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中国の対日政策のこれから

2006年03月26日 12時12分27秒 | 政治・世相・スポーツ等
基本的に中国は日本を叩いていればなんとかなるという政治形態をとってるわけだけど、それがちょっと緩和される動きがあるのかなーという朝日の記事があった。

駐日大使やら外務大臣(に当たる人?)とかは、すごい強い口調で日本を批判していた。なんでも、ナチやヒトラーを崇拝すると犯罪になるドイツを例に挙げて、靖国参拝は愚かだと批判していた人もいた。

まあ、ドイツの問題と靖国は同列には語れないわけだけど、これはあまりに外交上問題のある発言で、こういうことを堂々と言えるほうがどちらかというと愚かなわけで。

そういう外国の批判もあったのだろうか、ちょっと懐柔的になってきたのかもしれないけど、記事にもあるとおり、こういうことをすると国内からつるし上げられてしまうので、これからどうなることやら。
韓国でも大統領が似たようなことを言ってるし、韓国メディアもWBCの件などでも無茶な論調で日本を叩くようになっている。中国のほうが先にまともになってきたのだとすると、小中国である韓国はどう出るかというのも気になるところ。

それにしても、歴史認識がどうのというけど、A級戦犯を祀ってある靖国に参ってはいけないというのも理屈が通らない。なんでA級だからいけないんだ?B級ならいいのか?
なんか、A級戦犯という言葉を聞いて、「とっても悪いこと」だと勘違いしているんじゃないだろうか?AもBもCも単なる区分であって、どっちが悪いっていう問題じゃないんだけど。
そもそも事後法であってまともな審理もされていない、とんでもない裁判による判決だったこと、国内法どころか国際法にも則っていない茶番でもって犯罪人とされた人物は、単なる被害者だと言える。(日本政府もその立場を取っている)

つまり戦犯と言われる人たちは、国内法的にも国際法的にも犯罪者ではない。彼らを戦没者として祭ることは、日本人にとって当然のことであって、外国人にとやかく言われる筋合いは存在しないのである。

ただし、彼らによって起こされた戦争で被害を受けたという人は、いい気持ちはしないのかもしれない。それにしたって、日本がなぜ戦争に突入せざるを得なかったか、そういったことを理解してこそ、その戦争の責任者達を憎む思いも正当化されるべきだろう。中国や韓国の靖国批判には、そういった配慮が全くない、ただの批判のための批判となっているのが残念である。
っていうか、日中戦争は中国にも明らかに責任あるでしょう。自分らも内戦してたじゃないか。日本にばかり文句言う立場かっていう話。


で、日本もこういった喧嘩に乗らず、黙って立場を貫いてきた。終戦記念日に参拝しないなど、相手に対する配慮も忘れない。次に配慮すべきは彼らの方だ。
互いにしっかり話し合い、共通の、正しい歴史認識を持つことがこれからの日中関係において重要なことだろう。

日本において、中国は文化的に影響を受け、日本以上の歴史があり、尊いものだという共通した認識がある。しかしこういった外交問題において、南北朝鮮とともにアジアの三バカと揶揄されることもある。
日本人はもともと中国が好きなのだということを彼らは尊重し、その気持ちを無駄にしないで頂きたいものだ。


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