↑北朝鮮の今有る「経済特区」新義州・金剛山・開城 ↑
「 1989年にベルリンの壁が崩壊し、世界中の共産国家が消滅したが、その中で、北朝鮮だけが唯一、共産主義の体制を維持している。
金正日氏は、1974年に政治委員会委員に選出されたことをきっかけに、金日成氏の後継者として20年間にわたる徹底した後継者教育を受けている。
この後継者教育では、北朝鮮の歴史、地理、周辺国家の動向や関係などを徹底的に学んでいる。
その中では権力闘争も経験し、自国の立ち位置や周辺国との関係を知り尽くした人物。それが、「金正日」という男である。
金正日氏は独裁者として国民の多くを困窮のふちに追い込んでいるが、指導者としての能力は高いといえる。
イメージで語るべきではない事は、長男の金正男氏にも言える。
金正男氏はボンボンの放蕩息子と捉えられているが、そういった仮面の下の素顔を見逃してはならない。
結局のところ、彼は自分の仕事が重要であるために、ああいった放蕩息子のイメージを周囲に植え付けているともいえる。
例えば、金正男氏は海外にミサイルを販売することによって、金正日氏の政治資金を調達する役割を果たしている。
あるいは、金正日氏の健康状態が悪化した時、フランスを訪問し、主治医を平壌に連れて行っている。
この2点を見ても、金正男氏がいかに金正日氏を知り得る人物かが分かると思う。
日朝国交正常化は米朝国交正常化と並んで非常に大きな戦略の1つである。
その目的は、「100億ドルに達する植民地時代の賠償金」を引き出して、そのカネを経済復興の基盤にするということにある。
ところが、拉致問題のためにこの戦略が止まってしまった。
北朝鮮の狙いは、後継者問題を立てて米国の関心を引き、核問題の解決でもさらに米国の関心を引くという構造を作ることとし、そのための演出をしてきたが、
この後継者問題は北朝鮮も予期せぬ方向に向かい、あまりにも、後継者問題がクローズアップされ過ぎてしまい、 本当にやりたい核交渉との間に距離ができてしまった。
だからここ最近、北朝鮮は金正雲氏の後継者問題を遠ざけようとしている。
1つは北朝鮮労働党国際部の副部長が出てきて、北朝鮮の後継者問題を議論したことはない、と否定の発言を行ったこと。
2つ目は駐北朝鮮英国大使を通じて、後継者の選定は初期の段階である、と世界中に流した点。
3つ目は金正日氏が現場指導に行った際に、必ず張成沢(チャン・ソンテク、金正日氏の義弟、国防委員会の委員)氏が同行していること。要は、張成沢氏の方に話を持っていこうとしている意図がうかがえる。
これらの理由から、北朝鮮は金正雲氏の話題を避ける方向に持っていこうとしていると見ることができる。
北朝鮮は経済特区を作り、中国やベトナムのように資本主義を取り入れようとしているが、
その経済特区に日本の資本が入ることを期待している。
米国は北朝鮮に対して投資する考えをあまり持っていないと思われるため、この部分では日本の役割が大きくなると思われる。
また、日本の上空を飛ぶミサイルの脅威をなくし、日本に向けて配備されている軍備を解除させるという面からも、日本は北朝鮮との関係を重要視すべき。
さらに言えば、今後、浮上してくる中国の存在を考えた時、中国の影響力を止めるためにも、日本は北朝鮮を含めた朝鮮半島に影響力を持ち続けることが重要だと考える。
日本はミサイル問題や核問題の危機にさらされているわけだが、
拉致問題によって、危機を回避する機会を逃している。
拉致問題は拉致問題で北朝鮮と個別に話し合う。
そして、安全保障に関する問題はしっかりと国際舞台で話し合う。
このように、分けて考える方法を取った方がいいのではないか。 」
との、解説記事に出会いました。
※相手をわかる為にも、話し合いの場を持つ事は大切だと思いました。
世界には、国連加盟国だけで192ヵ国あり、意外にも北朝鮮と国交のある国は162ヵ国(2007年9月現在)あり、約8割を超えています。
国交が無い国は、日本・米国・フランス・バチカン市国・イスラエル・サウジアラビア・イラク・アルゼンチン等と、むしろ少数派のようです。
「 1989年にベルリンの壁が崩壊し、世界中の共産国家が消滅したが、その中で、北朝鮮だけが唯一、共産主義の体制を維持している。
金正日氏は、1974年に政治委員会委員に選出されたことをきっかけに、金日成氏の後継者として20年間にわたる徹底した後継者教育を受けている。
この後継者教育では、北朝鮮の歴史、地理、周辺国家の動向や関係などを徹底的に学んでいる。
その中では権力闘争も経験し、自国の立ち位置や周辺国との関係を知り尽くした人物。それが、「金正日」という男である。
金正日氏は独裁者として国民の多くを困窮のふちに追い込んでいるが、指導者としての能力は高いといえる。
イメージで語るべきではない事は、長男の金正男氏にも言える。
金正男氏はボンボンの放蕩息子と捉えられているが、そういった仮面の下の素顔を見逃してはならない。
結局のところ、彼は自分の仕事が重要であるために、ああいった放蕩息子のイメージを周囲に植え付けているともいえる。
例えば、金正男氏は海外にミサイルを販売することによって、金正日氏の政治資金を調達する役割を果たしている。
あるいは、金正日氏の健康状態が悪化した時、フランスを訪問し、主治医を平壌に連れて行っている。
この2点を見ても、金正男氏がいかに金正日氏を知り得る人物かが分かると思う。
日朝国交正常化は米朝国交正常化と並んで非常に大きな戦略の1つである。
その目的は、「100億ドルに達する植民地時代の賠償金」を引き出して、そのカネを経済復興の基盤にするということにある。
ところが、拉致問題のためにこの戦略が止まってしまった。
北朝鮮の狙いは、後継者問題を立てて米国の関心を引き、核問題の解決でもさらに米国の関心を引くという構造を作ることとし、そのための演出をしてきたが、
この後継者問題は北朝鮮も予期せぬ方向に向かい、あまりにも、後継者問題がクローズアップされ過ぎてしまい、 本当にやりたい核交渉との間に距離ができてしまった。
だからここ最近、北朝鮮は金正雲氏の後継者問題を遠ざけようとしている。
1つは北朝鮮労働党国際部の副部長が出てきて、北朝鮮の後継者問題を議論したことはない、と否定の発言を行ったこと。
2つ目は駐北朝鮮英国大使を通じて、後継者の選定は初期の段階である、と世界中に流した点。
3つ目は金正日氏が現場指導に行った際に、必ず張成沢(チャン・ソンテク、金正日氏の義弟、国防委員会の委員)氏が同行していること。要は、張成沢氏の方に話を持っていこうとしている意図がうかがえる。
これらの理由から、北朝鮮は金正雲氏の話題を避ける方向に持っていこうとしていると見ることができる。
北朝鮮は経済特区を作り、中国やベトナムのように資本主義を取り入れようとしているが、
その経済特区に日本の資本が入ることを期待している。
米国は北朝鮮に対して投資する考えをあまり持っていないと思われるため、この部分では日本の役割が大きくなると思われる。
また、日本の上空を飛ぶミサイルの脅威をなくし、日本に向けて配備されている軍備を解除させるという面からも、日本は北朝鮮との関係を重要視すべき。
さらに言えば、今後、浮上してくる中国の存在を考えた時、中国の影響力を止めるためにも、日本は北朝鮮を含めた朝鮮半島に影響力を持ち続けることが重要だと考える。
日本はミサイル問題や核問題の危機にさらされているわけだが、
拉致問題によって、危機を回避する機会を逃している。
拉致問題は拉致問題で北朝鮮と個別に話し合う。
そして、安全保障に関する問題はしっかりと国際舞台で話し合う。
このように、分けて考える方法を取った方がいいのではないか。 」
との、解説記事に出会いました。
※相手をわかる為にも、話し合いの場を持つ事は大切だと思いました。
世界には、国連加盟国だけで192ヵ国あり、意外にも北朝鮮と国交のある国は162ヵ国(2007年9月現在)あり、約8割を超えています。
国交が無い国は、日本・米国・フランス・バチカン市国・イスラエル・サウジアラビア・イラク・アルゼンチン等と、むしろ少数派のようです。