↑山口彊(つとむ)さんとキャメロン監督↑
1月21日のニュースで 【英BBC、二重被爆者を「世界一運が悪い男」と笑いの種に 日本大使館が抗義】
(記事概略~ 英BBCテレビのクイズ番組で昨年12月、広島と長崎で二重に被爆し昨年93歳で死去した長崎市の山口彊(つとむ)さんを「世界一運が悪い男」などとジョーク交じりに紹介したことに対し、在英日本大使館がBBCと番組制作会社に書面で抗議していたことを、大使館と関係者が共同通信に明らかにした。
在英日本大使館には無回答だが、抗議メールを送った複数の在英邦人に対しては、番組プロデューサーが18日に「不快にさせて大変残念」と電子メールで謝罪。一方、第二次大戦中の欧米人の悲惨な経験も「同様に取り上げてきた」とも訴えた。)
というもの。
今日、何気なくつけてたテレビの【この日本人がスゴイらしい。BRAND NEW JAPAN】
~毎回ひとつのテーマに焦点を当て、その分野で活躍する「スゴイ日本人」を紹介。日本と世界の関係や、日本の今を発見します。~という番組で、山口彊(つとむ)さんがスゴイ日本人として紹介されました。
なんとあのキャメロン監督に原爆の悲惨さを訴える映画の製作を一度は決意させた方だったんです。
しかし…残念なことに暗礁に…
その経緯は 私も2010年3月1日のブログ
◆ キャメロン監督の原爆映画 退役軍人の批判で 暗礁に。やはり…
に書いていました。
今日の番組で知ったことは、広島に出張中に被爆し、まだ広島で焼けどの治療が必要だったが、責任感から長崎の上司に広島の惨状を報告すべく、治療を打ち切って長崎に帰って上司に報告の最中に又被爆されたそうです。
又、被爆直後のデマで被爆者であることを知られると、子供たちの結婚にも悪い影響があるので、多くの被爆された方が苦しみを世界に訴えることを避けて暮らしていたのだそうです。その事を山口彊(つとむ)さんが打破って二重被爆者であることを公表した裏には悲しい出来事、被爆した息子さんが、被爆によるガンで親の自分より先に亡くなられたという事で、沈黙を破り、二重被爆者の事実を公表し、積極的に原爆の恐ろしさを語りだしたのだそうです。英語が得意なので、アメリカに渡り、「原爆投下は戦争終結を早めた。いい事なんだ。」と教えられているアメリカの現高校生に、原爆の悲惨な実態と反戦の授業を英語で行い、アメリカの高校生に涙を流させ、国連でも被爆体験を語っていらっしゃるのです。
そしてキャメロン監督にも、英語で手紙を送り、感動した監督がガンで闘病中の病室を訪れたのでした。
これらの事を事前に知っていたら、「運が悪い…」など言える筈はないのに!と思います。
今日の放送で、山口彊(つとむ)さんのご遺族の方も、安堵された事と思います。
二重被爆の方々は他にもたくさんいらっしゃいます。
救護に当たられた医療従事者の方々、家族を探しに被爆地に行った方々などなど、運で切り捨てて欲しくないです。
外国のテレビも、「実験として、種類の違う原子爆弾を相前後して、非情にも投下し、きのこ雲を美しいと表現した科学者」、「今に至っても原爆投下が戦争終結を早めたと若い世代にも教える間違い」をこそ、取り上げて、反戦の番組を製作して欲しいものです。
1月21日のニュースで 【英BBC、二重被爆者を「世界一運が悪い男」と笑いの種に 日本大使館が抗義】
(記事概略~ 英BBCテレビのクイズ番組で昨年12月、広島と長崎で二重に被爆し昨年93歳で死去した長崎市の山口彊(つとむ)さんを「世界一運が悪い男」などとジョーク交じりに紹介したことに対し、在英日本大使館がBBCと番組制作会社に書面で抗議していたことを、大使館と関係者が共同通信に明らかにした。
在英日本大使館には無回答だが、抗議メールを送った複数の在英邦人に対しては、番組プロデューサーが18日に「不快にさせて大変残念」と電子メールで謝罪。一方、第二次大戦中の欧米人の悲惨な経験も「同様に取り上げてきた」とも訴えた。)
というもの。
今日、何気なくつけてたテレビの【この日本人がスゴイらしい。BRAND NEW JAPAN】
~毎回ひとつのテーマに焦点を当て、その分野で活躍する「スゴイ日本人」を紹介。日本と世界の関係や、日本の今を発見します。~という番組で、山口彊(つとむ)さんがスゴイ日本人として紹介されました。
なんとあのキャメロン監督に原爆の悲惨さを訴える映画の製作を一度は決意させた方だったんです。
しかし…残念なことに暗礁に…
その経緯は 私も2010年3月1日のブログ
◆ キャメロン監督の原爆映画 退役軍人の批判で 暗礁に。やはり…
に書いていました。
今日の番組で知ったことは、広島に出張中に被爆し、まだ広島で焼けどの治療が必要だったが、責任感から長崎の上司に広島の惨状を報告すべく、治療を打ち切って長崎に帰って上司に報告の最中に又被爆されたそうです。
又、被爆直後のデマで被爆者であることを知られると、子供たちの結婚にも悪い影響があるので、多くの被爆された方が苦しみを世界に訴えることを避けて暮らしていたのだそうです。その事を山口彊(つとむ)さんが打破って二重被爆者であることを公表した裏には悲しい出来事、被爆した息子さんが、被爆によるガンで親の自分より先に亡くなられたという事で、沈黙を破り、二重被爆者の事実を公表し、積極的に原爆の恐ろしさを語りだしたのだそうです。英語が得意なので、アメリカに渡り、「原爆投下は戦争終結を早めた。いい事なんだ。」と教えられているアメリカの現高校生に、原爆の悲惨な実態と反戦の授業を英語で行い、アメリカの高校生に涙を流させ、国連でも被爆体験を語っていらっしゃるのです。
そしてキャメロン監督にも、英語で手紙を送り、感動した監督がガンで闘病中の病室を訪れたのでした。
これらの事を事前に知っていたら、「運が悪い…」など言える筈はないのに!と思います。
今日の放送で、山口彊(つとむ)さんのご遺族の方も、安堵された事と思います。
二重被爆の方々は他にもたくさんいらっしゃいます。
救護に当たられた医療従事者の方々、家族を探しに被爆地に行った方々などなど、運で切り捨てて欲しくないです。
外国のテレビも、「実験として、種類の違う原子爆弾を相前後して、非情にも投下し、きのこ雲を美しいと表現した科学者」、「今に至っても原爆投下が戦争終結を早めたと若い世代にも教える間違い」をこそ、取り上げて、反戦の番組を製作して欲しいものです。