夏がすき…!! 7月生まれのせいか夏の日差しが好きです…♪

山崎勢津子です!ぐるーぷ・ふらいぱんは10年間活動しましたが解散しました。私は今後、朗読を中心に活動してまいります!

今年もお疲れ様でした!!

2009-12-31 | Weblog
…とうとう、今年の最後に日が来てしまいましたね…。大晦日の午前7時30分です! 朝から大掃除…てな訳もなくてですね。年賀状を作っていたら朝になってしまったというだけのことであります。私はどうもグズでして・・・ 予定通りに物事を進めることができないのですね~
何事も終わりは大事です。明日は新年の始まりでもっと大事です。舞台でも大事なのは出と引っ込みですからね…。
それにしても、今年は忙しい年でした。出演した朗読会は7本でした。 昨年は「海の一座」公演の制作を引き受けてほぼ一年間多忙だったので、今年はあまりいろいろやらずにゆっくりしたいと思っていたし、当初にはそんなに予定も入っていなかったのでしたが、蓋を開けたらと毎日が過ぎていってしまいました。
そして、来年はもしかすると今年より忙しくなってしまうかもしれません。関根絹世さんが主催する語りと朗読のひろば『話音(わおん)』から出演依頼をいただきました。2月24・25日です。作品は宮部みゆきさんの「春花秋燈(しゅんかしゅうとう)」
関根さんからは、本は離してくださいと注文が出ています。ひゃぁ~覚えなきゃ…ね。5月には伊奈町・寧で3回目の「扉の向こう」。今回は小林登茂子さんの新しく出版された詩集がメインです。そして、樋口一葉の「大つごもり」に挑戦します。そのほかにタイムリーオフィスの朗読会の出演と演出も数本予定されています。もうこれだけで、去年の予定の三倍くらいになっているのですよ、大丈夫かな~私 少々、不安ではあるのですが…。
そのためにも一年の始まりの日である明日を大切にすごさなきゃね。
さて、ちょっと寝て頑張りますか

一枚の写真

2009-12-08 | Weblog
酒井麻吏さんの朗読会《和・話・輪》に参加しました。今年の朗読の納めとなりました。68年前の今日は大東亜戦争対米英戦(太平洋戦争)が勃発した日ですね。《和・話・輪》のメインゲストは俳優の田村元治さん。田村さんは1945年4月に15歳で海軍飛行予科練習生に志願。三沢に配属されたそうですが、終戦間際のこととて、飛行機はもとより武器もなかったそうです。自分が入るタコツボを掘って中に入り、戦車と書いた看板をつけたリヤカーに突撃する訓練をしたというのは、一昨年の桜隊原爆忌の会で佐野浅夫さんがおっしゃっていたのと同じですね。
田村さんは真珠湾攻撃で特殊潜航艇で戦艦アリゾナを撃沈する大戦果をあげたと大本営が発表した九軍神の一人横山正治を描いた「海軍」という映画に影響を受けて予科練を志願したのだそうです。

しかし12月6日に放映されたNHKスペシャル『真珠湾の謎~悲劇の特殊潜航艇~ 』という番組を見たのですが、特殊潜航艇でアリゾナを撃沈することは不可能で、飛行隊隊長の淵田美津雄の回想録によれば、アリゾナの轟沈が飛行隊によることは皆知っていたが、特殊潜航艇を軍神として宣伝するため、手柄を潜航艇にくれと求められたのだそうです。このことが後の特攻作戦につながっていくのですが、大本営はなんと大東亜戦争のスタート時点からでっちあげをしていたわけですね。…なんともビックリです。横山正治が乗っていた潜航艇はおそらく米軍によって3つに切断され海底に棄てられていた。

そして田村さんはアメリカ人カメラマン、ジョー・オダネルが被爆した長崎で撮影したこの「焼き場に立つ少年」の写真に出会うのです。亡くなった幼い弟を背負い火葬場の前で順番を待っている少年に、戦争が始まった年に11歳だった自身の姿を重ねる田村さん。最後にせめて一年に一度でも二度でもいいから、あの戦争を反省する時を持とうと、締めくくられました