風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

心地よい昼寝

2005年10月15日 | チンゲル亭裏日記

UBに帰ってきて、一ヶ月が過ぎました。
土曜日は、市場に食料の買出しです。

去年と比べると、すべてのもの後値上がりしています。
一番おいしい日中合弁の米 5キロ7千トグルク代だったのが、9,500トグルクになり、卵が鳥インフルエンザのセせいですっかり姿を消し、やっと店に並んだら、去年1個100トグルクだったのが、最高230トグルクにも上がりました。今は、少し下がって180トグルクの店も出たとか。
牛乳1リットル 750トグルクが800トグルクに。
ガソリンは1リットル 600トグルクだったのが、750トグルクになっています。

そのくせ、タクシー代は変わらないのですから、運転手さんは大変です。
白タクの値段は、自由裁量ですから、少し高めに請求されるようですが、私は去年と同じタクシーの料金で払っています。

そういえば、皮のコートやさんも思っていたより10%くらい高い値段だったなぁ。

今日は、残ったご飯をおにぎりにして、草原で食べるつもりでしたが、あちこちさまよって結局街中に舞い戻ってしまいました。
知り合いに会わなくて良かった。
ちょっと走れば草原なのに、街中でわざわざおにぎり?と、常識を疑われそうなお昼でした。(笑)

必要なものが過不足なくそろいました。そんなことは、めったにないことなので大満足で帰宅。

そして、夫は、テレビを見ながら、とても気持ちの良い昼寝をしていました。
「アー、久しぶりに、心地よい昼寝だったと」すっきりした顔でお目覚めです。

日本とUBを行ったり来たりも、何度目かになると自分でも慣れた気分になるものですが、意外と落着くのに時間がかかっているものなのだなぁと思います。

私も、この数日で気持ちが落着いてきて、それと連動するように夫も安堵して昼寝を心置きなく出来たわけです。

お互いがお互いを映す鏡のように、影響を与え合い、連れ合いの様子を見て自分の気持ちのあり方を知るのでした。

さて、明日は、おとつい来蒙した知人と夕食会です。
彼も、これから先2年間UBで仕事をします。
そのささやかな個人的歓迎会です。

知り合いが一人でも増えるのは、嬉しいことです。
落着いた気分で、お迎えが出来てよかった、良かった。
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ムンフ

2005年10月15日 | チンゲル亭裏日記

日本語科の4年生になったムンフと久しぶりに会いました。
昨日の、オルティンドー練習にムンフの都合を尋ねたら空いているということなので、お願いしました。

今、ちょうど、日本からお姉さんが帰ってきていて、彼女も卒業したら日本に勉強に行くことになったと、とても喜んでいました。
4年生になると、会話の授業がなくなるので、日本人との会話を切望している状態だったので、私とあって話をするだけでも嬉しくて飛んできたとのことした。

トメン・エヘには、初めて入ったそうで、ものめずらしげに眺め回していました。
練習が始まると、ぴたりと張り付いて、発声練習が始まると驚いた様子でした。直ぐには先生の言ったことを通訳することが出来ませんでした。

気持ちが落着いたら、一生懸命です。
先生が来る前に、「分からない言葉が出てきたら遠慮なく先生に質問していいですから」と言って有ったので、たびたび先生に質問をしてなるべく私に分かるように伝えてくれました。

先生も、彼女の通訳が終わるまで次の音を出すのを急がないでピアノを弾くのを待っていてくれました。

相変わらず、ショロンカイが出来なかったのですが、「声を下に下ろす」という意味。
今まで、思っていた腹式呼吸よりももっと下に空気をためるということ、そうするとおなかだけではなく、腰までもが横に広がるということが分かりました。
先生は、私の両手をにぎって自分の腰にあてて、腰の動くのを感じさせてくれました。

前回よりも、先生のいっている発声方法に近づいたようでした。
そのときは、ほんとに気持ちが良く、喉も疲れないことがよく分かります。
ですが、もう一度となると、出来なくて、先生がお手本を示してくれるのです。
先生も出来の悪い生徒に、さぞ疲れることでしょう

息の吸い方に注意していると、口の形がおろそかになります。
前々回から、鏡を置いて口の形を見ながら歌うようになっています。
ですから、歌詞をしっかり覚えておかねばなりません。
ノートを見ると口の形がおろそかになり、喉に力が入ります。
息に注目すると、鏡を見るのを忘れています。

そんなときは、3人で大笑いになります。
先生の笑顔は素敵です。はるかに年下なのですが、包容力があるのです。

先生、私もがんばるから、先生もがんばってね。
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