風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

折り紙

2006年02月09日 | チンゲル亭
今日は、SAVE THE CHILDRENに行く木曜日。
お手伝いをしていただいているKさんがお休みなので、折り紙も私が教えることになりました。

今日の課題は、箱を折りました。
まず、正方形に切った新聞を2枚見せてて、同じものを二つ折りますよと言って渡しました。

まず一枚目、箱を立体に作り上げるときに四苦八苦。
今日の出席は7人ですから、一人でも十分目が行き届きます。ちゃんと全員が出来てから次の折り方に進みます。
早く折れた子どもも静かに間延びせずに待っていられるのは、7人と言う少人数のおかげです。

そして二つ目。
日本語の授業で、「同じ」「ちがう」と言う言葉を習いましたから、一枚目と同じところ、違うところを強調しながら、一枚目で折った箱の蓋になるように、ほんの少し大きくて浅い箱が出来ました。

二つ重ねてちゃんとした箱が出来上がることに大喜び!

次は、新聞を正方形に切らないまま渡しました。
二つ作るからもう一枚下さいと請求する子どもがいて、「しめしめ」
半分に折って、二つに切り、正方形の作り方を説明。

はさみを使って丁寧に切る子、びりびりとやぶる子と。
はさみが待てないでびりびりと破いた子は、正方形をとった残りの細い紙までも使って小さな小さな箱をあっという間に作ってしまった。

ウーン、思ったより手早く大いに楽しんで作ってくれた。
本とは、この出来上がった箱の中に何か小さい可愛いものを入れてあげたい気分。
デモそれは、いけません。自分で作り上げる、そしてそれを手にすることがご褒美だからね。

知恵を出して作ることを、今日は、私の予想以上に発想が動いてくれました。

帰りのお土産に、カラー刷り上質紙の新聞を持たせました。
もう一枚。。と言いかけて、ア、二つに折って作るのだと思いついた子。
細い紙の方まで、嬉しげに持って帰る子。
先週は、きれいな折り紙を使ったから、今日は、新聞なの?と言う子は独りもいない。
自分の自由になる紙があるだけで、子どもたちは嬉しいのだ。
そして、長方形の紙を手にしたために、いろんな大きさの正方形を手にすることができて、いろんな大きさの箱を作り出した。

これこそ、私の願っていることだった。
予想以上の子どもの柔らかい頭に敬服する。
おかげで、私も「バクシ(先生)」とまだ当分呼んでもらえそうだ。





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