おととしの夏、初めて自転車を持って行ったのは四国、足摺岬でした。
窪川から中村までは土佐くろしお鉄道なので青春きっぷが使えません。その先には土佐清水市、さらに足摺岬があります。
窪川からだと片道100キロくらいありますが、時速10キロなら10時間だなとか軽く考えて出発したのでした。
自転車を持って電車に乗ってると目立つようで、たまに話し掛けられます。
なにかの選手かとかいわれましたが、こんなちゃちな自転車で競技は無理でしょう。
さて、走りだしてしばらくしたら、普段自転車に乗っていて疲れるとか坂がきついとか思ったことはないんですが、やっぱりこの小さなチャリで長距離はそれなりにきついことに気付きました。
四国とはいえ、結構な山というか峠があります。午前中には着くつもりだった中村市についたのは夕方五時でした。まぁ休みながらだらだら進んでいたからですが。
夕焼けの四万十川は、それはそれは素敵でございました。
そんなこと言ってる場合じゃありません。中村に泊まるつもりはさらさらなく、せめて土佐清水までいかなければなりません。最初は一日で往復するつもりだったのだから甘いですね。
五時のチャイムをききながら四万十川添いに走ります。次第に暗くなり、峠をいくつか進む間に日が完全に暮れました。
すると、真っ暗になるんです。国道なのに街灯がない。まさに暗黒。しかもトンネルにも電気がないところがあって、昼間でも暗黒。しかも、歩道がいきなりなくなっていて崖だったり、危険この上ない。車もあまり通らないから真っ暗です。
しかもペンライトに毛が生えた程度の明かりしか持ってなくて、これすら途中で入手したんだけど、足元が見えない恐怖はなかなかですな。
そんなこんなで九時過ぎに土佐清水市街に到着。ほか弁があったので弁当を買って公園で食って寝ました。あとお風呂やさんに入ったかも。
翌日、明るくなったら早速出発。コインランドリーがあったので、これまで3日分の洗濯をしました。洗濯中に朝の漁港をみて回ります。
魚を整理してるところを猫が見てます。さすがに猫が多いなあ。
洗濯がおわったらすぐに出発です。乾燥などしなくても引っ掛けとけばすぐに乾きます。
予定を大幅にすぎているので、今日中に足摺岬を回って窪川に帰らなければなりません。最悪でも中村まで戻ってくろしお鉄道に乗ります。
足摺岬へはやはり峠があります。頑張って着いたときにはもう昼過ぎでした。
誰かの像と、猫がいました。
岬はまさに絶景。自分の足できたという実感もあり、感無量です。しかしあまり浸ってる時間もなく、すぐに発ちます。
岬を一周してそのまま中村に向かいます。途中の漁港らしきところで、子供が堤防から海にバンバン飛び込んでます。
すげー気持ち良さそう。いかにも田舎な情景に見とれていました。
その後も頑張ってこいで、夕方に中村市に到着。マックで夕食をとっていたら、尻と股関節が痛くて痛くてたまりません。足はまだいけると思いましたが。
仕方ないので今日は中村で寝ます。明日早くに窪川に向かうか、くろしお鉄道に乗ります。
市内を散策し、風呂屋を見つけて入ります。かなりさびれていたような。ついでに充電もさせてもらったりして。
すべてを終えて寝床を探します。やっぱり中村駅になります。なんか寝付けないので酒でも飲もうかと思ったけど、酒屋もないし自販機もない。
困っていたら地元のヤンキーにからまれた(笑)
16~7くらいのかわいい顔した少年に「喧嘩しようや~」なんつって絡まれました。でも別に殴りかかってくるわけでもありません。
ていうか二日で100キロ以上走ってるんでそんな元気ありません。疲れてるから喧嘩はできないからかわりに話でもしようや、といいました。
そしたら、最初は「何話すんだよ」とかいってましたが、自分から学校やめた話などを始めました。話相手ほしかったのかな。彼はかなりの短気もので、アホな教師とすぐもめるんだそうで、しかも腹が立つと携帯を折ることもしばしばらしいのです。
折畳みの携帯ならおりやすいけど、とか言ってたら、なんとストレートな携帯も折るらしい。ひい。わしのドッチーモは折らないでくれ!
何時間か話していたら、彼の彼女から電話が。毎日彼女の仕事前に小遣いをもらって飲みに行き、彼女の仕事が終わったら迎えに行くとのこと。携帯は彼女のらしい。人のだと折らないからとかいってアンタ、それってヒモじゃん!なんて羨ましい。
そして、でかいバイクに乗って彼は去っていきました。その後、ベンチで寝て始発で窪川に向かいました。それから四国の残りの電車に乗って帰宅しました。
小さなチャリはなかなか進まないけど、そんなことお構いなし、ゆっくり走るのが楽しくてたまらなくなりました。
四国はよいところです。またいきたいです。
窪川から中村までは土佐くろしお鉄道なので青春きっぷが使えません。その先には土佐清水市、さらに足摺岬があります。
窪川からだと片道100キロくらいありますが、時速10キロなら10時間だなとか軽く考えて出発したのでした。
自転車を持って電車に乗ってると目立つようで、たまに話し掛けられます。
なにかの選手かとかいわれましたが、こんなちゃちな自転車で競技は無理でしょう。
さて、走りだしてしばらくしたら、普段自転車に乗っていて疲れるとか坂がきついとか思ったことはないんですが、やっぱりこの小さなチャリで長距離はそれなりにきついことに気付きました。
四国とはいえ、結構な山というか峠があります。午前中には着くつもりだった中村市についたのは夕方五時でした。まぁ休みながらだらだら進んでいたからですが。
夕焼けの四万十川は、それはそれは素敵でございました。
そんなこと言ってる場合じゃありません。中村に泊まるつもりはさらさらなく、せめて土佐清水までいかなければなりません。最初は一日で往復するつもりだったのだから甘いですね。
五時のチャイムをききながら四万十川添いに走ります。次第に暗くなり、峠をいくつか進む間に日が完全に暮れました。
すると、真っ暗になるんです。国道なのに街灯がない。まさに暗黒。しかもトンネルにも電気がないところがあって、昼間でも暗黒。しかも、歩道がいきなりなくなっていて崖だったり、危険この上ない。車もあまり通らないから真っ暗です。
しかもペンライトに毛が生えた程度の明かりしか持ってなくて、これすら途中で入手したんだけど、足元が見えない恐怖はなかなかですな。
そんなこんなで九時過ぎに土佐清水市街に到着。ほか弁があったので弁当を買って公園で食って寝ました。あとお風呂やさんに入ったかも。
翌日、明るくなったら早速出発。コインランドリーがあったので、これまで3日分の洗濯をしました。洗濯中に朝の漁港をみて回ります。
魚を整理してるところを猫が見てます。さすがに猫が多いなあ。
洗濯がおわったらすぐに出発です。乾燥などしなくても引っ掛けとけばすぐに乾きます。
予定を大幅にすぎているので、今日中に足摺岬を回って窪川に帰らなければなりません。最悪でも中村まで戻ってくろしお鉄道に乗ります。
足摺岬へはやはり峠があります。頑張って着いたときにはもう昼過ぎでした。
誰かの像と、猫がいました。
岬はまさに絶景。自分の足できたという実感もあり、感無量です。しかしあまり浸ってる時間もなく、すぐに発ちます。
岬を一周してそのまま中村に向かいます。途中の漁港らしきところで、子供が堤防から海にバンバン飛び込んでます。
すげー気持ち良さそう。いかにも田舎な情景に見とれていました。
その後も頑張ってこいで、夕方に中村市に到着。マックで夕食をとっていたら、尻と股関節が痛くて痛くてたまりません。足はまだいけると思いましたが。
仕方ないので今日は中村で寝ます。明日早くに窪川に向かうか、くろしお鉄道に乗ります。
市内を散策し、風呂屋を見つけて入ります。かなりさびれていたような。ついでに充電もさせてもらったりして。
すべてを終えて寝床を探します。やっぱり中村駅になります。なんか寝付けないので酒でも飲もうかと思ったけど、酒屋もないし自販機もない。
困っていたら地元のヤンキーにからまれた(笑)
16~7くらいのかわいい顔した少年に「喧嘩しようや~」なんつって絡まれました。でも別に殴りかかってくるわけでもありません。
ていうか二日で100キロ以上走ってるんでそんな元気ありません。疲れてるから喧嘩はできないからかわりに話でもしようや、といいました。
そしたら、最初は「何話すんだよ」とかいってましたが、自分から学校やめた話などを始めました。話相手ほしかったのかな。彼はかなりの短気もので、アホな教師とすぐもめるんだそうで、しかも腹が立つと携帯を折ることもしばしばらしいのです。
折畳みの携帯ならおりやすいけど、とか言ってたら、なんとストレートな携帯も折るらしい。ひい。わしのドッチーモは折らないでくれ!
何時間か話していたら、彼の彼女から電話が。毎日彼女の仕事前に小遣いをもらって飲みに行き、彼女の仕事が終わったら迎えに行くとのこと。携帯は彼女のらしい。人のだと折らないからとかいってアンタ、それってヒモじゃん!なんて羨ましい。
そして、でかいバイクに乗って彼は去っていきました。その後、ベンチで寝て始発で窪川に向かいました。それから四国の残りの電車に乗って帰宅しました。
小さなチャリはなかなか進まないけど、そんなことお構いなし、ゆっくり走るのが楽しくてたまらなくなりました。
四国はよいところです。またいきたいです。