夏がすき…!! 7月生まれのせいか夏の日差しが好きです…♪

山崎勢津子です!ぐるーぷ・ふらいぱんは10年間活動しましたが解散しました。私は今後、朗読を中心に活動してまいります!

終了しました!! RO-DOKU音戯草子~99のなみだ

2010-05-30 | Weblog
怒涛の2日間が終了いたしました。ご来場くださいましたみなさんありがとうございました!!
私は29日のソワレの公演で名取佐和子さんの「ぼくのともだち」という作品を朗読させていただきました。
ちょっとすごーい百合の花なんですが、ベニスジヤマユリです。梅雨が明けた頃に咲く花だそうです。ヤマユリは普通は白ですが10年に一度くらいこんな赤い筋の入った花が咲くことがあるそうなんです。実はこのベニスジヤマユリは私の朗読作品「ぼくのともだち」の重要な脇役でありました。主人公の7歳の私(ユウ)が友達になる「ケンイチ」はこの花をお母さんに採ってあげようと山に登って死んでしまうのです。この世に留まっていた「ケンイチ」と田舎に来て友達のいない「ユウ」は親友になるのです。「ユウ」は身体が弱くて母親の実家に預けられるのですが、祖母の霊媒の力を受け継いでいる子なんです。「ユウ」は「ケンイチ」と毎日外で遊び健康になります。「ケンイチ」はこのベニスジヤマユリを母に届け、自分の弟妹を生んでくれと「ユウ」を通じて両親に伝言し「ユウ」の祖母の力であの世に旅立っていくのです。辻褄も合わないところもあるのだけれどちょ~っと不思議なお話です。
昭和32年生まれの「ユウ」が、いま現在幼い頃の思い出を語るという設定です。実際の私より若いですが、子どものころに東京タワーができたり、東京オリンピックがあったというのは同じですし、小さいときに身体が弱くて外であまり遊ばなかったところも同じで、この作品を選んでしまいました。時代物の朗読であればのうのうと若い娘もやりますが、現代のものですとどこかに自分と共通のラインがあるほうがやりやすいですね。

稽古時間もあまり取れませんでしたが、会場のお客様の雰囲気に助けていただきました。…ありがたいです!!

今朝は早起きして、ゲスト朗読の方の通し稽古を聞きに行こうと思っていたのに、なんとダウンしてしまいました。一昨日のゲネで会場の冷房が寒いな~~と思っていたのです。昨日はなんとか持ちこたえたのですが、自分の出番がおわったせいでしょうか???普段は頑健な胃に来てしまいました。朝起きてから、夜の8時半までに食べたものはシュークリーム一個と水でした。本番の日の演出担当って特に仕事はないんですよね。本番ではちょっとしたアクシデントもありましたが、私にはどうすることもできないしね…。でも、終わって本当にホッといたしました。本日の朗読会の模様はオーディオブックポータルサイト《FeBe》http://www.febe.jpで2010年7月1日から配信予定だそうです。予価:1話105~210円(税込)
また、近くなりましたらお知らせします!!

RO-DOKU音戯草子~99のなみだ

2010-05-27 | Weblog
5月29日(土)30日(日)の公演です。演出を5本と、朗読での出演が1本。すべてのことに時間が足りないので……いま私は心身ともに大変なところにいます。集中力!!集中力!!です。・・・頑張らなきゃ!!

私は29日(土)に出演します。
お問い合わせはタイムリーオフィスまで
 03-3470-1410

第3回「扉の向こう」

2010-05-23 | Weblog
イノセントアートギャラリー&カフェ「寧」をお借りして、小林登茂子さんと開く朗読勉強会を22日に開きました。今年はまあまあのお天気で、美しい新緑をホリゾントがわりに楽しいひとときでした。


プログラムは

◆ 小林登茂子詩集『最後まで耳は聞こえる』より
1.初雪の舞う……小林登茂子
2.母の我慢 ……小林登茂子・山崎勢津子
3.スカーフ ……山崎勢津子
4.ホネの音 ……小林登茂子
5.龍 神  ………山崎勢津子
6.赤い星  ……小林登茂子
7.竹 寺  ………山崎勢津子
8.ひな人形 ……山崎勢津子
9.満 開   ……小林登茂子・山崎勢津子
トイピアノ 演奏:畑 奉枝(sound office音旅舎)

◆きむらゆういち
「あらしのよるに」…山崎勢津子/「あるはれたひに」…小林登茂子

- 休 憩 -

◆ トイピアノ・コンサート「ヒカリノオト」…畑 奉枝(sound office音旅舎)
1. トイピアノのためのインプロビゼーション…【AandT】
2. 告 白                ……【AandT】
3. 映画“アメリ”より「おばけのワルツ」……【ヤン・ティルセン】
4. 八百屋お七           ……【宇野智子】

◆ 樋口一葉「大つごもり」…小林登茂子・山崎勢津子
以上でした。

小林さんの詩集『最後まで耳は聞こえる』は86歳で亡くなられた彼女のお母様のことを中心に編まれた詩集です。小林さんの心が伝わって来たと言ってくださった方がおりました。

ゲストのsound office音旅舎、畑奉枝さんの演奏も素敵でした。トイピアノがもっともっと世に出るといいなぁ~!!私が役に立つことは手伝いたいものです。……とりあえずはグルメの畑さんにおいしいものを食べてもらうことなのかな~~! 終演後、コーヒーで打ち上げ!!でも「寧」のケーキが売り切れてしまってがっかりでした。

ところでやはり「大つごもり」はなかなか大変でした。嬉しかったのは高校の同級生Nさんが来てくださったことです。Nさんは一葉さんへの造詣が大変に深い方なのです。どのように聞いていただけたかドキドキしましたが、『とても聴きやすく迫真的な朗読でした。特に山崎さんの朗読は響きに幅と奥行きと温かさがありました。文章の運びも息継ぎも一葉さんの筆の勢いのままでしたから、話の内容が心に重く迫ってきました。』…と嬉しい感想をいただいてしまいました。でもね、どこが足りなかったかは自分が一番分かっていることなのでしっかり反省をしようと思います。