格差階級社会をなくそう

平和な人権が尊重される社会を目指し、マスゴミに替わって不正、腐敗した社会を追求したい。

制御されている私たち 原発推進の内なる空気 金原ひとみ(東京新聞)

2011-10-13 18:38:11 | 阿修羅


制御されている私たち 原発推進の内なる空気 金原ひとみ(東京新聞)
http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/385.html
投稿者 gataro 日時 2011 年 10 月 11 日 19:54:30: KbIx4LOvH6Ccw


制御されている私たち 原発推進の内なる空気 金原ひとみ
東京新聞 2011.10.11 夕刊

 長女の小学校入学や、マンションの購入なども人並みに考え、ある程度の未来を見据えながら、来月の出産に向けて入院の荷物をトランクに詰め、長女のおさがりの新生児服を洗濯して綺麗きれいに畳み直し、あと僅わずかとなった三人での生活をかみしめるように一日一日を過ごしている時、地震が起きた。

 三月十二日、福島第一原発の1号機で水素爆発が起きた三時間後、私は娘の手を引き夫と三人で岡山に向かった。あの日、私の見据えていた未来は消えた。

    *

 放射能、原発、メルトダウン、どの言葉も私は正確には理解できなかった。ただ、避難を勧めてくれた人々の口調や、夫が提示するさまざまな情報から、恐ろしいことが起きたのだとは分かった。避難先で私は、放射能について調べ続けた。チェルノブイリ関連の動画を見て、放射能の単位から、α線、β線、γ線の違い、除染の方法、放射能の感受性が最も強いと言われる乳幼児への影響。目が覚める度ツイッターで原発情報を確認し、唯一の頼りであったインターネット上でも情報統制が始まってからは、海外のニュースを掻かき集めた。食べ物の暫定基準値が引き上げられたことを知った時からは、海外移住も考え始めた。

 四月、私は岡山で娘を出産した。夫と離れて暮らし、長女は岡山の保育園に通わせ始めた。悩んだ挙げ句、次女は母乳で育て、人に預ける時は輸入ミルクを飲ませることにした。長女にはお弁当、水筒、おやつを持参させた。飲食物は九州のものか輸入ものを買い、牛乳とヨーグルトは禁止し豆乳を飲ませている。放射能を心配する親を、気にしすぎだと揶揄やゆする人もいるらしい。人は多少被曝ひばくしても平気なのかもしれない。でも、平気じゃないかもしれないのだ。よく分からない以上、私は食べさせたくはないし、東京に戻りたくはない。

 原発はすぐにでも全炉停止した方がいい。二度とこんなことは起こってほしくないし、今回の件で、今や一部の利権のためだけに原発があることが、周知の事実となったからだ。食べ物の基準値は引き上げ前の値に戻し、汚染食品が乳幼児の口に入らないよう規制する。そして危険とされる場所に住む人々
の疎開は国が全面的に援助し、生活を保障する。

 こういう誰にでも分かるはずのことができないのは、政府や東電の社員が悪人だったり、無能だからではないのだろう。反原発の総理大臣にも、原発推進の流れは変えられなかった。天皇がそれを望んでも変わらないだろうむ数万人がデモを起こしても、デモに行かなかったその何百倍、何千倍もの人々が願っていても、変わらないままだ。

 既に放射能の危険性を考えなくなった人は多い。何もできないのが分かっていれば、余計に辛つらいだけだからだ。命より大切なものはないと言うが、失業を理由に自殺する人が多いとされるこの国で、失業を理由に逃げられない人、人事が恐こわくて何もできない人がいることは不思議ではない。

    *
           
 しかし多くの人が癌がんで死ぬ可能性よりも、個々の人間とは無関係、無慈悲に動いていくこの社会に対して、私たちが何もできないことの方が、余程絶望的かもしれないのだ。

 私たちは原発を制御できないのではない。私たちが原発を含めた何かに、制御されているのだ。人事への恐怖から空気を読み、その空気を共にする仲間たちと作り上げた現実に囚とらわれた人々には、もはや抵抗することはできないのだ。しかしそれができないのだとしたら、私たちは奴隷以外の何者でもない。それは主人すらいない奴隷である。
レポートを読ませていただき、私は以下ように思いました。
現実社会と云うものは、得てして経済的なものに規定されているものです。我々の社会には、様々な人たちがいて、法律を犯さない限り、それなりに自由に行動ができると思っています。どちらかといえば無欲な人もいれば欲深い人たちもいます。とりわけ欲深い人たちがまず一番に着目し気にかけていることは、経済的なるものです。自らの経済力を高めれば、地位や権力も手中にでき、この社会を意のままに操り、富裕な暮らしを具現化できるとものと考えているのでしょう。そしてその欲望が強すぎ、いつからともなく他人のことはどうでもいい、自分さえ富裕な暮らしがゲットできればいいと考えて行動することから、この社会は病んでいったのだと思います。

我々を取り巻く社会がこんなにもひどいことになってきたのは、悪徳勢力(悪徳官僚、悪徳政治家、悪徳財界、悪徳検察、悪徳司法、悪徳マスゴミ)が、利権でつながり合い、お互い自らの行き過ぎた欲望を満たそうとしているからです。

我々国民は、これらの悪徳勢力の行動に疑問を持ち不信感を増幅させ、憤りのテンションを極限にまであげています。ですから近頃ではネットの発達と相俟って、悪徳勢力を国民の「敵」とさえ意識するようになって来ました。我々、国民はこの悪徳勢力を粉砕すれば、ほんとうにひどいものになってしまった社会を、多くの国民が望む少しはまともな社会に近づけることが出来ると誰しも思っています。しかし、それがなかなかできていません。

なぜ出来ないかは、誰かが邪魔しているからです。我々国民は悪徳勢力の中の誰が邪魔しているかを見抜かなければなりません。もし見抜いてそれを粉砕し、また我々国民側に依拠するように正してやれば、悪徳官僚も悪徳政治かも悪徳検察も悪徳司法も悪徳財界も、木っ端微塵に粉砕できて、国民が望んでいた今よりももっとまともな社会を築いていけるようになると思います。ここまで書いてしまえば、邪魔してしている勢力は何であるかは、自明の理です。そうです、言わずと知れた悪徳で姑息なマスゴミです。悪徳で姑息なマスゴミが、どれだけ国民にとって罪深い行動をとっているか、国民は今よりももっともっと強く再認識すべきです。我々国民は、徹底的にこの姑息で悪徳なマスゴミに毅然として対峙し、粉砕していかなければなりません。

我々国民が、正義と真実を求めて連帯すれば、国民の裏切り者である姑息で汚いマスゴミなんか直に粉砕することも可能だと思います。一例を挙げれば、近頃話題になっている小沢氏の記者会見時のルールを守らないどこかのニュースキャスターや鉢呂元大臣を罵倒したヤクザみたいな記者のことなど、次から次へと登場するマスゴミの輩。国民はこんなやりたい放題のことをやっている輩に対して、憤りや怒りをぶつけていくべきことは言うまでもありませんが、それを国民はいとも簡単にやってのけれるようになったのです。これまでは、真実と正義にもとづく自らの思いを、容易に他の多くの国民に伝える表現手段が皆無に等しかったと言っても過言ではないでしょう。本でも出版しない限り、無理でした。しかし、ネットの発達によって、誰でもが声をあげ、自分以外の多くの国民に伝えることが可能になりました。

それはなにを意味しているかといいますと、マスゴミがこれまで意図的に国民を分断するために用いていた偏向報道をはねのけて、国民が正義と真実を求めて連帯しやすくなってきたことを意味しています。これは、これまで悪徳勢力に虐げられてきた苦悩の国民にとって、とても勇気づけられるものです。こうした国民の一人ひとりの生の声をあげていくという具体的な積み重ねが、我々の敵であるマスゴミ粉砕につながると思います。その意味でも、この掲示板を通して、国民の声がどんどん上がっていることはとても意義あることだと思います。

昨日公共放送が、世論調査なるものを報道していました。ネットの世界ではこの世論調査、どこまで信憑性があるか否か非情に疑問と云う声が支配的です。私自身は、はっきり言って信憑性がないと思います。私は思います。公共放送は色んな政党の支持率とか、小沢氏の証人喚問すべきかどうかと云うような質問で、上から目線のアンケートをとっているようですが、順序が違うと思います。まず一番にしなければならないことは、公共放送がほんとうに国民のための公共放送としての役割を果たしているか否か、国民からアンケートをとるべきだと思います。そんなことは、棚に上げて、政党支持率や小沢氏の証人喚問についてやTPPなど、悪徳勢力がそれについて自分達の思い通りにしたいような質問項目ばかりがあまりにも露骨にピックアップされた世論調査など、多くの国民が臨んでいないような世論調査ばかりを、一方的に押し付けてきています。よくもここまで恥も外聞もなくやるなと思います。悪徳勢力にとって、「旧政権政党である自民党を政権政党に」、「小沢氏を証人喚問に」、「TPP参加」が垂涎の的になっていることは言うまでもありません。そう考えれば、そこへ国民を導くための世論調査なのかと誰しも思ってしまうような項目内容でありました。こんなことを、我らの公共放送がやっていいのと云う疑問まで持ってしまいます。

国民は、世論調査として、そんな内容のものは全く臨んでいません。今、多くの国民が望んでいる世論調査は、原発事故による生命や健康被害のことです。ネットでは、原発事故の報道のあり方について、疑問視する声がたくさん上がっています。公共放送がとった報道のあり方は、国民の生命や健康を守るという視点でほんとうに適切であったか否かを、広く国民の声を吸い上げていくべきではないのかと強く強く思います。もし適切でないという世論調査の結果がでれば、公共放送はその世論調査の結果に謙虚に学び、より国民に信頼される報道に努めるべきだと思います。そのぐらい謙虚な姿勢が求められるべきだと思います。それなのに今の現実の公共放送はそんなことはないがしろにし、悪徳勢力のための世論調査は大いにやり、国民の健康や安全を守るための世論調査を全くしようとしません。ほんとうにこれでいいのでしょうか。これで国民主権といえるのでしょうか。これがほんとうの公共放送なのかと思います。もっと正々堂々とやって欲しいものです。魂を込めて、国民のために中立で客観的な報道に普段から努めておられるなら、いくらでも公共放送について世論調査が出来るのではないでしょうか。

公共放送が、みずから公共放送が公共放送としての役目を果たしているか否かを全くしないと云うなら、ネットで国民はやっていくべきだとおもいます。もし可能であれば、阿修羅にも是非アンケート機能を導入していただけたらと思います。みなさんもきっとそう思っておられることでしょう。そこで公共放送の報道についていくらでも世論調査が出来ますよ。

我々は悪徳勢力を粉砕する上で、まずマスゴミをターゲットにして集中さすべきです。近頃の阿修羅のレポートを眺めていますと、マスゴミに対するものが非情に多くなってきています。これはターゲット集中と云う意味でもとても評価できることだと思います。自然な流れの中で、国民を騙しあげるマスゴミに対する国民の憤りが非情に高まってきていることの証です。ですから今はターゲットをマスゴミに集中させる絶好の機会でもあります。マスゴミを粉砕し、国民の立場に依拠したネットメディアが登場すれば、一気呵成に悪徳勢力を粉砕することが出来るのです。そうです、これまで国民を騙し上げ国民を分断してきたマスゴミを粉砕することこそが、正義と真実を求めて国民が連帯でき、悪徳勢力を木っ端微塵に粉砕できる一番の早道なのです。悪徳勢力に向かう国民の正義の力が一気に増幅するのです。

国民は、マスゴミの中でも、さらにターゲットを集中しなければなりません。そうです公共放送を正すことに我々国民は気づくべきです。我々は公共放送に対して、血税を提供し更には受信料まで提供しています。ですから、私達国民は、公共放送が偏向的な報道をしたり、国民の安全や安心を守らないような報道姿勢をとった場合は、公共放送に対してなぜそういう姿勢をとるのか、追求する権利を有しているのです。その権利を今こそ国民はしっかりと行使していかなければならないときなのです。あんな怖ろしい原発事故があって放射能汚染だらけになっているのに、我々国民は、目を光らせ、公共放送の報道のスタンスを注視し、国民を裏切るような報道をしている場合は、正していかなければなりません。放射能の解説をする大学教授でも怪しい人物をたくさん登場させるという国民を裏切る行為につながるようなスタンスをとっていたと思いませんでしょうか。私は思いましたが。それから、真実を教えてくださった某大学の某助教の先生なんか全然登場させなかった公共放送のスタンスにはあきれ返ります。これはほんの一例ですが、原発事故、放射能汚染の報道において疑問に思わされたことが枚挙に暇がありません。

夢中で書いていたら、やたら長くなってしまいました。失礼しました。真実と正義を求める国民が大いに連帯し、悪徳勢力を粉砕していきましょう!その皮切りは、いうまでなくマスゴミに集中して、多くの国民が連帯して粉砕していくことだと思います。それが、きっと勝利の方程式になることと思っています。








コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« TPPの罠はやはり日米会談... | トップ | 私刑にかけられている小沢一... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

阿修羅」カテゴリの最新記事