☆・☆・☆富貴屋倶楽部☆

高齢者の目から見た、身の回りの出来事を、
そこはかとなく書き連ねました。

■ 黒澤 明監督の 1990年作品 八話からなるオムニバス映画 「夢」。 国内では DVD のみ視聴可能。

2014年05月28日 | ▼東京電力・原子力発電・事故
               ↑↑日本国内では出資者が見つからなかったために、スピルバーグに脚本を送り、彼がワーナー・ブラザーズへ働きかけ(圧力をかけ)たおかげで、1990年制作が実現した。↑↑
▼画面クリックで 動画が再生されます。(富士山爆発で、近くの原発も爆発!)

▼画面クリックで 動画が再生されます。(黒澤明 死して15年 直筆ノートにあった"メッセージ" )

 この各オムニバス作品中 この七話目の「鬼哭(浮かばれない霊魂が恨めしさのあまりに泣くこと。また,その泣き声。 )・キコク・The Weeping Demon 」だけは、動画が殆ど削除で、やっと見つけたのですが、薄暗い後半部分だけです。
七話以外は ユーチューブに見つかります。
(放射能汚染による 植物の奇形 が取上げられているからでしょうか?登場の鬼たちも 人間の突然変異との設定)
前半部分は、ネットに保存されている画像を引用させていただきました。
 主人公(寺尾 聰)が 一本角に突然変異した元人間・鬼(いかりや長介)と出会い、奇形の大タンポポが咲いていると教えられます。
足元のピンクのバラを摘んで、このバラも奇形だと言っているシーン。
よく見えませんが、DVDを見た人でしょうか、原発事故後にスリーマイル島に咲いた奇形バラとそっくりだと紹介してありました。                                              
  
 いかりや長介 演ずる 鬼 に連れられて 上級鬼・2本以上の角を持つ鬼たちがいる所へ連れて行かれる。
一本鬼は 彼らの餌で、一本鬼たちは共食いだそうな・・・。
  
       ▼画面クリックで 鬼哭の動画の 後半が再生されます。
       
 ※角が生えている箇所が痛むので、呻き声をあげて苦しんでいる鬼たち。
現実世界の私たち人間どもも、いつかこの鬼たちのように 苦しむのでしょう。
黒澤監督は、そうならないように警鐘の映画を製作したのに・・・。
原発反対と叫んでも、閻魔様の目にはその恩恵をうけたから同罪だと見なすでしょう。
黒澤直筆ノートに残されたメッセージが 心に重く響きます。


 
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◆ 過去の杜撰な放射性物質の管理!

2011年11月01日 | ▼東京電力・原子力発電・事故
 原発由来の放射能から身を護るために、放射線測定器を自ら持つ方が増えて、
思いもよらぬ過去の杜撰な放射性物質の廃棄・放置が発見されて、背筋が寒くなる思いをしています。
 文部科学省のサイトから過去の情報を見ることができます。 
文部科学省 原子力・放射線安全確保・トラブル関連情報(2011年分)
(2004年から2010年分)
 個人宅だけでなく、危険の認識があるはずの研究機関や大学・施設内でも
放置状態にされてることに驚きました。
 私たちが注意して行動すべきことは、ホットスポット見学や、
ワザワザ自前の測定器で測りに行く危険をしないことだと思います。
コメント (2)
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◆ NHKスペシャル 原発解体~(2009年10月11日放送)

2011年05月12日 | ▼東京電力・原子力発電・事故

≪NHKスペシャル・原発解体1・世界の現場は警告する~≫画像をクリックして下さい。


≪NHKスペシャル・原発解体2・世界の現場は警告する~≫画像をクリックして下さい。



≪NHKスペシャル・原発解体3・世界の現場は警告する~≫画像をクリックして下さい。



※時間のある方はダウンロードされ、YouTubeなどに投稿され拡散されることを希望します。という「梵天さん」のご意思を、ありがたく思い、ブログに掲載させていただきました。

概略~1956年、世界初の原発は、イギリスで造られました。
その時から、原発は、頑丈に造られる事が至上命題で、解体の事は、先送りにされたのです。
「寿命が来て解体の時期までには、技術が発達し解決するだろう」と、世界各国で原発を造る際にも、先送りされ続けたのです。
しかも、当時では、青焼きのコピーという長期保存には耐えられない書類の保存形式のため、現在では判読不能の部分や、紛失のため、解体作業は困難を極めているのです。
何も日本の 東電や政府だけの落ち度ではなかったのです。
 しかも、机上で作り上げられた 廃炉・解体の工程 は、いずれの国の解体現場においてもその工程表どうりには進んでいないのです。
現場の責任者は、「防護服に、マスク・手袋。しかも図面どうりに造られていない部分があり手間取り、その図面さえ見つからない。放射線測定器で測りながらの作業で、大幅に実際の工程は伸びている」のです。

原発本体部分は、30分しか作業できないほどの、高濃度の放射能を帯びているのです。
そして、各国の共通の課題は、解体後の処分場がない事です。
低レベル廃棄物は、リサイクルされて、世の中に出回るのです。
高レベルの物が紛れ込まないとも限りません。


 ▼つい最近のニュースで、アメリカと日本が共同でモンゴルに最終処分場を造るという事を知りました。

●核処分場:モンゴルに建設計画 日米、昨秋から交渉 原発ビジネス拡大狙い●
 (◇福島事故受け批判必至)

【ウランバートル会川晴之】
 経済産業省が昨年秋から米エネルギー省と共同で、使用済み核燃料などの世界初の国際的な貯蔵・処分施設をモンゴルに建設する計画を極秘に進めていることがわかった。
モンゴルは見返りとして日米からの原子力技術支援を受ける。
だが、東日本大震災による東京電力福島第1原発事故で日本政府は原子力政策の抜本的な見直しを迫られており、「核のゴミ」を第三国に負わせる手法に批判が出そうだ。

 各国の交渉責任者が毎日新聞の取材に計画の存在を認めた。

 関係者によると、3カ国交渉は昨年9月下旬、ポネマン米エネルギー省副長官が主導して始まり、経産省、モンゴル外務省が担当。
核廃棄物の国内処分地選定の見通しが立たない日米と、技術支援で核燃料加工施設や原発を建設したいモンゴルの思惑が一致した。

 原子力エネルギーは気候変動を防ぐ有効策とされ、原子炉1基数千億円のビッグビジネス。日本政府は原発輸出を国家成長戦略の柱に据え、ベトナムで受注に成功、インドやトルコとも交渉中だ。

 日本は英仏に再処理を委託、青森県六ケ所村に再処理施設建設を急ぐほか、同村に高レベル放射性廃棄物の一時貯蔵施設を保有するものの、他国に供給した核燃料の引き取りは極めて困難。2035年までに国内に最終処分地を選定する計画も難航が予想される。

 米国もブッシュ前政権が02年にネバダ州に最終処分地を選定したが、地元の反対でオバマ政権が09年に計画中止を決定。使用済み核燃料の処分問題が宙に浮いてしまった。

 このため日米は、処分問題の解決と「国際的な原発売り込みの弱点を埋める」(経産省)ため、地盤が強固なモンゴルに貯蔵・処分施設を造ることで一致。施設は地下数百メートルとなる見込みだ。経産省は計画実現で、原子炉メーカーの東芝、日立などの国際的な原子力ビジネスを支援できるとみている。

 また国際原子力機関(IAEA)が、「モンゴルはウラン推定埋蔵量は150万トン以上の可能性がある」と指摘しており、開発が進めば世界トップ3のウラン供給国となる可能性が高い。日米は計画実現でウラン燃料の安定確保も狙う。

 核廃棄物の国際輸送は、通過国や受け入れ国の同意に加え、IAEAなどが定める輸送方法に従えば可能。ただ、3国交渉の段階で計画が表面化すれば、通過国となりうる中国やロシアなどの干渉やモンゴル国民の反発も予想され、交渉は極秘に進められた。

 しかし今年2月、ワシントンで3カ国が包括的な外交文書への署名にこぎつける予定だったが、直前に計画を知らされた日本外務省が「政府内での調整がまったく進んでいない」と反発。経産省主導に外務省が横やりを入れた格好で、署名は延期。その後に大震災が発生し、署名などの日取りは未定だ。

 日本は大震災で原発政策の見直しを迫られているが、国内すべての原発をなくしたとしても、処分施設は必要。ただ、技術支援の見返りに核のゴミを他国に引き受けてもらう手法は、電源3法交付金による地域振興策をセットに福島などで原発の建設を進めたのと同じ発想と言える。
コメント (4)
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