治は、日蓮や田中智学(管理人注・八紘一宇を造語した宗教家)の教えに忠実たらんとすれば父親に逆らうことになるし、父親の言うとおりにすれば教えに反することになるという状況にあったわけで、『平家物語』における平重盛とちょうど同じく、「忠ならんと欲すれば孝ならず、孝ならんと欲すれば忠ならず」だったのです。
 日蓮が、『平家物語』の言葉を借りて『報恩抄』に表現していたこの宗教的ジレンマこそ、家出前の賢治が抱えていた悩みと、同型だったのです。
皆と対立してでもあくまで信仰を貫くか、家族や周囲の期待に応えるために信念を曲げて妥協するか、
それは当時の賢治にとっても、容易に解決しがたい難問でした。
 その葛藤に苦しんでいたちょうどその時に、この『報恩抄』も含む日蓮遺文集(「御書」)が、
店番をしていた賢治の背中に、偶然にもばったりと落ちてきたというのです。
 賢治の心には、同じく「進退此(ここ)に谷(きわまれ)り」という状況において、信念に忠実に果敢な行動に出た先師日蓮のことが、思い浮かんだことでしょう。

 保阪嘉内あての葉書に書かれた一言、「進退谷まったのです」の内には、これらの咄嗟の思いと積年の苦悩が込められているのだろうと思うのです。

             
賢治旧蔵の『日蓮聖人御遺文集』(『写真集 宮澤賢治の世界』より)     ≫
 日蓮上人にしろ宮澤賢治にしろ、深い教養から出た言葉は、受け手にも教養がないとその言葉の深い意味は読み取れないんだと
思いました。
 浅薄な私には、一生使うことのない 谷り です。
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◆ テレビ放映・孤独死ドキュメント)人生最後の迎え方を考えさせられました・・・。

2012年03月10日 | ▼命
作成時の引用動画が削除されてましたので、新たな動画です。
     ~{ 孤独死・無縁死 1~5 }~です。

   孤独死・孤立死が連日報道されています。
それに、無縁死というのが加わりました。
●孤独死(こどくし)とは主に一人暮らしの人が誰にも看取られる事無く、当人の住居内等で生活中の突発的な疾病等によって死亡する事である。特に発症直後に助けを呼べずに死亡するケース。
●孤立死(こりつし)とは社会的孤立のために、住居内で死後他者に気付かれず遺体がそのままとなったケース(特に事件性は無いもの)。
●無縁死(むえんし)とは亡くなっても親類縁者が分からないか、身内の誰にも知られなかったり、遺骨の引き取り手がないケース。
●行旅死亡人(こうりょしぼうにん)とは屋内外にかかわらず、飢え、寒さ、病気、もしくは自殺や他殺と推定される原因で、本人の氏名または本籍地・住所などが判明せず、かつ遺体の引き取り手が存在しないケース。

 ●東京大学社会科学研究所教授 玄田有史氏の研究によれば、15~34歳のニート人口は2002年時点で85万人だった。それから8年。今、「第一世代」と呼ばれる人々は、すでに40代に突入しているはずだ。
 親が元気で働いているうちはまだいい。しかし、定年に達すればその年金に頼らざるを得ず、親子ともども貧困に陥るケースも出てくるだろう。さらに、親が寝たきりや認知症になれば、子どもは頼るべき相手もないうえ、介護問題まで背負い込むことになる。まさに孤立“無援”の状態だ。
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◆ 血液一滴で 病気診断!ノーベル賞受賞の田中耕一さんと、慶応義塾大学教授の曾我朋義さん

2011年11月10日 | ▼命
              ↑ 田中耕一さんの説明図です。↑
 ●血液一滴で病気診断…あの田中耕一さんらが成功
  病気に特有のたんぱく質を、従来の100倍以上の感度で血液から見つけ出す技術の開発に、ノーベル賞受賞者の田中耕一・島津製作所フェローらが成功した。
 血液1滴での診断につながる成果。日本学士院発行の英文科学誌電子版に11日発表する。
 体内では、通常はないたんぱく質(抗原)が侵入すると、これと結合して攻撃する免疫物質(抗体)が作られる。抗体はY字形で、2本ある腕のうち1本で抗原と結合するが、田中フェローらはその構造を人工的に改変。Y字の根元部分に、弾力性のある高分子化合物「ポリエチレングリコール」を挿入した。これをバネとして腕が柔軟に動き、2本同時に抗原と結合できるようにした。
 アルツハイマー病に関わるたんぱく質の断片を抗原として、新開発の抗体を試したところ、通常の抗体より100倍以上、強力に抗原をつかまえた。田中フェローは「病気の早期診断や、抗体を用いた薬開発に結びつく技術」と話している。
(2011年11月9日14時12分 読売新聞)
凄いです。
血液一滴で病気診断ができるなんて!
予防と確実な治療ができ、医師の診断・治療が確実になる事が期待でき、、
患者の病院漂泊もなくなり、医療保険の削減にもなると思います。
 久しぶりに田中耕一さんのお顔を拝見し、思わず和むのは、ご人徳からでしょう。
 充実した研究者、指導者におなりのご様子がお写真から読み取れました。
▼ところで、今回の『血液一滴で診断』では、肝臓に関する発表がなされていましたが、
あの、3.11の震災発生の前日に、下記の成果も公表されています。
●肝臓の病気、血液1滴で即判定 肝炎・がんなど9種類
2011年3月10日4時0分

 1滴の血液からB型、C型肝炎、肝臓がんなど9種類の肝臓の病気を同時に判定できる――。こんな診断法を、慶応大などのグループが開発した。30分程度でわかるという。肝臓の病気は症状が表に出るまで時間がかかるため、血液検査で早期発見できれば、治療にもつなげられる。今後2~3年での実用化を目指すという。
 人間の血液内には、細胞の活動により生まれる「代謝物」が約3千種類ある。慶応大先端生命科学研究所の曽我朋義教授(分析化学)らは、病気ごとに、この代謝物の種類、濃度が異なることに着目。代謝物の違いなどを測定できる装置を開発した。
 その上で、東大と山形大の協力を得て、肝臓の病気を持つ患者ら237人の血液に特徴がないか調べた。この結果、肝臓の病気には、5~10種類程度の特定の代謝物があることが分かった。また病気ごとに濃度も違った。これらの特徴を比較することで、まだ発症していないB型とC型肝炎、B型とC型の慢性肝炎、薬剤による肝炎、肝硬変、肝細胞がん、脂肪肝、非アルコール性脂肪肝炎の9種類の違いをほぼ正しく見分けることに成功した。
 1回の測定に必要な血液量は0.1ミリリットル程度で、費用も2万~3万円ですむという。すでに特許を申請し、食品会社と契約、製薬企業とも交渉中だ。
 現在、肝臓の病気は、複数の検査を組み合わせて診断している。ウイルスの有無や画像診断のほか、肝臓の組織をとって調べる方法などだ。
 研究成果は近く欧州肝臓学会誌電子版に発表される。
 B型、C型肝炎の感染者は、国内に300万人以上おり、曽我さんは「この検査法なら、ウイルス感染の有無だけでなく、病名もわかる。早期診断が可能になることで、多くの命が救えるはずだ」と話している。(岡崎明子)
 下記統計からも分かるように、西日本はなぜか肝臓の病気が多いので、
肝臓に関する病には関心があります。早期に的確な診断がなされれば、苦しむ方も救われると思います。

  ↓▼肝臓ガン死亡者数:男性       ↓▼肝臓ガン死亡者数:女性
 2006年 第一位 佐賀県          2006年 第一位 佐賀県
      
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◆ 再生医療はここまで来ている!NHKスペシャル・人体“製造” ~再生医療の衝撃~

2010年03月29日 | ▼命
粉を降りかけると切断された指が再生する。
お腹の脂肪から採取した幹細胞を注射すると顔のシワが消える。
豚の体内でヒトの肝臓が作られる。
若い頃の幹細胞を冷凍保存して将来に備えるバンクが繁盛する。
・・・再生医療技術は、世界各地で驚異の治療を実現させ、同時に大きな議論も巻き起こしている。
中でも急速に進むのが、生殖医療との組み合わせ。
子供の病気を治すために、別の赤ちゃんが作られ幹細胞が採取されて移植されている。
こうして作られる子は「救世主兄弟」と呼ばれ、米国を中心に既に200人以上生まれている。~体外受精によって受精卵を複数作り、兄姉と遺伝子が適合するものだけを選び出して妊娠・出産するのだ。
今回、治療を行った家族、医師に密着取材した。
こうした治療をどこまで容認してどこから禁じるのか、各国政府の対応も取材する。
プレゼンターは「チーム・バチスタの栄光」などで知られる作家で医師の海堂尊氏。
人々の欲望・願いに後押しされて突っ走る再生医療の最先端の現場を訪ね、人体を“操作”する技術を手に入れた今、私たちはこの技術とどう向き合うべきなのか、考える。
というNHKの番組紹介記事です。
見て驚きました。戦場で爆弾処理で暴発し、指を吹っ飛ばされた元兵士が、この「粉末マトリックス」を手術で切開して塗りつけて縫合すると、後日肉が盛り上がり始めている!
その盛り上がり方は、意思でもあるように尖った状態!指の再生を期待できる盛り上がり方!
その「粉末マトリックス」とは正式には「細胞外マトリックス」というらしい。
●マトリックス工学
細胞外マトリックスを操作することで組織や細胞を制御し再生医療などに利用する応用技術であり、1980年代に初めて提唱された。
また個々の細胞外マトリックス成分やその複合体は細胞培養などに用いられ、既に医療応用も盛んである。
特にブタの膀胱から抽出した細胞外マトリックスはアメリカ合衆国において実用化が進められており、ヒトにおいても事故で切断した指先を再生することに成功している。
●スティーブ・バディラック博士の研究成果。
ブタの膀胱から抽出したコラーゲンを主体とする「細胞外マトリックス(膀胱壁を構成する細胞以外の物質)」。
彼らの治療戦略としては、この粉を固めて再生して欲しい組織の形に成形して再生して欲しい場所に埋め込むことで、これを足場として周囲の組織や血液中の細胞が動員されて元のような組織を再生させるというもの。
コラーゲンは「にかわ(膠)」のこと、通常は動物の皮膚や腱などから抽出するのだが、博士らは、尿管など泌尿器系の再生も研究しており、そのためには同じ系統の膀胱から抽出した細胞外マトリックスがより適すると考えたのかも。
この「生体内組織工学」の手法自体は、人工神経や人工気管として我が国でもすでに臨床応用されている。ただ、我が国で臨床応用されている材料は薬剤として認可された高度に精製されたコラーゲンで作られたもの。
●自分の幹細胞を冷凍保存して将来に備えるバンクは、アメリカでは骨髄から採取し、50年冷凍保存で費用130万円!とか。
●乳がんでの乳房の再生にも応用されている他、美容整形外科も期待している。
孫を寝かせる時間帯だったので、落ち着いて見れなかったので、再放送を見るつもりです。総合テレビ・2010年4月2日(勘違いしないようにしなければ、1日深夜の時間帯)午前0時15分~1時4分。
その他のNHKスペシャル再放送予定表
http://www.nhk.or.jp/special/rerun/index.html
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◆ 現代の人の性別は4つ?カエルにもオスを好むオスが出現!原因は…

2010年03月07日 | ▼命
ナショナルジオグラフィック ニュース
オスのカエルが産卵、除草剤の影響
2010年3月02日16時55分
 アメリカで最も普及している除草剤の1つに、オスのカエルを産卵できる身体へと変化させる働きがある可能性があるという最新の研究が発表された。
 アメリカの農地で雑草の防除に広く使用されているアトラジン
(ゲザプリムという商品名で知られ、シンジェンタ社が製造。
トウモロコシやサトウキビ・アスパラガスなどの栽培に使用され、混合剤は芝生や非農耕地の除草に使用。
 この除草剤は急性毒性は弱いと考えられている。
マウスの腹腔投与でリンパ腫を 、ラットの経口投与で雄で乳癌が、雌では子宮癌と白血病とリンパ腫が有意に増加した 。また雌ラットで乳癌の発生を促進するという報告もある 。また、変異原性も確認されている。
 安全性や有効性の問題のために、フランスやドイツ・イタリア・スウェーデン・ノルウェーなどで禁止されている。)
は、動物の生殖系の機能を妨げる内分泌攪乱物質、いわゆる環境ホルモンの一種である。
過去の研究では、アトラジンによってオスの両生類(陸・水の両方で生きる生物。サンショウウオやイモリ、カエル、アシナシイモリがいます。)にメスの特徴が現われる可能性があることが示されている。
例えば、アトラジンに曝されたオスのカエルはテストステロンの分泌量が低下し、精子の数が減り、さらには交尾の習性が変化してメスよりオスを相手に選ぶようになる。
また、アトラジンに曝されたが卵巣が発達しなかったカエルのうち、80%は精子を作ることができなかった。…以下省略…
ナンカ現代の人間界に似てると思い調べてみました。
◆テストステロン
●作用
筋肉増大、タンパク質同化作用の促進、体毛の増加の作用をもつ。
女性の男性ホルモン分泌量は男性の20分の1で、陰毛の発毛に関与する。
●性ホルモンとしての作用
 胎生期、妊娠6週目から24週目にかけて大量のテストステロンが分泌される時期があり、これに曝されること(アンドロゲン・シャワーと呼ばれる)によって、脳は女性的特徴(ホルモン分泌の周期性)を失う。
なお、男性外生殖器の形成に関係するのは、5αリダクターゼ(テストステロン・男性ホルモンと結び付いて、ジヒドロテストロン(DHT)に変換する働きを持つ酵素)により、代謝されたジヒドロテストステロン (DHT) によるもの。
 思春期以降の男性では睾丸からの分泌が顕著に増加し、男性的な身体の特徴が形作られる(二次性徴)。一般に30歳ごろから減少しはじめ、年1–2%の割合で減少する。
●研究報告
 筋力トレーニングや不安定な興奮(例えば闘争や浮気など)によってテストステロンの分泌が促される。
イリノイ州ノックス大学の心理学者、ティム・カッサーの研究では大学の学生らに15分間銃を扱わせたところ唾液から普段の100倍近いテストステロン値を記録したという。この事から危険物、あるいは危険な行為が更なる分泌を促すと言える。
 プリンストン大学の研究者はテストステロンは痛みを鈍らせる効果があることを発見した。
 テストステロンを投与されたスズメはされていないスズメより3倍長く痛みに耐える事が出来た。
 心理的には闘争本能や孤独願望(1人でいたい、干渉されたくない欲求)を高める作用をもたらす。
●薬指と人差し指を観れば分かる!(ダイヤモンドオンラインより)
 これまでの研究から、人差し指に対する薬指の長さの比率は、母親の子宮内で、男性ホルモンの一種のテストステロンにどの程度さらされたかに関連することが示されている。
この比率が大きいほど、つまり人差し指より薬指が長いほど、胎児期に多量のテストステロンにさらされたことを示すと考えられている。
 テストステロンは胎児の脳の発達に強力に作用し、子宮内で高いレベルのテストステロンにさらされると、男性的で、強い警戒心または注意力と素早い反応、高い自信、リスクを好む行動、積極性または攻撃性、迅速な意思決定といった特性をもつ傾向があるという。
≪注≫●テストステロン等の量が低かったり、ピーク時がズレたりする事もあり、
この場合、体は男性でも、脳が女性化したり、場合によっては、Y染色体があっても、脳と体は女性のようになるというケースも大いにあり得る。
 実際、母親のストレスが胎児のテストステロンのピークを早めるために、男の胎児の脳が女性化するという研究結果も出ている。
よく知られているのは、第二次世界大戦中かその直後に誕生した男児に、ホモセクシュアルがやや多いという調査結果。
 またY染色体がないのに、男性ホルモンが過剰に生産されてしまう場合もあり、副腎皮質でのホルモン生産異常の結果で、このように、Y染色体がなくても男性の脳をもった女性あるいは、身心ともに男性が作られるケースもある訳である。
●現代版性別は4種!!男・女・男性らしい女性・女性らしい男性(神経科学者のジャーク・パンクセップ氏の研究による)ブログ「出産・育児にまつわるエトセトラ」より
「 なんとこの『男性らしい女性』と『女性らしい男性』になるかどうかは妊娠中に決まるという。
肉体的には染色体によって男か女か分かれるが、
精神的な性別は、妊娠中の母親の3つのホルモンの働きによって決まる。
・一般的に女性ホルモンと呼ばれる「エストロゲン」
   女性ホルモンだが、子宮内では男性らしさをつくる働き。
・一般的に男性ホルモンと呼ばれる「テストステロン」
・そして男性ホルモンのテストステロンが変換した「デヒドロテストステロン」
   女性らしさをつくる働き。
テストステロン(変化)→ エストロゲン → 胎児が浴びる → 男らしく
テストステロン(変化)→ デヒドロテストステロン → 胎児が浴びる → 女らしく
・女の子の胎児が、エストロゲンを浴びると「男らしい女の子に」!
・男の子の胎児が、デヒドロテストステロンを浴びると「女らしい男の子に」! 
●では『いつ』、胎児の精神的な性別は影響を受けるのか?
 それは「感応期」と呼ばれる妊娠12週~20週の時期。
この時期に母親のホルモンバランスが崩れていたり、何か影響する薬剤を投与されていると
精神的な性別に問題が起きる可能性があると指摘されている。
 1940年代から1950年代、合成エストロゲン製剤という薬が流産予防として使用されていて、この薬を使用していた母親から生まれた女の子は、とても男まさりな性格だったと報告されている。
 また逆の例も報告されていて
感応期にエストロゲンが不足していた母親から生まれた男の子は、見た目は男性だけど、脳の回路が女性型であった。
 原因は様々あるようだが、大きな原因の一つが『母親のストレス』。
ストレスによってホルモンバランスが崩れ、この感応期に、適切なホルモンが分泌されず、
タイミングがずれてしまい、その結果、男の胎児は男性らしい性格になるホルモンを受けそこない、女性的な性格が強くなるということらしい。
 別の調査では、第二次世界大戦中に劣勢に立たされたドイツで、その時期にストレスに満ちた母親から生まれた男性は、同性愛者が多いことが分かっている。
 最近増えているいわゆる「草食系」男子,
もしかすると妊娠中のホルモンが影響してたりするのかも。」
という事です。
 人間界では、カエルで驚く前に、ホルモン分泌でイロイロ不思議は起きていたんですね。
違う原因かもしれませんが、男性が出産という記事を見た記憶があります。
 調べたら、1例は、胎児の時、同時期頃胎児のまま胎内で死んでいた胎児(兄弟にあたる)を、お腹に抱き込んで成長して出生。大人になって原因不明の腹痛でミイラ化した胎児を摘出。2・3例目は、正式に女から男へ性転換した人が、事情により妊娠を選択しての出産でした…。
それに加えての、人工の環境ホルモンが拍車をかけて、人間界を攪乱しているようです。
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◆ NHKドキュメンタリー「二本の木・夫婦で癌に侵された、最後の記録」 を観て

2010年02月01日 | ▼命
ギリシャ神話「二本の木」(千緒さんが語るあらすじ。)
「ギリシャの神様 ゼウスが貧しい身なりで老夫婦の家を訪れる。老夫婦は 気持ちよく その貧しい身なりの人を もてなす。ゼウスは お礼に 願いがあればかなえてあげようと言う。すると 老夫婦は 私達は 老いました。 もうあまり望みはありません。しかし どちらかが1人残される事には耐え難い思いがします。できる事なら 手を携えてあの世に行ければこんなうれしい事はありません。
やがて ゼウスが去ってから老夫婦がふと気がつくと 並んで座っている2人の足首から根が生えていく。足は 下から 次第に 木に変わっていき やがて腰へ そして おなかへと木に変わっていく。胸も 木肌に変わっていき最後は そうやって見つめ合っている二人の目も木の皮に覆われ、いつしか そこには二本の木が立ってた。」
1月30日再放送の「 NHKドキュメンタリー【二本の木】夫婦で癌に侵された、最後の記録」
を 観ました。
偶然つけたテレビでしたが、感動し、涙しました。
 平成19年12月に胃がんでこの世を去った元NHKディレクターと、夫より先にやはりがんに冒され、ガンの夫に優しく看護されながら平成19年5月に先に逝った妻との、闘病の記録です。
・夫の元ディレクターは小沢爽(そう)さん(享年71)。
 昭和35年、NHKに入局し、在職中は「現代の肖像」「NHKスペシャル」などのディレクターとしてドキュメンタリー畑を歩んできた。
・妻の千緒さん(享年65)。

 千緒さんの小細胞がんが発覚したのは、小沢さんの定年退職後のこと。
献身的に介護を続けたが、言葉にできない切ない思いや戸惑い、苦悩を日記につづるようになった。
 そんなある日、自身の胃がんが発覚。
今度は千緒さんを“戦友”として励ましながらの生活となったが、
間もなく平成19年5月に千緒さんは他界する。
 その後、自身がつづってきた日記と千緒さんが記した日記を、
二人が懸命に生きた証しとして一冊の本にまとめる事に思い至る。
妻の日記と自身の日記を整理していく毎日は生きる力となったそうです。
目標が生まれて、独り暮らしの空しさがまぎれ、作業中は体の不調も忘れることができ、心のリハビリになったそうです。
ご子息 北太郎さんと冬平さんが撮りだめの中から写真も添えて自費出版。
 本はごく親しい人たちに贈呈されたが、小沢さんの死後、
後輩に当たるNHKエンタープライズ制作本部の須磨章さんの手に渡り、
ドキュメンタリー化が決まった。
 ドキュメンタリー作品では、2人がつづった日記の世界が忠実に再現され、
小沢さんの日記は片岡仁左衛門さん、千緒さんの日記は竹下景子さんに朗読してもらうことで、闘病生活を回想していく構成。
再現映像の中には、家族が撮影した写真やビデオ映像もふんだんに使われている。
 朗読する二人も、朗読しながら息を詰まらせたり涙を流したりするほど。
それが実際の小沢爽さん千緒さんと重なり、聞いている私の涙を誘います。
 「人生は神様によってプログラムされておりこれが自分の人生だった、運命だった」
だから2人が出会って夫婦になったのも、がんになったのも最後まで一緒にいるのもこうなる運命だったんだと。
 死の淵でも「生まれ変わったら、また一緒になろうね」と約束したり。
自らもがんになり、苦しんでいる中でここまで献身的に優しく、愛しあえる夫婦!
 緩和ケア病棟に入院している千緒さんは、自ら「24時間睡眠」(モルヒネも効かないような苦しみの中、 自らの選択で永久の眠りにつく為の選択)を医師にお願いする。一度は断られたのですが、今回は希望がかなえられます。
 千緒さんの最後のお別れの時、爽さんが千緒さんにかけたチベット仏教からの引用の言葉が、耳に残ります。
 「明るいほうに進んでゆきなさい!
              輝く光の方に行くんだよ」(明るいほう=天国・極楽)
 私は、最後の時 この言葉を 逝く自分自身で唱え続けようと思いました…
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◆ 閉じ込め症候群なのに、植物状態として看過されたら、大変!

2009年11月28日 | ▼命
先日、韓国で植物状態から、数年後に目覚め、犯人像を証言して話題を集めたばかりですが、
ベルギーでも、植物状態と見られていた男性が23年後の今…【 2009年11月25日
23年間植物状態と思われていた男性に実はずっと意識があったことが判明
1983年11月に自動車事故にあって以来2006年まで昏睡状態にあると信じられていたベルギー人の男性が、実はその23年間ずっと意識があったことが明らかになりました。
事故当時20歳だったRom Houben氏は現在46歳、身体は麻痺(まひ)状態にあるのですが理学療法によりわずかながら運動機能を回復し、コミュニケーション用の特別なコンピューターにより忍耐の23年間を語っています。
事故のあった1983年当時ベルギー・ゾルダーの医師たちは国際的に認められているGlasgow Coma Scale(グラスゴー・コーマ・スケール:開眼・言語・運動の3分野による意識障害の評価分類スケール)を用い、再三にわたりHouben氏を診断しました。しかし、Houben氏は毎回植物状態であると不正確に分類されてしまったそうです。
「周囲の人々に意識がないと思われていると気付いた時、最初は非常に怒りを感じました。しかし我慢することを学ばざるを得ませんでした」と現在46歳のHouben氏は語っています。事故後に意識を回復した時、Houben氏は体が麻痺していることに気付き、医師が言っていることはすべて聞こえるのに、コミュニケーションをとることができなかったそうです。
「叫んでも叫んでも声が出ないのです。夢を見るしかありませんでした」と車イスに搭載された専用コンピューターのタッチスクリーンで語るHouben氏。このコンピューターを使い横になったまま本を読むこともできるそうです。
麻痺は事故後に数分間心臓が停止し、脳への酸素の供給が絶たれた結果でした。「わたしが感じていたものは、フラストレーションという言葉ではとても言い尽くせません」とHouben氏。違った人生を夢見て日々を過ごし、瞑想(めいそう)することで乗り切ったそうです。植物状態は誤診であるということに医師たちが気付いた時には、生まれ変わったような気持ちになったとのことです。
息子に完全に意識がないとはどうしても信じることができなかった母親のFina Houbenさん(73歳)は、3年前に最先端の脳の専門家にコンタクトをとり再検査を依頼しました。リエージュ大学のSteven Laureys博士がHouben氏の脳をスキャンした結果、脳はほぼ正常に活動していて、身体は動かせないものの、Houben氏は自身の身のまわりで起きていることは完全に把握しているということが明らかになりました。
息子は悲観してはいない、とFinaさんは語っています。「彼は楽観主義者。人生から、得られるだけのものを得ようとしているの」
BMC Neurology誌に掲載された論文でHouben氏のケースについて触れたLaureys博士は、「医学の進歩がHouben氏の症例に追いついた」と語り、Houben氏のように間違って植物状態と診断され、なんとか意思を伝達したいと切望している患者は世界中の病院のベッドにいるのではないか、と示唆しています。
Laureys博士らの研究では、植物状態と分類された症例のうち誤診の割合は、現在でも15年前からほとんど減っていないことが明かされています。
研究では意識状態がVegetative State (VS)またはMinimally Conscious State (MCS)と分類された症例について、観察に基づく医療チームの統一見解による診断と、意識状態を神経行動学的に評価する分類スケールJFK Coma Recovery Scale-Revised (CRS-R)による診断を比較しました。その結果、医療チームの総意でVSと診断された患者44人のうち、CRS-Rによる診断では18人(41%)がVCより軽いMCSに分類され、4人(10%)がMCSよりさらに軽症であるということが明らかになりました。】
植物状態と間違われる、「閉じ込め症候群」という状態があることを初めて知りました。
今、植物状態の方にも、この検査で寝たきり状態から開放されて楽しい人生を過ごしてもらいたいと思います。
● 閉じこめ症候群とは
眼は動かすが無動・無言。
四肢の完全麻痺。
橋底部の梗塞性病変によるものが知られている。
動眼神経、滑車神経は保たれるので眼は動くが、それ以下の運動神経系は遮断されるので顔面・咽頭・四肢は全く動かない。
感覚系は保たれ、網様体賦活系は障害されないので意識は清明。
睡眠・覚醒のリズムはあり、脳波は正常。
●植物状態とは
大脳の機能の一部又は全部を失って意識がない状態。
脳幹や小脳は機能が残っていて自発呼吸ができることが多い。
まれに回復することもある。
脳死とは根本的に違う。
●脳死・1(脳幹死)とは
脳幹が機能を失った。
脳幹死の場合は大脳はまだ機能は失っていないが、やがて大脳も機能を失い全脳死に至る。
●脳死・2(全脳死)とは
大脳・脳幹を含む全脳の機能の不可逆的な停止
回復する可能性はない(一般には心臓は動いているが、人工呼吸器を装着しても通常数日以内に心臓は停止してしまう)
自力で呼吸できない
植物状態とは全く異なり、当然深昏睡であり、脳幹反射は失われ自発呼吸はない。
脳波は平坦
●日本における「一般的な死の概念」である「心臓停止の三兆候」とは
1. 心拍動の停止
2. 自発呼吸の停止
3. 対光反射の喪失・瞳孔散大
ですが、
「脳死」は、法令に定められた5項目によって脳死判定がおこなわれ判断されます。
1. 深い昏睡  
2. 瞳孔の散大と固定  
3. 脳幹反射の消失(1~5を6時間後に再度判定)
4. 平坦な脳波
5. 自発呼吸の停止
特に、移植を前提とした「脳死判定」は脳神経外科医など移植医療と無関係な二人以上の専門医師が6時間をおいて2回行います。
2回目の脳死判定が終了した時刻が死亡時刻となります。
■大脳の機能
知覚、記憶、判断、運動の命令などの高度な心の動き
■小脳の機能
運動や姿勢の調整
■脳幹の機能
呼吸・循環機能の調整や意識の伝達など生きていくために必要な動き
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◆ 過労死は、なんと英語でもKaroshiやKaroushi だそうです.!!!

2009年11月16日 | ▼命
 ↑ この表は都内に本社を置く規模300人以上の企業に対しての統計です。
◆厚労省が「過労死ライン」に定めている週労働時間60時間は、1日にすると12時間労働(週休2日の場合)で、昼休みを1時間とすると、毎日4時間の残業をする計算になり、月に換算すると残業80時間。
「過労死するまで働け」と経営者が言わなくとも、労働者は「自分が過労死するとは思わずに、過労死するまで」働き続けてしまう。という記事を日経ビジネスオンラインで読みました。
 【 過労死する人のほとんどがその直前までストレスを感じておらず、死に至るほど「疲れている」という自覚症状がないまま、過酷な状況に慣れてしまっているケースが多いということをほとんどの人はわかっていないのだそうです。
 「自分が過労死するとは思わずに、過労死するまで働き続けてしまう」人間の謎は、ネズミを使った実験により解明されているそうです。
“ネズミの過労死実験”は、「疲労研究班」(20以上の大学や機関の研究者で構成された文部科学省主導の研究会。平成11~16年にわたって様々な研究を行っている)が行った実験で明らかになったそうです。
この実験では、ネズミを10日間、毎日水槽で30分間泳がせることで、「働き続けるメカニズム」を検討。
ちなみに、ネズミは泳げる動物なので、おぼれることなく必死で30分間泳ぎ続けることが可能。
 強制的に水槽遊泳を強いられたネズミは、どうなったのか?
 ●1日目。仕事=水槽で30分泳ぎ続けると、その後、ネズミは疲れ果てた様子で、ぐったり寝てしまい1時間ほど起きてこなかった。
 ●2日目。この日も初日同様、仕事のあとは1時間程度、寝入ってしまった。
 ●3日目、ネズミの行動に変化が起きる。
仕事後は寝てしまうのだが、40分程度で起き上がり、1週間たつと、寝るには寝るが睡眠時間はわずか5分と急激に減少したのだ。
 ●10日目に、劇的な変化が起きた。
30分泳ぎ続けるという過酷な“労働”を終えたネズミは、寝ることもなく平然と動き始めた。
10日間過重労働を経験することで、過酷な労働に耐えられる“スーパーネズミ”が誕生してしまったのである。
 だからといって、「やっぱりね! ネズミも鍛えられるんだね」などと解釈しては大間違い。
◆“スーパーネズミ”は、何も泳ぎ続けたことで筋力がついたとか、体力がついたことで誕生したのではなかった。
そうではなく、脳の中にある「疲れの見張り番」と呼ばれる、危険な状態になることを防いで安全装置の働きをする部分が機能しなくなった結果、誕生したのである。
 動物の前頭葉の下の部分には、疲れを感知すると脳幹に「疲れているので、休んでください」という信号を送る「疲れの見張り番」のようなセンサーがある。
ここから指示が出されると、指示を受けた脳幹は神経細胞を通してセロトニンを分泌する。セロトニンが分泌されると、脳は休ませるために活動を抑える。その結果、元気な状態を取り戻すのである。
 よく過酷な労働状態に置かれているにもかかわらず、「忙しいのにも慣れちゃったよ」などと言う人がいるが、これは慣れているのではなく、感じなくなっているだけで、慣れたと思っている時ほど、危険な状態なのだ。
 もし、あなたが「俺って、ひょっとしたら“スーパーネズミ”になっているかもしれない」と感じたなら、強制的に自分で休みを作って寝てほしい。どんなに「疲れていない」と思っていても、とにかく寝てください。眠れなくとも布団に入ってウツラウツラしてほしいと、心から望んでいます。】
※この スーパーネズミ体験は、学生の頃の試験前勉強で体験があります。睡眠不足が続くと、逆に頭が冴えた感じになりました。幸い学生の身、試験が終ったら、長時間寝ることができましたし、若さで回復も速かったようです。
が、過労や睡眠不足が過労死や脳・循環器の異常・精神的ダメージに繋がるとなると、軽視してはいけません。
指摘してあるように、眠れなくても横になり休息をとる必要を実感しました。
それ以前に、経営者の意識改善が重要ですが…
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◆ アルピニストの 野口健さんが、フィリピンの遺骨収集に尽力されてます!

2009年10月25日 | ▼命
◆気迫で実現したご遺骨の帰還:野口 健(アルピニスト)
Voice 2009年10月24日(土)13:00
●全ご遺骨が帰国できるまで800年以上?

 この夏、自身4回目となる遺骨収集のためにフィリピンに向かった。この連載でも何度か遺骨収集を行なった経緯などを紹介させていただいたのでここでは触れないが、この活動、じつに過酷である。事務所スタッフによれば、この活動を始めてから私の眉間にしわが増え、表情が厳しくなったとのこと。本人は無意識だが、たしかに写真に写っている自分の顔が急激に老けこんでいるのが分かる。

 遺骨収集を始めてからの1年間、不思議な出来事の連続であった。レイテ島の山中の洞窟で無数の遺骨を発見したときのこと。まずは私の時計が止まった。次に私の隣にいた人の眼鏡にひびが入った。そしてカメラマンのカメラがその場で原因不明の故障。別の洞窟前では、隊員の1人が突然仰向けに倒れ痙攣を起こし、担ぎ下ろす騒ぎ。そして帰国してから、これまた原因不明の体調不良が続いた。鉛を背負っているように体が重たく、額からは脂汗。そして靖国神社に帰国報告の参拝中に吐き気に襲われ、帰宅してから寒さに震え毛布を被るものの、意識が遠のいて救急病院に担ぎ込まれた。検査の結果、やはり原因不明。一晩点滴を受けるしかなかった。私はいままで霊感なるものを感じたことが少なかったが、この遺骨収集を始めてからは、じつにさまざまな現象に悩まされてきた。

 現地も過酷極まる。灼熱地獄のジャングルにマラリア蚊、ゲリラにコブラ、とくにフィリピンの離島は治安がきわめて悪く、われわれの仲間の1人がゲリラに拘束され自力で脱出し、何とか生還したこともあった。正直、ヒマラヤ登山より遺骨調査、収集のほうがはるかに過酷である。

 昨年までは、われわれのような民間団体による遺骨収集は認められなかった。所管官庁である厚生労働省によれば「遺骨収集は国が行なう事業であり、民間の手で持ち帰ることはできない」ということであったが、しかしその国家事業であるはずの遺骨収集の実態は、この10年間を見ても年平均600~700体にすぎない。先の大戦での海外戦没者数は約240万人で、そのうち約125万体が日本へ送還され、未送還のご遺骨は約115万体。残念ながら、すべてのご遺骨を収集できない事情もある。しかしそれらを除いても、収集可能な遺骨は59万体とされている。つまり厚生労働省のこれまでのスピードで収集活動を行なえば、収集可能な59万人のご遺骨が帰国できるまでに800年以上かかってしまうのだ。遺骨収集、遺族による慰霊巡拝に充てられた国家予算はたかだか3億円にすぎない。はたして、これが国家事業といえるのだろうか。

 ●ではアメリカではどうか。現在でも約400人の現役および退役軍人、戦史研究家、人類学者がチームをつくり、第2次世界大戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争などで行方不明となった兵士の捜索、遺骨収集を行なっている。年間予算は約55億円。2007年6月には、硫黄島で行方不明となっているたった1人のアメリカ人兵士のために捜索が行なわれたほど徹底している。

 国が責任を果たそうとしないのならば、われわれ民間団体がアクションを起こそうと、NPO法人・空援隊が誕生。設立当初のテーマは、遺骨収集が許されないのならば現地に乗り込み、どこにどれほど遺骨があるのか徹底的に調査を行ない、その情報を厚生労働省に持ち込んで政府収集団の派遣要請を行なうこと。しかし、それはそれでつらい。なぜなら、60数年目にして遺骨を発見しても、野ざらしにされたままの遺骨に何もすることができない。手を合わせて「必ず国に伝え、次回はお迎えに上がります。もう少しの辛抱です」と声を上げたこともあるが、必ずしもそれらすべてが収集されてきたわけではない。

 当時はフィリピンの遺骨鑑定人によって、その遺骨が日本人であるか否か医学的な根拠を求められたが、バラバラに砕け散った遺骨に、これが日本人でこれがアメリカ人などと、骨格の違いを判別できるものは限られていた。洞窟内に大量の遺骨が発見されることなどからして集団自決の可能性が高いし(米兵が集団自決したことはたった1度も記録されていない)、銃剣や38式銃、ヘルメットなどの遺留品からして日本兵の遺骨であると現場で状況判断すべきであるにもかかわらず、それが許可されなかった。発見しておきながらも日本に帰すことができない事態にどれだけ苦しんだか。あれだけ死ななければならないハードルが低かったのに、遺骨になって祖国に帰るハードルが高すぎる。国の冷たさに怒りを超え、胸にポカンと穴が開いたような虚脱感に襲われたこともあった。
●収集目標を半年足らずでクリア

 しかし、私たちは諦めるわけにはいかなかった。よく家族や関係者から「そこまでボロボロになりながら、なぜフィリピンに通いつづけるのか」と聞かれるが、それは知ってしまったからだ。知るということは背負うことである。人は与えられた役割のなかで生きていくもの。私はそう思う。

 その遺骨収集だが、冒頭にも書いたように、大きな進展があった。昨年末に厚生労働省が「空援隊に限っては遺骨収集を認める」と決断を下したのだ。あれだけ民間団体による遺骨収集に対し「あくまでも国家事業である」と譲ってこなかったのに、なぜか。それはわれわれなりに戦略があった。まず議員会館を回り、多くの政治家の方々に遺骨のおかれた現状を説明し、協力を仰いだ。政治家の多くが遺骨問題を知らないでいた。嬉しかったことに、共産党を除く自民、民主、社民、公明、新党大地などの約40人の国会議員の先生方が空援隊顧問議員団に名前を連ねてくださった。遺骨問題が超党派で取り組まれることになったのは、じつに大きなインパクトを厚生労働省にもたらした。

 戸井田徹厚生労働大臣政務官(当時)も「国として当然責任がある。議員立法を提出し遺骨収集を国家の義務にするべきだ。たとえ財務省が反対しても『われわれが予算をしっかり付けよ』と声を出せばいい」と会見で発言。また平成21年4月20日の参院決算委員会で舛添厚生労働大臣(当時)が「遺骨収集を行なっているNPOの方々にもお会いしましたが、たいへん頑張っていただいている。この支援もやりたいと思っている。また国の責任として1日も早く、一柱でも多く遺骨を収集してまいりたい」と明言。小池百合子元防衛大臣も「近々、私もフィリピンの現場に行きたい。案内してください」と、国会議員が動き出したのである。

 さらにテレビ、新聞、雑誌などのメディアに積極的に露出し遺骨問題を訴えた。私の下には多くの方々から「いまだに多くの遺骨が野ざらしにされているなど知らなかった」といった驚きの声が寄せられた。

 これらの結果、厚生労働省には多くの国民から「国は何をやっているのか!」といった声が寄せられたそうだ。そして国会議員の先生方も援護射撃してくださった。だから私たちに遺骨収集の道が開かれたのだ。その結果、どれだけ多くのご遺骨が今年に入って帰国できたか。私も3月と8月にご遺骨をお迎えにフィリピンに参ったが、空援隊によって日本に帰還できたご遺骨は、平成21年1~8月までのあいだに3回の収集で4305体。昨年までの年平均600~700体と比較すれば、その差は明らかである。3月に遺骨と一緒に帰国した際に「21年度の収集目標は2500体」と記者団に表明したが、2500体から5000体へと上方修正した。当初、2500体は困難であると指摘されていたが、半年足らずでクリアした。

 国家事業とされてきた政府派遣団による遺骨収集とわれわれNPO団体との違いは何か。1つには何が何でも遺骨を日本に帰すんだという気迫であろう。やる気があれば、あらゆる手段を行使し実現できるだろうし、嫌ならばやらない理由を探し出してくるだろう。これは気迫と決意の問題だ。

 厚生労働省に対して厳しい言葉を並べたかもしれない。しかし彼らだけの責任ではない。多くの国民がこの問題に対して無関心であった。マスコミも伝えてこなかった。現在の日本があるのは先人のおかげである。にもかかわらず、それを忘れ、このような状態に無関心であるのは、すべての国民の問題ともいえる。

 遺骨収集は戦争の是非を問うものではない。あの現場を訪れれば誰一人、戦争を賛美などしない。逆に戦争の残酷さ、惨めさを理屈抜きに全身で感じるものだ。私たちは率先して行動する。しかし、この責任を、われわれ空援隊のみが背負うにはあまりにも重たすぎる。声を上げるのも1つの手段。また今年3月に御遺骨収集基金を立ち上げたが、基金へのご寄付も1つの手段である。どうか日本の皆さまにも一緒になってこの責任を背負っていただきたい。

 8月21日、私は1555体のご遺骨とともに帰国を果たした。その日は、奇しくも私の36回目の誕生日であった。

●三菱東京UFJ銀行 京都支店  普通口座 6816051  口座名 トクヒ)クウエンタイ 
 お問い合わせ窓口 空援隊事務局  075-321-4661
※何気なく目にしたこの記事を、読み進むうちに、目から溢れ出るものがありました。
アルピニストで、ヒマラヤや富士山を始めとして各地で、ゴミ持ち帰りの美化運動でご活躍とは報道で知っていましたが、激戦・玉砕のフィリピンの遺骨収集に尽力の事は、今初めて知りました。
私の父も終戦直前の昭和20年(1995年)7月18日フィリピン・ルソン島・アンチポロで戦死しております。といっても、正式に戦死の公報は昭和26年にだされました。それまで、就寝するとき「遠くにいるお父さん、おやすみなさい。」と言っていたのが、「天国にいるお父さん、おやすみなさい。」に変わりました。
お父さんと言っていますが、顔の記憶などありません。私が4ヶ月位の頃召集されて戦地へ行きました。弟は、つわりのない母のお腹の中、妊娠2,3ヶ月目。母の思い出話で、父と私の事は語られますが、弟は、「生まれてから、戦地へしらせは出したけど、その頃は、船がドカンドカン沈められてたから、届いたかどうかねぇ。」
戦死の公報で、遺骨を受け取りに行った母の胸に抱かれて帰ってきたのは、白い布に包まれた箱で、カラカラと鳴る何かが入っていました。母はよほど、夫に逢いたかったのでしょう、箱を開けて見たようです。モチロン遺骨ではありません。この記憶は薄れてしまい定かではありませんが、名前が書かれた木札だったようです…
他にも何十万 もの遺族が、同じ無念さを感じたことでしょう。
靖国神社への6年生の遺児参拝にだけは、お金を積み立てて、行かせてくれました。東京まで、鈍行の汽車で夜は床に寝て行きました。
その後、遺族会で遺骨収集の知らせは来てましたが、暮らしに追われる身には、遠い話でした。
戦場の写真で、累々と横たわる戦死者を見ると、この中に父も…と思います。
骨となって、苦しさも無くなり、静かに眠っていると思います。
帰れるものなら、祖国日本、家族の近くに来たいでしょう。
高齢化していく遺族に代わって、ご遺骨の収集を宜しくお願いします。
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◆ 心臓マッサージは「世界で一つだけの花」のリズムで!乳幼児の心臓マッサージの方法は?

2009年07月09日 | ▼命
 米心臓協会(AHA)はこのほど、心肺停止時の蘇生救急としての心臓マッサージ(胸骨圧迫)を行うときのリズムとして、1分間に100回の速さを推奨。
米国では、ビージーズの1977年の大ヒット曲「ステイン・アライブ」が最適だとの研究結果を発表した。(曲は以下のアドレスで)
http://www.youtube.com/watch?v=CuebK6SzEfA&feature=related
その理由の説明の動画は下記アドレスで!http://www.youtube.com/watch?v=7nJo646pVZE&feature=related
◆ 一方、日本で、よく心臓マッサージ訓練の時にいわれる「1分間に100回のリズムの曲」は以下。(アドレスをクリックすると、動画で曲が聴けます。)
「アンパンマンのマーチ」http://www.youtube.com/watch?v=iHv0kvmxTvk
「ぼくドラえもん」http://www.youtube.com/watch?v=p-Yk296jxE0
「地上の星」http://www.youtube.com/watch?gl=JP&hl=ja&v=JWuV76SCbXs
「夜空ノムコウ」http://www.youtube.com/watch?v=HxDpEZ0w_g8&feature=related
「世界で一つだけの花」http://www.youtube.com/watch?v=2nFvAq3sp80&feature=related
◆ 尚、突然意識を失って倒れた人を蘇生させるための応急手当は、心臓マッサージだけで効果があり、従来勧められてきた人工呼吸は必要ないことが、日本救急医学会関東地方会の研究班(班長、長尾建・日本大駿河台病院救命救急センター長)の調査で分かった。
 こうした人の救命には、そばにいた人の蘇生措置が大きな役割を果たす。
蘇生措置は一般の人、医師ら医療関係者に関係なく、効果に差はなかった。
又、人工呼吸には、口と口の接触に抵抗感を持つ人も多く、人工呼吸が不要となれば、心臓マッサージのみの蘇生措置の実施率向上にもつながりそうだ。
 研究班は02~03年、関東各地の58病院と救急隊の協力を得て、そばに人がいる状態で突然心臓が止まって倒れ、救急車で病院に運ばれた18歳以上の患者4068人を調べた。
そばにいた人から人工呼吸と心臓マッサージを受けた患者が712人で、心臓マッサージだけを受けた患者は439人。
救急隊到着まで蘇生措置を受けなかった患者が2917人だった。
▼倒れてから30日後の時点で、介護なしで日常生活が送れる状態に回復した割合は、
◎両方受けた患者が4%、
◎心臓マッサージだけの患者は6%で、
人工呼吸なしでも変わらなかった。
◎一方、蘇生措置なしの患者は2%にとどまった。
▼患者の約9割を占めた救急隊到着時に完全に呼吸が停止していた人に限った分析では、回復率は
◎心臓マッサージだけの患者が6%だったのに対し、
◎両方受けた患者は3%で、
心臓マッサージだけの患者の方が回復率が高いとの結果になった。
◆ 人工呼吸は不要との結果について、長尾班長は「呼吸が止まっても12分程度は血液中の酸素濃度がそれほど下がらないことや、心臓マッサージの際の胸の動きで、空気が肺に送り込まれることなどが考えられる」と話している。
◆ 心臓マッサージは、患者の意識がないことや呼吸が止まっていること、あえぐなど普通ではないことを確かめた後、両方の手のひらの付け根を患者の胸の中央に重ねて押す。
体重をかけ深さ4~5センチまで胸をへこませた後、力をゆるめて元に戻す。
これを1分間に100回のペースで繰り返す。
救急隊が来るか、AED(自動体外式除細動器)が届くか、患者の体が動くまで続ける。
1人では消耗するため、2分程度をめどに交代で行うとよい。
ということです。
◆ 乳児・新生児への心臓マッサージ

●圧迫する部位は?  ◎左右の乳首の結ぶ線より人差し指一本分下
●圧迫の方法は?  ◎2本の指(中指・薬指)で垂直に圧迫する
●圧迫はどのくらいの強さで? ◎胸の厚さのおよそ 1/3 くぼむまで
●圧迫の速さは? ◎乳児 少なくとも1分間に100回くらいの速さ
               ◎新生児 1分間に約120回くらいの速さ
◆小児への心臓マッサージ

●圧迫する部位は?      ◎胸骨の下半分のあたり
●圧迫の方法は? ◎片手の付け根で垂直に圧迫する。
●圧迫はどのくらいの強さで? ◎子どもの胸の厚さのおよそ 1/3 窪むまで
●圧迫の速さは?  ◎1分間に約100回くらいの速さ
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◆ 糖尿病で苦しんでる方、血糖値検査から開放されそうですよ!

2009年06月21日 | ▼命
↑↑血糖値に応じて耳に埋め込んだセンサーが光っているマウス↑↑
<血糖値>増えると光る、極小センサー 東大が開発
2009年6月20日(土)13:00
 血糖値に応じて光の強度が変わる微小センサーを、東京大生産技術研究所の竹内昌治准教授(微細加工学)の研究チームが開発し、19日発表した。
 ブドウ糖を多く取ったマウスの耳に埋め込んで、紫外線を当てると耳が明るく緑色に光った。
今後、糖尿病患者の血糖値を常時計測するシステムの開発を目指す。
 血糖値を下げるホルモン「インスリン」をタイミングよく注射するには、細かく血糖値を測定するのが好ましいとされる。
 センサーは、ブドウ糖に反応する蛍光物質を埋め込んだ寒天状のビーズで、大きさは約0.1ミリ。
紫外線を当てると光る。
注射器の針の穴を通り抜けられるため、患者に負担をかけることなく埋め込めるという。
竹内准教授は「10~15年後には実用化したい」と話す。
※10年~15年後なんて言わずに、早急に実用化して欲しい。
病気は待ってくれませんから。
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