古日記 2005年12月28日 | 言の葉 古日記 余白もっとも多恨の日 [江隈えくま順子] 余白のままのページが最も恨み多き日だという。本当にそうなのだ。 新年は、死んだ人をしのぶためにある 心の優しいものが先に死ぬのはなぜか おのれだけが生き残っているのはなぜかと問うためだ、 でなければ、どうして朝から酒を飲んでいられる? 人をしのんでいると、独り言が独り言でなくなる、 きょうはきのうに、きのうはあすになる、 どんな小さなものでも、眼の前のものを愛したくなる、 でなければ、どうしてこの一年を生きていける? 中桐雅夫の「きのうはあすに」より 1995年12月31日の朝日新聞天声人語に一部掲載。 12/29~1/1 蔵王へスキー ブログはしばらくお休み By GT-ONE