Entrance for Studies in Finance

Aviator (2004)

実業家にして、飛行家、映画監督でもあったHoward Robard Hughes, Jr(1905-1976)の自伝的映画。Martin Scorsese (1942-)監督。主演Leonard DiCaprio。Hughesの繊細で異常とみえる行動(強迫性障害obessive compulsive disorder, OCD:潔癖症)をDiCaprioが好演している(冒頭の伝染病をおそれて幼児期に隔離される様子は後年の潔癖症の原因を示唆している)。若くして両親を亡くし油田掘削機(ドリル部分が父のHoward Robard Hughes, Sr 1869-1924の特許によるところが大きい)による巨万の富を自由にすることになったHughesは映画製作に乗り出す。前半で息を飲む場面は1930年公開のHell's Angel撮影現場の再現だろう。記録によるとこの映画でHughesは大成功をおさめる。その後、航空会社TWAを買収、飛行機制作を本格化させる。そして1946年7月の飛行機事故。上院でのHearing(1947年)の場面が続く。これはPanAmとHughesのTWAの争いの中でPanAm側についた上院議員Owen Brewsterが仕組んだとされるが、Hughesはこのバッシングを乗り切っている。しかし反面、OCDは悪化してゆくのであった。

aviator trailer
obessive compulsive disorder
Written by Hiroshi Fukumitsu. You may not copy, reproduce or post without obtaining the prior consent of the author.

2010-03-17(2016-05-31更新)

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