☆・☆・☆富貴屋倶楽部☆

◆時事ネタや、我が家の出来事、感じた事を書き込んでいます。



◆ 人口ピラミッドから、移民問題、日本が生残る指針を説いた月尾嘉男氏の論文に行き着きました。

2013年08月14日 | ▼国が違えば
                             ↑1920年(大正 9年)人口 55,963,000人↑

  ▼ 人口ピラミッドは、性別および年齢別の人口を示したグラフである。縦軸に年齢、横軸に人口を置く。人口は男女で分けて表示され、左右に棒グラフが伸びている。
◎富士山型
 子供が大量にいて、高齢者が少ない状態である。子供がたくさん産まれている国で見られる。
発展途上国では多産となる傾向が強いので、この形となることが多い。
 戦前の日本はこの形だった。

◎つりがね型
 年齢層のあいだで人口の差が小さい状態である。少産少死の国で見られ、人口の増減があまりない。
先進国でよく見られる。

◎つぼ型
 つりがね型と似ているが、幼年人口が少なく、老年人口が多い。
少子高齢化が進行している状態で、今の日本はこれにあたる。子供が少ないので、人口は減少していく傾向にある。

◎星型
 幼年人口と老年人口は少なくくびれているが、生産年齢人口が非常に多いのが特徴である。
つまり労働者が多いということであり、少子化でつぼ型だった国家で再び出生数が増えた場合、星型となる。

◎ひょうたん型
 星型と逆で、生産年齢人口が少ない。
星型を示している国家で出生数が減った場合、ひょうたん型となる。

◎逆富士山型
、2050年の日本で見られるとされる人口ピラミッドである。
少子高齢化が深刻化し、老年人口が幼年人口の何倍にも膨らむ。どの国も到達したことのない領域で、この人口構造がどのような社会環境を生み出すのかは未知数である。
参照記事・「人口ピラミッドはその形状によって大まかに分類される。」より引用
         ■ 第二次世界大戦前後の日本の人口ピラミッド■

               
昭和15年1940年富国強兵策で出産奨励           昭和20年1945年終戦前年で戦死者多数
          71,933,000人                        72,147,000人 
               
昭和25年1950年ベビーブーム                     昭和30年1955年神武景気  
          84,115,000人                        90,077,000人
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
・200年間戦争をせず、移民を積極的に受け入れてきた 「スウェーデン」。
・労働力である男性が多数戦死するも、移民に頼らずある意味自然の成り行きに任せた 「日本」。
・もともと多民族国家で移民受け入れに寛容な 「アメリカ・USA」。
  これらの国の人口ピラミッドを年代順にみてみました。
 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
1950年スウェーデン人工ピラミッド     1950年日本人口ピラミッド(終戦は1945年)・人口84,115,000人

                                  
          1950年・USA人口ピラミッド
                                                            

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
▼1973年は、『福祉元年』『少子化元年』の他にも、石油ショックがあった年であり、赤字国債発行した年であり、経済成長率が初めてマイナスになり、三種の神器の普及率がほぼ100%になり、貯蓄率の上昇が止まった年でもあるそうで、日本社会の大きな転換点のようです。

 1975年スウェーデン人口ピラミッド               1975年日本人口ピラミッド・人口111,940,000人                         

                            

                                                         1980年・USA人口ピラミッド
                                                   
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 2000年スウェーデン人工ピラミッド                2000年日本人口ピラミッド・人口126,926,000人                                

                                    

                                                        2000年・USA人口ピラミッド                                                         
                                          
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 2010年スウェーデン人口ピラミッド              2010年日本人口ピラミッド・人口 128,067,000人

                                 

                                                     2010年・USA人口ピラミッド

                                             
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
2025年スウェーデン人口ピラミッド予測     2025年日本人口ピラミッド予測・推計人口119,270,000人 

                               

                                    
                
                                 2040年USA人口ピラミッド予測     
                         
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

2050年スウェーデン人口ピラミッド予測          2050年日本人口ピラミッド予測・推計人口 97,076,000                                      
]                                                                                                                                                                                                                                        

          2050年・USA人口ピラミッド予測
        
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■ようこそ現実のスウェーデンへ (画面クリックで動画再生)
            

■スウェ-デンの現状 移民政策の結果(画面クリックで動画再生)
            
   
上の映像を観ると、スウェーデンの国民性に酷似の日本が、大量移民受け入れ政策をとれば、スウェーデン以上の惨状になることは目に見えていると思います。
イスラムの中でも原理主義を唱える人々の存在
(ウィキペディアによると~預言者ムハンマドの登場から正統カリフの時代を経て、ウマイヤ朝・アッバース朝にいたるまでの初期イスラーム政権においては、ジハード(聖戦)の名の下に非イスラーム世界を侵略し、征服することが宗教的義務として位置づけられており、最終的には全世界をくまなく征服してダール・アル=イスラームに包括し、イスラームは異教徒を支配下に屈服させなければならないとされていた。現代では現実的な力関係や宗教多元主義思想の広まりから、イスラーム世界においても表立って侵略戦争としてのジハードを唱えるものは少ない。~)
を否定できない現状が報道されていることも事実です。
 日本もこの状況が続けば人口0で消滅だとの説もありますが、日本の狭い国土に増え続けること事態が無理だと思います。
自然と適度な人口に修正されていくのであり、人口0になどなるはずは無いと思います。
 この疑問を解決している論文に出会いました!
≪ 月尾嘉男の洞窟・国家が衰退する時・山積みの難問に直面する日本 ≫です。

 これを読んで一番共感したことは、政治の私物化と生命力を喪失した若者の事です。
在日外国人の人口ピラミッド(2010年)
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◆ 中国のコピー商品事情は、もう中国当局の手に負えない…

2013年07月30日 | ▼国が違えば
                              ↑日本の状況 ↑ 
 7月29日放送の 「世界まる見え!テレビ特捜部 度が過ぎるにもホドがあるSP」は興味深い内容でした。
 21分過ぎ頃から フランス製作ドキュメンタリー・コピー商品氾濫からの貴重な取材内容です。

                     
全視聴時間は50分と長いですが、中国のコピー商品に関しては 21分45秒頃から20分程です。
  (↑ 上記画面をクリックするとリンクしているサイトが開きます。そして二つ目の動画をクリックすると再生が開始します。↑)

 その驚くべき内容は
      フランスの元警官のテッド・カポーラスは、中国でコピー商品の潜入捜査を行なっている。今回テッド・カポーラスらは、中国・深セン市で、違法にコピーされた携帯用バッテリーの潜入捜査を行った。
      セネガル共和国の首都・ダカールの港で、世界税関機構による積荷の一斉取締りが行われ、違法なコピー商品が摘発された。最近は、中国製の携帯用コピーバッテリーが増えている。加えて自動車部品も違法コピーされ 事故の危険がある。
      「安く仕入れて高く売る」は当たり前だが、命に関わる粗悪品を売るとは!自動車部品の粗悪コピーについても最後にあります。
      正規品を証明する ホログラムシートのコピーさえ売られている。
      なんとバッテリーのコピー商品は万個単位で税関を素通りで空路発送される。
      テッド・カポーラが、中国の違法コピー携帯用バッテリーの工場に潜入捜査を行ったところ、工場の責任者はバッテリーが爆発する危険性を認めた。
      北京郊外には、自動車部品の店が200店以上もあるが、ほとんどの店が安全性に問題のある違法コピー品を取り扱っていて、正規販売店も違法コピー品を黙認している。交通事故の直接原因になるだけにおそろしいことです。
 ・コピーなのに正規品と表示するこの中国の状況では、購入するにあたり、正規品かコピー商品かを判別することが不可能とさえいえます。
 中国の人命軽視の拝金主義は、三千年の歴史から生まれたのでしょうが、哀れにさえ思います。
※7月31日追記・あるサイトのコメントから。
    「ドイツ人が発明してアメリカ人が製品化しイギリス人が投資して
フランス人がデザインしてイタリア人が宣伝し日本人が小型化して
              中国人が海賊版を作り韓国人が起源を主張するんだろ?」

 
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◆ 韓国では、福島の現状を過去の自らの歴史体験と重ね合わせて理解する…

2013年05月12日 | ▼国が違えば
 今朝、目覚めていつもどうりにつけたテレビ。
チャンネルを切り替えていたら、Eテレで興味深い番組が始まっていました。
 ◆番組タイトル:こころの時代 シリーズ
            私にとっての3.11「奪われた野にも春は来るのか」
です。
 「 私・韓国人写真家・鄭周河(チョン・ジュハ)氏」は、東日本大震災被災地の福島を、
被災後2年間撮り続けてきたそうで、
原発事故後も変わらぬ美しい風景を撮りながら、
そこで何が失われたのか「目に見えないもの」を、どう表現するかという思索を重ねたそうです。
 3・11が問うたことは何か、それと自分はいかに関わるべきかを、
被災地・南相馬で震災2周年に開催された写真展のもようを交えて語っていました。
 写真展の主題は「奪われた野にも春はくるのか」だそうです。
    
     ◆奪われた野にも春はくるのか  抵抗詩人・李相和(リ・サンファ、1901―1943)(選訳・康明淑)

 今は他人の地―奪われた野にも春はくるのか

 わたしは全身に陽光を浴び
 青い空と青い野が交わるところめざして
 *カリマのようなあぜ道を夢の如く歩いて行く  (*カリマ~髪の分け目の白いすじ)

 口をつぐんだ空よ野よ
 わたしにはひとりで来たような気がしないのだ
 おまえが誘ったのか誰が呼んだのか もどかしい 答えておくれ

 風は耳元でささやき
 一歩も立ち止まるなと裾をゆすり
 ひばりは垣根越しの乙女のように雲の間で嬉しそうにさえずる

 ありがたく育った麦畑よ
 ゆうべ夜半を過ぎて降った美しい雨で
 おまえは麻束のようなその髪を洗ったのか わたしの頭まで軽くなったよ

 ひとりでも勇み行こう
 乾いた田を抱いて流れるやさしい小川は
 乳飲み子をあやす唄をうたいひとり踊り行くよ

 蝶よ燕よ そんなに急かすな
 たんぽぽや野の花にも挨拶しなけりゃ
 ひまし油塗った人が草刈した野だからしっかりと見ておきたい

 この手に鎌を持たせておくれ
 ふくよかな乳房のようなこの土を
 足首が痺れるほど踏みしめ心地よい汗をも流してみたい

 川辺に戯れる子供のように
 飽きもせずきりもなく駆けまわるわが魂よ
 何を探しているのか 何処へ行くのか 可笑しいではないか 答えておくれ

 わたしは全身に草の香をまとい
 青い微笑と青い悲しみが交わるなかを
 足を引きずり一日中歩く どうやら春の神霊にとりつかれたようだ

 しかし今は―野を奪われ 春すらも奪われるというのか

◆写真展の主題が、敢えて日本占領下の抵抗詩「奪われた野・・・」になった経緯は、
東京経済大学現代法学部教授・徐京植(ソ・ギョンシク)の日本通信 「李相和(イ・サンファ)の‘奪われた野’と福島(2012/02/09)」に詳しい。
 以下に一部を引用
 「かつて朝鮮人の土地を奪ったのは日本帝国主義であった。 それと今 自国政府と企業によって土地を奪われた福島を同じ次元で話しても良いのだろうか? 植民地支配と原発災害を同一平面上に置くことにより、そうでなくとも植民地支配の責任に対する自覚のない日本国民に誤った認識を持たせるのではないか?

私はそのような疑問を抱いてもう一度その詩を読んでみた。

 “今は他人の土地 - 奪われた野にも春は来るのか?”という最初の一行。その後に続くのは、春の気配がはっきり感じられる田園を自然の美しさに憑かれたように歩く詩人の心象風景だ。 最後の行はこのように結ばれている。“しかし今は - 野を奪われ、春さえも奪われるのだね。”

 最初と最後の行がなければ、その中間の内容は一編のよく描かれた田園詩であるだけだ。まさにそのことにより、一層切実に、さらに深く、土地を奪われ根源すら抜かれることになった人々の喪失感、虚無感、悲哀、怒りを感じることができる。

 この詩で福島を表象することにはどんな意味があるだろうか? 私はそこに積極的な意味があるという考えるようになった。 “春は来るのか”という問いは“春は必ずくる”という根拠のない未来指向的標語ではない。 季節としての春は巡ってきて花が咲いたとしても、何かが決定的に損傷されたということ、“春さえ奪われるのだね”ということがこの詩の重要なポイントだ。

 日本政府と東京電力の説明でさえ原子炉廃棄までに40年という歳月がかかるという。その時まで放射能は広がり続けるだろう。 一方、汚染除去は技術的に困難で莫大な費用がかかる。 いっそ汚染された土地を放棄して移住を推進しなければならないという専門家の指摘もある。放射能被害は目に見えず臭いもしない。だが、それは未来の何世代にもかけて健康と生活に決定的な損傷を負わせ続けるだろう。 健康被害を確認できるのは今から数年後になるだろう。それが原子力発電所被害の本質だ。そうであれば‘併呑’されて100年が過ぎた現在も植民地支配による損傷が朝鮮民族全体の暮らしに決定的な影響を及ぼし続けている事実と共通点があると言える。

 
福島と李相和の時を連結することは朝鮮の人々が福島の苦悩に対する想像力を発動するのに役立つ。 そして、それが日本国民が朝鮮の人々に加えた植民地支配の傷がどれほど深くその責任がどれほど重いかという想像力を発動する機会を提供するならば、李相和の詩をコンセプトとすることには問題がない。 日本政府は今、産業界の意向を受け入れ原発再稼働の機会を伺っている。 原子力マフィアの反撃は今後本格化するだろう。 日本国民は今土地を奪って春さえ奪おうとする自国権力と戦わなければならない時を迎えている。 李相和の詩が彼らにそういう自覚を触発するならば、そこから日本国民と朝鮮人の連帯に新しい局面が展開するかも知れない。 これが今の私の思いだ。 議論してはいないがハン・ホング教授も賛成してくれるのではないだろうか。」
Eテレ内でも、写真家・鄭周河氏は、植民地の苦しみを、日本は今回理解できたはずと
語っています。
 世界では、いろんな人々がそれぞれの体験を踏まえて理解しているのだなと思いました。
◆再放送  Eテレ 5月18日(土)午後1:00~午後2:00
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◆ 米軍が撤退したらアフガン女性に何が起きるのか?

2010年08月21日 | ▼国が違えば
Gooニュースのこの記事に、同性として痛みを感じ、こんな事が今も行なわれてる事実に驚きました。
【2010年8月7日号の米『タイム』誌が表紙に掲載した衝撃的な写真が世界的な話題を呼んだ。タリバンに鼻を削がれた18歳のアフガン女性のあまりに悲惨で痛々しい顔がアップで掲載されたからである。
 「アフガン女性とタリバンの復権」と題された記事の内容は、この若いアフガン女性の身に起きた悲劇を、背筋が寒くなるほど詳細に描いている。
 この女性アイシャは12歳のときに、アフガニスタン南部のウルズガン県にあるタリバン戦闘員の家庭に売られ、そのタリバン兵と結婚させられた。アイシャの伯父にあたる人物が、そのタリバン戦闘員の親族を争いの末に殺してしまった代償として、部族の習慣に従って妹共々このタリバン家庭に売られたのだという。
 夫であるタリバン戦闘員は身を隠して生活することが多かったため、アイシャと妹は、嫁ぎ先の家族から家畜同様、奴隷のような扱いを受けて過ごした。17歳になったアイシャはある晩、あまりの虐待に耐えきれなくなって嫁ぎ先の家から逃げ出したが、タリバン戦闘員である夫は一年かけてカンダハルに逃げていたアイシャの居場所を見つけ、ウルズガンまで連れ戻し、彼の住む村の近くの山中に連れて行った。
 「嫁ぎ先の家族から奴隷のように扱われ、殴られ、逃げ出さなければ殺される。逃げる以外選択の余地はなかったのだ」
とアイシャは訴えたが、裁判官は聞く耳を持たなかった。裁判官といっても、地域のタリバンの司令官である。彼はこの訴えにまったく動ずることなく、
「村の他の女性が同じことをしないようにアイシャを見せしめにする必要がある」
との「判決」を下した。
 タリバン司令官のこの判決に基づいて「刑」を実施したのは、何とアイシャの嫁ぎ先の家族の男たちだったという。実際、アイシャの義理の兄が彼女をねじ伏せ、彼女の夫であるタリバン戦闘員が自らナイフを取り出したという。最初に夫がアイシャの両耳を削ぎ落し、続いて彼はアイシャの鼻に取り掛かった。アイシャはすでに痛みで気を失っていたが、すぐにまた意識を回復したという。自らの血で息を詰まらせたからである。
 男たちはそのまま彼女を山中に置き去りにして去って行った、と『タイム』誌の記者アライン・ベーカーは書いている。
 この事件が起きたのはタリバンが政権を握っていた10年前の話ではない。昨年の出来事である。彼女は米軍に発見されて一命を取り留め、今はカブール市内の秘密のシェルターに匿われている。】
その国独自の文化は、認め合わねばならないとは思いますが…。
女性の地位が認められる日が早く来ることを祈ります。
●同記事の他の記述~【アイシャの写真が掲載された「タイム」誌が発表された同じ週に、タリバンとの和解交渉を円滑に進めたいカルザイ政権の要請に応じて、
国連安全保障理事会の「タリバン・アルカイダ制裁委員会」は、制裁対象となるブラックリストから45の個人や団体を削除したことを明らかにした。
このうち10件がタリバン関連、35件がアルカイダ関連であり、14人の個人と21の会社や財団などの団体が削除されたという。
 カルザイ大統領はタリバンに対して和解交渉へのインセンティブを与えるために、
国連の制裁委員会にブラックリストの見直しを求めており、
リストに掲載されていた20人の個人をリストから外すように要請していた。
カルザイ大統領の要請により、この20人のうち、今年の1月にすでに5人が外されており、今回さらに5人が外されたことになる。】
 下では、塗炭の苦しみに喘ぐ中、トップ達は自己の優位を保持し誇示する為に、
取引をしている。これが政治の駆け引きと言えばそれまでだが、苦しむのは下々だけ、
というのは、わが国だけではないようです。

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◆ ロシアで対日戦勝記念日を9月2日に制定する法案が上院通過!

2010年07月15日 | ▼国が違えば

終戦記念日の8月15日が巡ってきます。私の父は26歳という若さで比島にて戦死。
毎年、熊本でも執り行われる「戦没者追悼式」に参列しております。

ロシアでは、2010年7月14日に連邦議会が9月2日を
「対日戦勝記念日」とする法案を可決した。
とのニュースが耳に飛び込んだ!

なにコレ!終戦って8月15日じゃあないの?
知らなかったの私だけ?恥ずかしい…。
早速、ウィキペディアを見ると…
●ソ連は1945年4月には、1941年に締結された5年間の有効期間をもつ
”日ソ中立条約”の延長を求めないことを、日本政府に通告。
●ソ連対日参戦とは、
当時の満州国で1945年8月9日未明に開始された、大日本帝国の関東軍と
ソビエト連邦の極東ソビエト連邦軍との間で行われた満州・北朝鮮における
一連の作戦・戦闘と、
大日本帝国の第五方面軍とソビエト連邦の極東ソビエト連邦軍との間で
行われた南樺太・千島列島における一連の作戦・戦闘。
 ソ連軍が圧勝した。
●【対日戦勝記念日、または対日勝戦記念日とは、
連合国の第二次世界大戦における日本に対する戦勝記念日である。
Victory over Japan Day、VJ Day、Victory in the Pacific Day、
VP Dayともいうが、
略称としてはVJ Dayが一般的である。
 通常は、日本政府が公式に降伏文書に調印した1945年9月2日を指す事が多い。
なお、中華民国(台湾)や中華人民共和国では、
翌9月3日を対日勝戦記念日としている。
 似たような記念日にVEデー(Victory in Europe Day、ヨーロッパ戦勝記念日)
の1945年5月8日がある。
枢軸国のうち最後に降伏したのが日本だったため、
VJデーは即ち第二次世界大戦の終結の日となっている。】
とある。
 と言う事は、世界の人と語るときは9月2日じゃないと、
理解されないって事でしょうか?
 又、ドイツ・イタリアには日本の終戦記念日に該当する記念日はないそうです。
そもそも”戦勝”は記念しても、”敗戦”を記念するなんて事は
通常しない事が常識らしい。
日本は、”敗戦”というより、もう二度と戦争はしないと言う”終戦”
という思いを込めての”8月15日終戦記念日”だと知りました。
 しかし、このロシアの動きは、北方領土の占有を正当化するためともみられ、
今後大きく問題視されそうです。
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◆  ブラックダイヤモンド(黒人の富裕層)目指して!

2010年06月14日 | ▼国が違えば
 南アフリカにはナント3つの首都がある。
・行政上の首都がプレトリア、
・立法上の首都がケープタウン、
・司法上の首都がブルームフォンテーン。
※昨朝の報道番組で南アフリカが取上げられていました。
 中で、一番感動したのは、一人の若い黒人女性杜氏(トウジ・トジ~酒を作る職人)の言葉です。
本当は科学の勉強で大学進学を望んでいたが、奨学金での進学が醸造の道しか選択できなかった為、進学できるならと、未知の醸造の道へ。
ケープタウンはワインの世界有数の産地です。
彼女は、真面目に醸造の勉強をし、杜氏としてワイン工場に就職。
大学で初めて体験したワインの味は、「今まで口にした中で一番酷い味だった。」と語る彼女も、今では世間に認められるほどの杜氏に成長。
その彼女の言葉
●「私は、一人の杜氏ではなく、誰かの目標でありたい。」
黒人の富裕層・ブラックダイヤモンドに仲間入りすべく、貧しさから抜け出す為親は勿論子供たちは必死で将来の事を考えている。
そして、子供達は貧困から抜け出そうとの上昇志向が強い。
彼女は、自分の生き方そのものに誇りを持っているからこそ、そう言い切れるのです。
 同じ日、カメルーン・サッカーチームの”エトー選手”の特集もありました。
カメルーンでも、貧困から抜け出す為にサッカー選手になる事を期待します。
幸いエトー選手は、小さい頃にその才能を認められ、サッカー選手の道へ踏み出す事ができました。彼の足は、国家以上に強い「家族の幸せ!」という思いを込めて、プレーしているのです。
その陰には、夢を持ちヨーロッパのチームに参加したが、サポートもないため、言葉の壁・環境の変化に阻まれ、零れ落ちる多くの若者もいるそうです。
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◆ タイでは【 レディーボーイ~ニューハーフ】が 公認!

2010年05月03日 | ▼国が違えば
   ↑同級生のレディーボーイ達の部活発表会での艶やかな姿です。↑
 昨日、ゴールデンウィークだと言うのに、いつものように自分のフトンで目覚め、つけたテレビで目がパッチリ!
キャピキャピの男の子!
NHKの、【アジアの若者たちが、懸命に生きる姿を描く、ドキュメンタリー番組「アジアンスマイル」】でした。
「夢みるレディーボーイズ」 -タイ シーサケット-http://www.nhk.or.jp/asiansmile/onair_sogo/20100502.html(彼女ら、否彼らの紹介は↑こちらのサイトでご覧下さい)
【 見かけは男性だが心は女性という“レディーボーイ”。タイでは、公務員、医師、街の店員など幅広く社会で活躍している。東北部シーサケット県にある中・高一貫の進学校、公立カンペーン学校は生徒数2500人のうち、およそ100人がレディーボーイ。その一人、高校3年生のトウーンの夢は国語教師になること。女性が踊る伝統舞踊のサークル活動をしながら、教育大学受験を目指すレディーボーイの学校生活に密着する。】
 現在タイでは、性同一障害の男性が【レディーボーイ】として公認され、カミングアウトして、暮らしているそうです。
 ここで紹介されてる一人も7歳頃に自分の心と身体の違いに違和感を感じ始めたと語っています。
数年前から、タイでは【レディーボーイ】が公認された事で、番組で紹介の高校でも【レディーボーイ】達が、他の生徒達に受け入れられ、平和的な彼ら?は活き活きと学生生活をおくっています。
部活はタイの伝統舞踊で、女らしさに磨きをかけ、発表会では、最初の写真のような艶姿を披露しました。
 先生の一人も、中年の【レディーボーイ】で、相談相手になっています。
職業差別も深刻ではないようで、先生・警察官・キャビンアテンダントなど夢イッパイ!
 タイではニューハーフのコンテストでも有名で、日本人のタレント はるな 愛さんが
「第5回ミスインターナショナルクイーン2009」で優勝しています。
コメント

◆ 英国132年、米国74年、中国は20~30年~新築の建築物の平均寿命です。

2010年04月18日 | ▼国が違えば
中国の英字紙「チャイナ・デイリー」の4月6日付の記事によると、
「 中国は毎年の新築建築量が世界最大で、毎年の建築面積は20億平方メートルであり、
全世界の40%のセメントと鋼材を消費している。
しかしながら、それら新築の建築物の平均寿命は25~30年にすぎない。」そうです。
 建築物の寿命が短いということは、建て替えにより排出される建築ゴミも莫大な量となる訳で、中国国内のみならず、世界の環境にも巨大な脅威をもたらしているそうです。
中国の建築ゴミ増大は、人為的部分が大で、中国政府の考え一つで解決する事だと思います。
●中国住建部の「建築省エネ・科学技術司」司長陳宜明は、政府のやみくもな「住民を強制立ち退きさせての住宅取り壊し」
(例・2010年4月、江蘇省揚州市の住宅団地“渡江西苑小区”で,2002年に完成したマンションの敷地が、マンションの住宅所有者には何らの通知も相談もないまま、「地域開発」を名目として市政府により不動産開発業者に転売され,結果、マンションは取り壊される事に…。住民たちは強制立退き、市政府は転売で巨利を得ている。 
 中国政府“国土資源部”の“2009年中国国土資源公報”によれば、各地方政府による土地売却総額は1兆5910億元(約21兆4785億円)にも上ったという。この金額は主として入札を通じて不動産開発業者に「土地使用権を販売」したものだが、その全てが地方政府の歳入。たとえマンションが建っている場所であっても、既存の土地使用権所有者の権利を無視して土地使用権を転売することが正当化されるのである。)
「住宅建築の低品質」
(例・①“楼脆脆(ビルが脆い)” 
 2009年6月の上海“蓮花河畔景苑”団地のマンション倒壊がその代表例で、倒壊の原因は、建物の横に高く積み上げられていた土砂の巨大な圧力が、地下車庫を作るために地面を掘削したことでバランスを失って、建物を一気に押し倒したのではないかと言われている。
(例・②“楼歪歪(ビルが歪む)”
 2009年10月、重慶市忠県で地上7階地下1階で、42世帯が居住するマンションに歪みが生じ、壁や天井に大きな亀裂が入り、窓も開けられない状態に。
これはセメントなどの建材に品質上の問題があり、マンションの躯体を支える1階の梁が断絶したことが原因。
ところが、その後の調べでは、このマンションは規定の建築品質検査を受けていないにもかかわらず政府の認可を受けていた。
 この事実に対して地元紙「重慶晩報」は、「農村の一般住宅を建てる基準でマンションが建設されている」と厳しい指摘を行った。)
●結局“偸工減料(仕事の手を抜き、材料をごまかす)”と、“豆腐渣工程(“偸工減料”によって建築物に倒壊などの被害を与え、建築基準を満たさない工事)”それをワイロで見逃している役人の存在こそが、そもそも根底にある問題だと思います。
 中国では持ち家志向が強いそうですが、折角ローンで購入のマンションが、ローン支払い中に、楼脆脆や、楼歪歪、市政府による強制立ち退きでは、泣いても泣ききれない事でしょう…。
●反省・日本の事情…日本も一戸建て住宅においては、平均寿命が30年と短く、問題となっていることを知りました。
まだ使える住宅を壊して、建て替えていることは、木造住宅とは言え、ゴミ問題にかんしては同じだといえます。
最近は、リホームを選択する人も多くなりつつあるようです。
親から子へと住み手が変わった、家族構成の変化、住み手の高齢化により施設入居の為の売却などで、壊されているようです。
安価で安心なリホーム業界・中古住宅販売業界の活性化が待たれます。
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◆ アフリカで 「メタボ」 の恐怖?!

2009年11月02日 | ▼国が違えば
●アフリカ・モリタニア 「 肥満の固定観念」~ブログ・「発見の同好会」http://daisukepro.exblog.jp/より
今週のクイズな人は砂漠の国、モリタニアである。
モリタニアでは成人女性は太っている人が美人だ。
写真の女性はモリタニア美人の一人です。
 ここ砂漠の国モリタニアでは、貧困や栄養失調が蔓延しているにも関わらず、多くの人々は肥満が富と威信の象徴と思っている。ある母は娘や孫を太ることを目的に食事を強いるための施設のある遥か離れた村に送りだす。食物摂取のエキスパートのモンタさんは「私たちにとって、強制摂取をしない少女は醜いし、美しくないし、家族の恥です」と語る。
モンタさんは少女が太れば金持ちを夫にすることが出来ると信じている
だが、若い女性にとっては、太ることはハードワークになる。
もうすぐモリタニアに雨期がやってきて、家畜の乳が出はじめる。そして、食事の強制摂取が始まる。少女は7歳になるや大量のミルクを呑み、クスコス(パスタの一種)を食べることを強制される。しかし、少女にとってこれは大変な苦痛である。少女の胃腸は限界を超えて伸び、激痛と嘔吐がともなう。
大量の食事を食べさせられたソウアドウさんはたくさん吐いて「立てなくなり、身体障害を起こすのではないかと心配です」と話した。彼女が心配した通り、数年後、彼女は病院に入院するはめになった。とBBCの記事は伝えているがーーーーーー。
 最近、国際報道で文化、宗教、風俗習慣を解説する記事が目立つようになった。異文化に関心が高まりお互いの事情を知ることは、ステロタイプで他国を認識するよりましだが、文化の違いをことさら広げようとする記事も少なくない。だから、この種類の記事を読むときには鵜呑みにすることだけは慎まなければならない。
※このブログの結びの「鵜呑みにすることだけは…」が気になり検索したら、Wikipediaに「少女を強制的に肥満化する風習があった。砂糖を加えたラクダの乳や雑穀のかゆ、クスクスなどを大量に飲み食いを強制され、飲み食いを拒否すれば万力でつま先をつぶされるなどの罰を受けるということが伝統的に行われてきた(ガバージュと呼ばれる)。モーリタニア・イスラム共和国政府が2001年から行ってきた調査によると、少女時代に「ガバージュ」(強制肥満化)を受けた女性は5人に1人である。政府は独立(1960年)以来ガバージュを撲滅するキャンペーンを続けてきた。」とあり、過去の風習になりつつあるようです。
●アフリカを襲うメタボの恐怖
2009年11月1日(日)14:00
マシュー・バーマン
 アフリカの健康問題を語るとき、「肥満の蔓延」を思い浮かべることはまれだろう。真っ先に思いつくのは、HIV(エイズウイルス)やマラリアのような感染症か、飢餓や栄養不良だ。
 だが実際、サブサハラ地域(サハラ砂漠以南のアフリカ)ではここ20年の間に肥満が急速に拡大している。国際肥満学会によると、南アフリカだけでも黒人の64%、白人の50%が太り過ぎか肥満体だという。ウガンダ心臓協会は、肥満が関係する心臓疾患が20年までにサブサハラ地域における最大の死因になると予測する。
 問題を複雑にしているのは、肥満は魅力的ではないにしても、体に悪いという通念がないことだ。
 もっとも、アフリカで飢えに苦しむ人がいないくなったわけではない。「この地域は、いわゆる『二重の苦しみ』の時代に突入したのかもしれない。一方では栄養不良に苦しみ、他方で肥満が増加している」と、ハーバード大学のエデュアルド・ビリャモル助教授(国際栄養学)は言う。
 アフリカでは栄養不良――飢餓による栄養不足と、安価な食べ物や揚げ物の食べ過ぎ――のパンデミック(病の大流行)が広まっている。このダブルパンチの大きな原因は、都市化の加速だ。労働の場が地方から都市部に移るにつれて、多くのアフリカ人が健康を害するようになっている。
 問題は「太り過ぎはいいことだ」という文化
 コペンハーゲン大学の教授で国際肥満学会の会長を務めるアーン・アストラップは、地方で暮らす人々は身体的な労働を多くこなし、たくさん歩くことに慣れていると指摘する。健康にいい穀物や果実といった食物にも恵まれている。だが都市部では、エネルギー消費の少ない新しい労働形態が生まれ、トランス脂肪酸がたっぷりの揚げ物や安い肉もそこら中で手に入る。
 しかし、サブサハラ地域に住む多くのアフリカ人たちは膨張するウエスト周りを気にしていないようだ。それどころか、太めなのは良いことだと一般的に考えられている。肥満問題を扱う国際機関IOTFのフィリップ・ジェームズ議長によれば、アフリカでは「豊かさと権力が体のサイズに反映する」。言い換えれば、たとえ不健康でも、太ければ太いほどどいいのだ。
 エイズも肥満を甘受している驚くべきもう1つの要因だ。アフリカ中に蔓延するエイズは「やせる病」とも呼ばれ、体重の減少に密接に結び付いている。そのため太っていることは「エイズにかかっていないことの証明」になると、ジェームズは指摘する。HIVに感染していないことを示すために、意図的に体重を増やす人もいるという。
 肥満をよしとする文化は、女性に特別な代償を強いる。コペンハーゲン大学のアストラップによれば、特に黒人女性は肥満体を「美しくて魅力的」だと考えている。そのため、南アフリカの18~65歳の黒人女性の75%は太り過ぎか肥満体という状態だ。
※国が違うと、こんなにも考え方がちがうんですね。
中国でも、夫人の事を「太太」とも言います。今の中国では、夫人の呼び方として使われていますが、考えるに、昔は、沢山の食べ物が手に入り、お腹いっぱい食べられる事も、富の象徴の一つだったと思います。奥さんを太らせるほど食べ物がある=お金持ち で、昔は奥さんを太らせていたのでは?と思います。
サブサハラ地域(サハラ砂漠以南のアフリカ)では、安いからと、トランス脂肪酸たっぷりの揚げ物を沢山食べざるをえない。
国が違うから、風習だから、仕方ないからでは済まされない気がします。
その国の政府の 早急な対策を期待したいと思います。
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◆ エマニュエル・トッドの移行期危機説~自爆テロに 男性と女性の識字率の変化が関係あるぅ!?

2009年09月24日 | ▼国が違えば
          アフガニスタンの統計
人口 2,192万人・5歳未満 419万人・18歳未満1074万人・平均寿命男性43歳・女性44歳
乳児死亡率 165/1000(日本 3/1000)・出生率7・3人・識字率 32%(男性46%、女性16%)
石井 彰氏の「自爆テロの横行」についてのコラムで フランス国立人口研究所のエマニュエル・トッドの「移行期危機」という人口史概念を知りました。
◆自爆テロを「移行期危機」で読み解くと、こうなるそうです。
「●人口学的には、男性の識字率が50%を超えると、その社会全体の不安定性が増して攻撃性を帯びる。
 さらに何十年か遅れて女性の識字率が50%を超えると、やがて出生率が2付近まで低下して、社会全体が落ち着きを取り戻し、攻撃性・好戦性は有意に低下してくる。
●そのメカニズムは、次の通りである。
 男性識字率が50%に達するということは、若者世代の大半は字が読めて、書物などから新たな知識体系の吸収が可能であり、自我に目覚めるのに対し、彼らの親の世代は大半が伝承による伝統的知識体系に頼っている状況である。
この結果、親子間の価値観に大きな断絶が生じて、家族内での権威体系が崩壊する。
社会は家族の集積であるので、社会全体の価値観や政治体制も不安定化する。
 さらに遅れて、女性の識字率が50%を超えると、女性の知性水準が向上するだけでなく、家族内での地位も向上し、
肉体的・精神的負担が大きい「できるだけ多く子供を産む機械」としての役割を放棄し、出生率が低下し始める。
出生率が低下し、平均して一家に1人程度の息子しかいなくなると、彼らが戦死した場合に家族はその負担に耐えられなくなるので、社会の好戦性は大きく低下してくる。
●この男性識字率が50%を超えた後に、出生率が3未満に大きく低下するまでの、平均して50年前後の期間がトッドの言う「移行期危機」である。
移行期の長さは、国や地域の違い、すなわち家族制度・文化・宗教によって大きく異なる。
●移行期危機の真最中であるイスラム諸国
 ナチス・ドイツに限らず、フランス革命やロシア革命、19世紀から20世紀初めにかけての欧州列強の帝国主義戦争や、日本のアジア進出などについても、この説がかなりの程度当てはまるとしている。
 トッドは、現在、多くのイスラム諸国では、この移行期危機の真最中であり、このことが、自爆テロが横行している真因としている。」
 ちなみに、かつての欧州諸国や日本は、移行期の初めに出生率が5~6程度あったが、現在は2以下になっているのに対し、多くのイスラム諸国ではこの20~30年間で女性識字率が50%を超えて、出生率が7以上から3.5程度に低下している最中である。
と 石井 彰氏(石油天然ガス・金属鉱物資源機構首席エコノミスト(石油・天然ガス)。1974年上智大学法学部卒業。日本経済新聞社を経て、石油公団にて1970年代後半から石油・天然ガス(LNG)開発関連業務、1980年代末から国際石油・天然ガス動向調査・分析に従事。その間、ハーバード大学国際問題研究所客員、パリ事務所長などを歴任。)は書いています。
◆エマニュエル・トッド - Wikipediahttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%9E%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%88%E3%83%83%E3%83%89
にとても詳しく紹介されています。
世界の家族制度を分類し、大胆に家族型と社会の関係を示しています。
※この理論からいくと、アフガニスタンが自力で再生するには、まだまだ十年単位の時が必要なようです。
アルカイダを殲滅するより、アルカイダが破壊した学校の再建と、女性に学ぶ機会を与えて、内からの自力再生を図ったほうがよいのではと思いました。
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◆ 国が違えば… 

2009年08月26日 | ▼国が違えば
        ↑イスラム圏の女性の海水浴(左手前)                  過去記事より
◆サウジアラビアの宗教警察がイヌ・ネコ禁止令
サウジアラビアの宗教警察は、首都リヤド(Riyadh)におけるペット用イヌ・ネコの販売および公の場での散歩を禁止すると発表した。
ペットを使って女性をナンパする男性がいるためだという。
 リヤドの宗教警察(正式名称:勧善懲悪委員会、Commission for the Promotion of Virtue and Prevention of Vice)のトップは、この決定は、リヤド知事代理を務めるサッタム・ビン・アブドゥルアズィズ(Sattam bin Abdul Aziz)王子が下したものであり、過去にサウジの学者らが出したファトゥワ(宗教令)に沿ったものでもあると話した。
 また、理由については、ペットを使って「女性を誘惑し、家族の心を乱す」ことが一部の男性の間で流行しているためとし、それ以上の詳細は語らなかった。
 スンニ派の中でももっとも厳格といわれるワハビズム(宗教原理主義)が適用されている同国では、5000人強の宗教警察官がワハビズムの違反に目を光らせている。
 ワハビズムは、女性が公の場で頭からつま先まで布で覆うことを義務づけ、女性の運転も禁止している。
◆女性が親族以外の男性と公の場で2人で会うことが禁じられているサウジアラビアで、コーヒーショップのスターバックス(Starbucks Cafe)で男性と仕事の打ち合わせをした女性が同国の宗教警察に拘束された上、衣服などを脱がされて取り調べを受けた。
女性は40歳の金融コンサルタントで3児の母。
スターバックスの首都リヤド(Riyadh)市内の支店内の家族用コーナーで、仕事相手の男性と打ち合わせを行っていたところを、布教・指導省の職員によって拘束された。
 厳格なイスラムの道徳規範に基づくサウジアラビアの法律では、親族以外の女性と男性は公共の場で同席することが禁じられている。
 本人の証言によると、女性は拘束された後にリヤドの拘置所へ連行され、衣服を脱がされて取り調べを受けた上、違法行為を行ったことを認める供述書に署名することを強要された。
女性は「命が危ないかと思った。虐待されるか何かされるかと思った」ので、署名するしかなかったという。
数時間後に夫が駆け付け釈放されたが、夫は目にした様子を「暴漢に捕まったかのようだった」と非難した。
打ち合わせをしていた相手の男性はシリア人の金融アナリストで一緒に拘束されたままだという。
 事件の数日前には、極めて保守的なイスラム国であるサウジアラビアにおける女性差別について、国連(UN)が報告を発表し、女性の権利に関する専門家が同国訪問を開始したばかりだった。
 また、サウジ社会の中の女性と男性間の文化的交流を最も広めることができるのは女性ジャーナリストだとして、王族の1人が女性ジャーナリスト養成のための奨学制度設立を発表したばかりでもあった。
◆イスラム諸国には、いまだに名誉の殺人という習慣が、まかり通っている。
これは宗教的に罪を犯した者を、家族が裁くというものだ。
そう聞くと、至って穏やかなもののように思えるのだが、実態はそうではない。
 残念なことに、宗教的に罪を犯した場合に裁かれるのは、ほとんど全てが女性だ。しかも、それは性的犯罪に、女性が関わった場合がほとんどだ。
つまり、もっとわかりやすく言えば、性的関係を持つべきでない相手との、性的関係があった場合、女性の家族が社会的不名誉を恥じ、その女性を殺害するというものだ。
 これは厳密に言うと、イスラム教の法によるものではない。
イスラム法では証人が必要であり、その証人は信頼できる立派な信者であることが、求められている。疑いがかかったからと言って、裁いていいわけではないのだ。
 しかし、現実にはその地域で、自分の家族の女性が不倫を行っている、という噂が立っただけで、家族がその女性を殺すケースが、少なくないようだ。
殺害に及んだ家族の男性は名誉の殺人であるということで犯行をとがめられたり裁かれることはない。
 もちろん、この種の殺害事件は闇から闇へと、葬り去られるものであり、どこの国で何年に、何件起こっているかについて、知ることは難しいだろう。
◆サウジアラビア警察当局は、聖地メッカ(Mecca)のショッピングモールで女性を「ナンパ」したとして、若者57人を逮捕した。
 この若者たちはムタワ(Muttawa)と呼ばれる宗教警察(正式名称:勧善懲悪委員会、Commission for the Promotion of Virtue and Prevention of Vice)の要請を受けた警察官に逮捕された。
 若者たちには、女性の注意を引くために「みだらな服を着て、大音量の音楽を流しながら踊った」容疑がかけられている。
 ムタワは極めて保守的なイスラム教国である同国の秩序を維持する宗教警察で、公共の場でパトロールを行っている。
 男女の隔絶を厳格に求め、バレンタインデーには生花店での赤いバラの販売を禁止したほどである。
 愛の祝日といわれるバレンタインデーを目前に控え、5年前からこの西洋の風習が入り込んできたサウジアラビアでは、宗教警察と販売業者の生活をかけた懸命の戦いが繰り広げられているという。
宗教警察の通達により、愛を象徴すると言われる赤い花や深紅の商品全ての販売が禁じられた現在、赤いバラなどの定番商品の価格は5倍に跳ね上がった。
それでも密売を続けるか、没収し厳罰を科すかで、イタチゴッコが続いているというのだ。
絶好の掻き入れ時を逃すまいとする商魂逞しい販売業者と、イスラムの秩序維持を任務とする宗教警察の白熱の戦いは今日も続いている。
◆ マレーシアの宗教警察は、公演中に肌を露出し過ぎているとして、人気のナイトクラブで歌手として働くイスラム教徒の女性(24)の身柄を拘束した。
この女性は公演の際に背中の大きく開いた袖無しのブラウスを着用。「身体の露出」と「性的不道徳の助長」を理由に身柄を拘束された上、イスラム教の裁判所に出廷するよう命じられた。
 女性は身柄拘束の翌日に1000リンギ(約3万6000円)の保釈金を支払って釈放されたが、「警察官にこの服が露出過多だと言われたときは驚いた」とコメント。
さらに、「昼間でもこれに似たような服装で外出することもある。これが挑発的?私はそうは思わない」と続けた。
 記事はまた、同女性は飲酒を証明しようとアルコール検知器による検査を繰り返し受けさせられたと伝えた。
女性は、「私が検査をパスすると、女性警察官たちはがっかりした様子で、再検査を求めた。クラブで歌ってきたこの3年間、1度だって飲酒したことはない」と語った。
 イスラム教徒が多いマレーシアだがアルコールは自由に入手することができる。ただ、厳格なイスラム経典から悦脱しているとしてイスラム教関係者はしばしば眉をひそめている。
※国・宗教が違うと、日本の常識が通らない事がたくさんあります。
今では日本では、死語になってしまった、不名誉・恥が生き続けているようです。
歌舞伎の出し物としてみる、大昔の日本も、こんなだったような…
 事が問題になる都度、女性保護団体・国際的人権団体のアムネスティインターナショナル・国連等がいろいろはたらきかけているようです。
◆「らばQ」より
スーダンにあるイギリス人小学校の先生が逮捕されました。
理由は、イスラム教の預言者への侮辱罪という罪とのことです。
ジリアン・ギボンさん(54歳)は受け持っている教室でテディベアのぬいぐるみを置いていました。
名前を決めるのに6-7歳の子達から投票をしたところ、ムハンマドという名前に決まったのでした。
それが原因で大きな問題になっています。
このぬいぐるみは週末ごとに順番に子供が家に持って帰り、そのぬいぐるみとどんな行動をとったのかというのを日記にして持ってくるという宿題に使われていました。
宗教問題は繊細であることから、これは児童に名前を決めさせてしまった単なるミスと発表していますが、児童23人のうち20人がその名前を選んだとしています。
 ぬいぐるみは悪いシンボルではないと言うことで、彼女に侮辱するという意思はなかったと学校側は伝えていますが、有罪になると最高6ヶ月の禁固刑、鞭打ち40回、あるいは罰金になると言われています。
学校はイスラム過激派を刺激するのを避けるために即座にギボンさんを解雇しましたが、彼女の安全を学校側では心配しています。とてもよく出来た良い先生だったということです。
現在彼女は拘束されていますが行方が気になるところではあります。
同じ名前は同じアイデンティティではないと思うのですが、イスラム教ではそういうわけにはいかないようです。
※「らばQ 」には、イロイロイスラム圏の話題が提供されています。
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◆  イスラム教徒の女性、夫とホテルでビール飲みむち打ち刑に!死刑に次ぐ刑罰だそうです!

2009年08月26日 | ▼国が違えば
       パキスタンでの公開女性むち打ち刑の様子
 マレーシアのイスラム教徒のモデルで元看護婦のカルティカ・サリ・デウィ・シュカルノ(32)さんが、2007年12月、東部チェラティンのホテルで夫とビールを飲み、宗教裁判所からむち打ち刑と、罰金5000リンギット(約13万円)を言い渡された。
女性へのムチ打ち刑判決は2例目。1月にも別の女性が飲酒を理由に判決を受けたが、上訴したため執行されていない。
実際に、飲酒を禁じるイスラム法に基づきマレーシアで女性がむち打ちを受けるのは、今回が初めてという。
 マレーシアでは少数派のインド人や中国人らは酒を自由に楽しむことができる。
これは、イスラム法廷と一般法廷を併用するマレーシアの司法制度のためで、イスラム法廷では、イスラム教徒を宗教的戒律違反で罪に問うことができる。
 1週間収監され、むち打ちに耐えうるかを調べるための健康診断が行われる。
カルティカさんは24日、刑執行のため女性刑務所に向かったが、途中で自宅に戻った。当局が刑執行をラマダン(イスラム教の断食月)明けの9月19日以降に延期したからだそうです。
●● ところで、鞭打ち刑はハンパじゃないそうです。
マレーシアでは、刑法でもむち打ち刑を死刑に次ぐ厳罰と位置づけているそうです。
鞭といっても、実際は棒に釘が刺さっているようなもので、2,3回で、お尻の骨までこなごなになるそうです。
途中で気絶すると、残りは後日に延期されるそうです。
刑罰を受けた人はほとんど歩けなくなり車椅子生活だそうです。
 地元メディアによると、女性用のむちは男性用より細く、皮膚を傷つけないよう衣服の上からたたくそうです。
 本人も父親もイスラム教徒に飲酒は違法であることを知らしめるため、刑の早期執行を望んでいるという。
これに対し、同国の女性保護団体は、初犯で罪も認めているとして執行猶予を求める声明を発表。
マハティール元首相も、イスラム教徒として必要なことはすべきだが、執行猶予も検討の余地はあるのではとしている。
国際的人権団体のアムネスティインターナショナルなども、むち打ち刑自体の廃止を求めている。
 尚、原理主義的傾向の強いサウジアラビアでは飲酒だけでなくアルコールを全て禁止する傾向がある。病院で消毒用のアルコールすら使用禁止されることがある。
病院によっては医学知識の乏しい医師や看護士も多く、アルコールを使わずに水でぬらした脱脂綿で擦るだけですませるなどの処置が行われることも多いので病院で診察を受ける場合に注意が必要なこともある。
2009年にはシャイフ(宗教指導者の尊称)がアルコールを使用したバイオ燃料の使用が罪であると表明した。 
※鞭打ちって、どんなのか、イメージ検索をしましたが、酷さに怖くなりました。
鞭じゃなく、鬼の金棒です!
むち打ち刑が、死刑に次ぐ刑罰、の意味がわかりました。
女性用のはどんなのでしょう?
ラマダンが終る前に、減刑され、罰金刑だけになりますように祈ります。
追記~当局はラマダンが終われば刑を執行するとしていましたが、AFP通信によりますとマレーシアの女性・家族・共同体担当大臣は25日、判決を見直す方針だと述べました。マレーシアは、比較的穏健なイスラム教国とされていることもあり、推移が注目されます。(25日19:06)
※ほっとしています。
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◆ 羨ましい、イギリスでのキャンペーンです。

2009年08月22日 | ▼国が違えば
 ロンドンではこの8月、改心したベテランの「元スリ」たちが、道行く人や地下鉄で隣り合わせた人のポケットやカバンに、さりげなーくお金を入れてくれるのだそうです。
 主催しているのは「TalkTalk」というイギリスのブロードバンドプロバイダー。
実践しているのは、元スリ達約20人。
実践する現場の様子は


実にさりげなーくあっという間に、道行く人のポケットやカバンにスッと5ポンド(約780円)札とか、運が良ければ20ポンド(約3100円)札を入れて通り過ぎて行きます。
モチロン、ポケットにはお札のほかに、主催者「TalkTalk」からのメッセージカードが入っているのだそうで、一種の宣伝キャンペーンなのでしょう。少なくとも総額10万ポンド(約1556万円)を、元スリたちが通行人に「putpocket(ポケットに入れる)」していくのだとか。
日本でも、合法なら、こんなキャンペーンがあると嬉しいですね。
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◆ 中国語の「汽車下郷」 日本語と意味が全く違います!

2009年08月20日 | ▼国が違えば
「汽車下郷」中国語では「クルマを農村へ」と言う意味だそうです。
 お盆の帰省時期でもあり、「汽車で、帰郷」と言う意味だと思ってしまいました…
「家電下郷」という政策も実施されているそうです。
 同じ、漢字圏だからと、軽く考えると、話がかみ合わず、誤解が生じる危険があると思いました。 
 中国では今年1月から排気量1600cc以下の小型車を対象に減税を実施。その需要喚起策もあって市場が伸びているそうです。
 中国政府が3月に始めた「汽車下郷(クルマを農村へ)」という「農村部での買い替えに補助金を支給」という政策も追い風になっているとの見方もありますが…?
又、今年2月1日~2013年1月31日にオートバイを購入する場合、購入価格の13%が助成されるそうです。コチラの方が歓迎されているように思えますし、電動アシスト自転車の日本からの輸入が急増しているそうです。
 人口1000人当たりの自動車保有台数は、日本が700台弱、米国が750台なのに対し、中国は大都市のある沿岸部で30~50台、内陸に至っては5~20台程度に過ぎないそうです。
 家電にしても、機動車両にしても、農民が都市部の住民より10%以上安く買えるという酷く“差別的な”政策に都市部住民から不満の声が出ていないのは、
中国の農民たちは都市部住民に比べあまりにも格差があるためだからだそうです。
都市部と農村間の収入格差は12倍近く、という現実を目の前にして、一部非常に現実的な大学卒業生は「犬になっても、豚になっても、(中国政府が奨励している)田舎に絶対に行かない」と宣言しているそうです。
 都市部と農村間の愕然となる収入格差を考えれば、2つの「下郷」は総額で見るとどれほど内需促進できるのかは甚だ疑問という見方が有力だそうです。
 一方、中国では、クルマは結婚する時に揃える必需品の1つにさえなりつつあるそうで、日本車のメーカーも、売り込みに力を入れています。
 逆に、日本では、若者の車離れや、カーシェアリング(登録を行った会員間で特定の自動車を共同使用するサービスないしはシステムのこと。レンタカーと類似するが、一般にレンタカーよりも短期間の利用を想定している。)が浸透中。
政府は☆エコカー減税(平成21年4月1日~平成24年3月31日まで、燃費基準や排ガス規制が一定レベル以上に達しているエコカーを 購入する際にかかる税金が免除及び、減額される)や、
☆エコカー補助金・新車 補助金【2010年燃費基準達成車のステッカーが付いた新車購入なら、●車齢13年超車からの乗換え(廃車)で25万円(軽自動車12.5万円)のエコカー補助金。●車齢13年を満たしていない車の乗り換え及び新規の購入でも「排出ガス75%以上」+「2010年度燃費基準+15%以上」を達成していれば10万円(軽自動車5万円)のエコカー補助金がもらえます(エコカー減税対象車)。但し、2009年4月10日以降の登録分~2010年3月末登録分まで、又は合計約270万台分の予算がなくなり次第終了】
で、購買意欲を掻き立てていますが…
☆一部の自治体では独自の補助金もだしています。 
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◆ イランで石打ち死刑執行 (姦通罪)な~ぜ?「ディヤ(血の代金)」ってな~に?

2009年05月06日 | ▼国が違えば
◆イランの国花は黄色いバラ。バラの原産地。ペルシャ絨毯で有名。
2009年5月6日(水)09:17【テヘラン6日共同】
イラン司法府報道官は5日、北部ラシュトで姦通罪に問われた男性1人に対し、石打ちによる死刑が3月中旬までに執行されたことを確認した。
一部のイランメディアは男性が30歳の公務員で、刑務所内で執行されたと報じている。
イスラム法により下半身を土に埋めて身動きができないようにし、死亡するまで石を投げる刑罰とされ、強い国際的批判を受けている。
※イスラーム法についてWikipediaで以下の事がわかりました。
シャリーアがイスラム教徒にとっては正しい法の呼び方。
 【シャリーア(アラビア語: شريعة‎ Shari'a)は、イスラーム教における宗教に基づく法体系。
非ムスリムからはイスラーム法、イスラーム聖法などとも呼ばれる。
  ムスリムとはイスラム教徒の事】
運用にあたっては属人主義による。すなわちムスリムであれば世界のどこへ行ってもシャリーアが適用される(ただしハナフィー学派のみは別)。
シャリーア運用上のもうひとつの特徴は客観主義である。すなわち行為者の意思よりもその行為の外形に注目して判定を下す。これは、ある人間の意思を正確に忖度することは神にしかできないという考えによる。
現在イスラム圏でもアルバニアやトルコなどでは政教分離が確立し、シャリーアは廃止された。
しかしサウジアラビア、イラン、アフガニスタンを初めとする国では未だにシャリーア、若しくはシャリーアの強い影響下にある世俗法・憲法による統治が行われており、人権侵害が厳しく批判されている。
また、エジプトなどのように政治・法制で一定程度の世俗化が進んでいるが、シャリーアを憲法で主要法源とするなど、イスラーム国家的な側面をも保持している中間的な国家も少なくない。
◆ムスリムと非ムスリムとの婚姻に関する制限
イスラーム法上、ムスリム男性は啓典の民に属するユダヤ教徒、キリスト教徒女性と自由に結婚でき、また啓典の民に準ずる存在としてそれ以外の信仰を持つ女性とも結婚できるのが通例である。ただしこれはムスリム男性にそのような結婚が許されているというだけのことであり、現実には結婚に当たって改宗を求める男性も少なくない。
女性は非ムスリムとの婚姻は決して許されず、発覚した場合双方姦通として死刑である。
ただし、これらの法規定も、現代にはそぐわないものとみなす改革派の解釈も存在している。
◆ 婚外セックス
イスラーム法において、婚外セックスは犯罪とみなされており、石打ちによる死刑に処されるのが通例である。
これは非イスラーム圏を中心として国際社会から厳しく批判されており、ムスリムの中にもこのような刑罰を時代に即さないと考えるものも少なくないが、イスラーム国家を掲げるイランやサウジアラビアなどでは現在でもこの法規定を遵守し、婚外セックスを行ったものへの処刑を続けている。
イランでは2004年に強姦被害者である未婚の16歳女性が「姦通罪」としてクレーン車で体を吊り上げる方法で絞首刑に処されている。
さらに18歳未満では死刑とする事が難しい為か、「22歳」という設定で裁判にかけられた。
ちなみにこの事件の「強姦加害者」である51歳の男性に課せられた刑は96回の鞭打ちのみであったという。
◆ 同性愛
前近代イスラーム社会には広く同性愛への寛容が見られたが、近代に入るとイスラーム法の同性愛禁止規定を厳格に施行すべきとする解釈が広まった。
現在、多くのイスラーム法学者が同性愛を「逸脱」「汚らわしい行為」と見なしており、イランやサウジアラビアでは刑法で死刑が定められている。
ただし、このような刑罰や同性愛者への迫害を時代錯誤とみなすムスリムも少なくない。
◆ 女児の早婚
イスラームの預言者ムハンマドは、アーイシャが6歳のときに婚約し、9歳のときに結婚を遂行(セックスを行うという意味と解される)したとされている。
そのため前近代において多くの学者は、イスラーム法における女児の最低結婚年齢を9歳であると解釈しており、現代においては女児への性的虐待ととれるような性行為であっても、結婚の上なら合法(ハラール)であった。
ただしこれはイスラーム固有の現象ではなく、同時代の他の地域の法体系でも大同小異であった。
現在多くのイスラーム諸国では性的同意年齢は非イスラーム諸国と変わりなく、15歳程度に落ち着いている。
ただしサウジアラビアやイランなどイスラーム国家を掲げるいくつかの国では、国法として、または慣習としてイスラーム法における結婚最低年齢が有効であり、9歳に達した女児との性行為は、結婚などイスラーム法の定める手続きをした上であれば合法となっている。
サウジアラビアでは、一例ではあるが親の借金のかたに結婚させられる幼い少女も存在し、彼女は8歳であるが、上記のイスラーム法に定められた年齢になるまでセックスを行わないことを条件に結婚の継続が承認されている。
イエメンでは、女児の結婚最低年齢を定めておらず、9歳未満の女児との結婚・セックスも合法である。
モロッコでは、世俗法に基づき女子の結婚最低年齢は18歳であるが、原理主義的なイスラーム法学者ムハンマド・アルマグラーウィーがムハンマドの事跡を根拠に9歳の少女との結婚・セックスを合法とするファトワーを出したために、この問題に対して近代的な見解を示す国王直属のウラマー達と衝突した。
サウジアラビアのシャリーアが9歳の少女との結婚・セックスを肯定することには批判も少なくないが、サウジのウラマー(イスラーム法学者、実質的なイスラームの聖職者)達で構成される、高位聖職者評議会の議長アブドゥル・アズィーズ・アル・シェイフ(古典アラビア語口語読み)が、シャリーアでは10歳の少女でも結婚・セックスの対象とすることができ、批判者は少女への不正義を行っていると逆に批判した。
◆過酷な刑罰
シャリーアにおいては、盗みを犯した人物の腕や足を切断するなどのハッド刑、
婚外セックス、同性愛、離教などに対する石打ちや斬首による公開処刑など、
現代社会において要求される人権水準にそぐわない刑罰が存在している。
そのためイランやサウジアラビアなど、シャリーアを国法として採用しているいくつかの国における刑罰は、国際社会から人権侵害として強い非難を受けている。
サウジアラビアでは乳児を誤って窒息死させてしまったメイドの女性に死刑が言い渡されたことがある。
◆2009/5/8追加
【カイロ=村上大介】アラブ首長国連邦(UAE)ドバイの交通裁判所はこのほど、交通事故で自分の胎児を死亡させた女性に、胎児の死に対してイスラム法で定められた「ディヤ(血の代金)」と呼ばれる補償金を支払うよう命じた。
 この女性はレバノン国籍で、ドバイに居住している。昨年10月、乗用車を運転中に急ブレーキを踏み、後続車に追突され、4台が絡む玉突き事故となった。当時、女性は妊娠9カ月で、事故の衝撃でへその緒が切れて胎児は死亡した。
 判決は、この女性が十分な車間距離を取っていなかったとして、事故の過失について1000ディルハム(約2万7000円)の罰金と、死亡した胎児へのディヤとして2万ディルハム(約54万円)の支払いを命じた。
◆ディヤ(血の代金)
本来なら、胎児を殺したとして、胎児の男系親族は胎児の母に同様の罰、つまり死を報復する事ができるが、 被害者(胎児)の男系親族が報復を放棄して、加害者(胎児の母)が被害者側にディヤ(血の代金)を支払うこともできる。
これはセム族に息づく報復の連鎖を終止させる有効な手段として考えられる。
しかしディヤの額は、殺人、傷害によって異なるが、必ずしもディヤが事態収拾の手段となっているわけではない。
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