みぃちゃんの頭の中はおもちゃ箱

略してみちゃばこ。泣いたり笑ったり

まきますか、まきませんか

2008年07月06日 19時08分57秒 | 明日への一歩
この連載の目次

(前回から続く)

「サウダージ」に出会って自分のあり方を考えさせられた後も、一歩を踏み出すまでにはしばらく時間がかかりました。

過去の嫌な経験ばかりが思い出され、引きこもりがちな日が続きました。

そんな中、友達がたまたま話題にしたもの。

ローゼンメイデン。

聞いたこともなかったので、調べてみました。ローゼンメイデンの本放送は2004年の10月でした。ちょうど私がこのブログを開設した頃です。私はいつもマイペース。世間の流行からずいぶん遅れることもしばしばです。

RozenMaidenBanner01.jpg: ローゼンメイデン バナー
ローゼンメイデン公式サイト


調べるうちに興味を引かれ、アニメを見てみたところ……

これ、引きこもりの話じゃん。

物語の中心となるジュン君は不登校の中学生。今の私の姿に重なります。私自身は不登校になったことはありませんが、耳が痛い話です。

ジュン君が学校に足を踏み入れられない恐怖も、姉の慰めに反発する気持ちも、自分を責める気持ちも、痛いほど分かります。

そのジュン君が、ドール (人形) たちとのかかわりを通じて、そこから立ち上がっていく。

涙なしでは見られません。

ローゼンメイデンでは、心の成長を木になぞらえたり、心の奥底に潜む無意識を夢の世界として描いたりと、奥行きの深い世界が描かれています。この世界観なら、心のドラマをいろいろと描けそうです。たった12回の放送で終わってしまったのが残念でなりません (その後、続編が制作されていますが、やはり短いです)。せっかくですから、もっともっと人の心を描いて欲しいです。

人の心に訴えるものを作る仕事をする人を尊敬します。

私も引きこもってばかりはいられない。

私が引きこもっている最中に、友達がローゼンメイデンの話を引っ張り出しました。そのアニメのストーリーは、引きこもりからの脱却劇でした。このタイミングでこんな風に事態が展開していったのは、きっと必然。あらゆるものが私の背中を押している。

うつむくのは、やめ。前に進もう。

ローゼンメイデンでは、ドールが届けられる前にこう聞かれます。

まきますか、まきませんか。

ドールの背中にあるネジを巻くかどうか、という質問。

今の私なら、間違いなくこう答えます。

「まきます」

ドールが動き出すと同時に、人生も動き出しそう。多少のハプニングも人生のエピソードとして楽しむつもり。

(次回に続く)

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