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…あの井上ひさしさんの珠玉の名作、父と暮らせば…わたしは初演は見逃してしまったのですが、結構いろいろな方の舞台を観ています。宮沢りえさんの映画ももちろん観ました。珠玉の名作なんていうと通り一辺ですね。本当にすばらしい戯曲だと思います。広島に落とされた原爆がどのようなものだったのか! この作品の舞台になっている昭和23年頃、被爆国日本はどんな状態だったのか! 被爆して亡くなった人たちはどんな有様だったのか、そして生き残った人たちはどのように生き抜いていったのか…本当にわかりやすく描かれているのです。池袋小劇場の演出家・関きよしさんが、この作品こそ世界遺産と機関紙の中で語っていらしたと思うのですが納得します。桜隊原爆忌の会の活動で知り合った野沢さんの「父と暮せば」もこれで3回観ました。最初は台本を持っての一人語りでスタートして4年目。…すっかりライフワーク・代表作になりましたね。美津江がお話会の練習をしているシーンで、雑魚味噌をつくる父のスリコギの音が聞こえてきたらぞ~~っとしちゃいましたよ。そして今回のラストシーンはとても良かった!! カーテンコールではアレ!?どうしてお父さんが出てこないのかな…なんて思ったのでした。一時間半を演じきってみごとでした。
それにしてもこの「父と暮らせば」という戯曲は誰が演っているのをみても感動があります。たくさんの父と美津江さんがいるのですね、きっと…!! 池袋小劇場でも9月に再々演するらしいです。また観にいこうっと…!