風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
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日本語科の学生2

2005年10月11日 | チンゲル亭
いつも出かけていっているTISの日本語科ではなく、知人が教えている大学の4年生のクラスを見学させてもらいました。

今日は、5人の出席で、「未」が付く漢字が黒板に並んでいて、途中で参加した時は「ひっかかる」「ひっかける」という言葉の説明をしているところでした。

その後、「パラサイト シングルとは」「自立した大人とは」という命題でのディスカッションが始まりました。

学生5人、私たちお客さんも5人(日本人大学生3人、モンゴル在住20代女性と私)。

日本人が居ること、そして、日本への留学経験者が二人も居るという状況で、3人は口ごもりがちでした。
ほんとは、しゃべりたいこといっぱいありそうだったな。

モンゴルでは、学生結婚をする人が多く、子供も直ぐに産みどちらかの両親に預けるのです。
そういう状態でも、結婚をしている人は大人だと思う。
モンゴルでは日本のように長生きではないので、早く子供を産む必要があるということもあるのかもしれません。

小さい子供が居ても、留学や日本で仕事をすることは特別なことではないのです。そういう状態は、日本人の私にはちょっと受け入れがたい。
自立という問題とは少しそれてしまいましたが、お国柄により考え方が少々違っていることを、感じました。
そのような中で、日本語を教えている知人は、単純に偉いと思います。


留学経験組は、日本人に近い意見を言うのだけれど、私の知る限りでは自立ということの意味と状態はモンゴルでは少しちがっているような気がするのだけれどなぁ。

たとえば、私のような主婦という立場は、教育があってきれいな仕事をしている見識の高い人たちにとっては、ちょっと見下げられているような気がするのだけれど、「夫を支えるすばらしいことであり、自立していると思う」という意見をすかさず言われたのは、ちょっと、驚きました。


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