本朝徒然噺

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いたばし花火大会へ

2006年08月06日 | キモノでお出かけ
<お出かけ先>いたばし花火大会
<着物>白地に竹柄の綿絽(めんろ)
<帯>浅葱(あさぎ)色の紗献上博多八寸帯
<帯揚げ>浅葱色の絽
<帯締め>若草色の三分紐
<帯留め>ふくら雀をかたどった鼈甲(べっこう)

ふくら雀の帯留め

着物が竹の柄なので、ふくら雀の帯留めをあわせて「竹に雀」の組み合わせにしました。
「竹に雀」「波に千鳥」「月にうさぎ」「牡丹に獅子」などは相性のよい組み合わせとして有名です。着物と帯のコーディネートや、着物と小物のコーディネートに応用すると楽しいのではないかと思います。
<根付け>波に千鳥をかたどった銀

暑い日だったので麻の着物にしたいのはヤマヤマでしたが、花火大会のときは、敷物を敷くとは言え地べたに座るので木綿ものにしました。

綿絽は、綿紅梅(めんこうばい)と同様、浴衣の一種。どちらも透け感があるため、下に襦袢や浴衣用肌着を着る必要があります。
綿絽や綿紅梅、絞り、絹紅梅(きぬこうばい)は、普通の「コーマ地」の浴衣とは異なり半衿・襦袢・足袋をあわせれば夏キモノ風に着られます。
この日は、花火大会の前に食事に行ったので、夏キモノ風の装いにしました。これだとお店を選ばずに入れるので(高級レストランとか高級料亭でない限りは……)、安心できます。

透け感が少ない綿絽だったので、この日は暑さ対策として裾よけを省略しました。
胸・胴まわりに晒(さらし)を巻いた上から、麻の半襦袢+麻のステテコです。
このステテコは、ズボンのようにストレートなシルエットなので、裾よけを省略しても違和感がなく、裾さばきも悪くありませんでした。

いたばし花火大会は、東京と埼玉の間を流れる荒川の土手で行われます。
川の向こう岸にある埼玉県戸田市の花火大会との同時開催で、両岸あわせて1万発の花火が打ち上げられます。

いたばし花火と対岸の戸田市花火

隅田川と違って河川敷が広いため、1尺玉も多数打ち上げられます。

尺玉

クライマックスでは、いたばし花火大会の名物となっている「大ナイアガラ」の仕掛け花火に点火され、観客から大きな歓声があがっていました。

大ナイアガラ



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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
涼しげです (kazura)
2006-08-07 02:01:13
夏らしい涼しげな取り合わせで、素敵ですね。

ちなみに、足袋は履いてらっしゃいますか?

私も浴衣にお太鼓挑戦しようかと考えてますが、足元をどうすべきか分からなくて、困っております。
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履物 (kazura)
2006-08-07 02:03:11
すみません、履物も何にされたか、教えてください。

下駄が合うかなと思うのですが、

衿付き・お太鼓となれば、草履も可でしょうか?
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半衿の有無がポイント? (藤娘)
2006-08-07 22:36:07
kazuraさま、コメントありがとうございます!



全身が写っている写真がなくて申し訳ありません……。

この日の足元は、麻足袋+下駄(隅田川花火大会のときと同じ組み合わせ)でした。



衿つき・お太鼓でしたら、もちろん草履でもかまわないと思いますヨ(台が低めで、単色系の草履がよいと思います)。

私は、台の低い白の草履を履くこともあります。



浴衣のときの足元については、「半衿の有無」を基準にして考えるとわかりやすいのではないかと思います。

浴衣に半衿・襦袢をあわせる場合は、足袋も履いたほうが全体のバランスがよいのではないでしょうか。

反対に、半衿・襦袢をつけず帯だけお太鼓にする場合は、足元も素足に下駄のほうが粋な感じになると思いますヨ。



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Unknown (kazura)
2006-08-08 00:32:41
なるほど、ありがとうございます。



>半衿・襦袢をつけず帯だけお太鼓にする場合

帯だけお太鼓、アリなんですね。



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帯しだいで (藤娘)
2006-08-08 22:49:01
>帯だけお太鼓、アリなんですね。



帯にもよるとは思いますが、八寸の博多帯や紗献上の博多帯、または麻の帯でしたら、十分アリと思いますヨ。

(浴衣にあわせるものなので、それより格の高い帯は避けたほうがよいと思います)



帯をお太鼓にすると、浴衣でも落ち着いた感じで着られます。

半幅帯だと何となくしっくりこないというとき、ぜひお試しください!
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