みぃちゃんの頭の中はおもちゃ箱

略してみちゃばこ。泣いたり笑ったり

いつでもできることは後でやればいい

2011年02月12日 23時17分16秒 | お仕事・学び
思い返せば、私は学生の頃からマグロでした。

学生の頃は、資格を取るのに夢中になっていました。

きっかけは先生からかけられた一言。ちょっとレベルの高い資格を紹介されて「やってみるか」と。それに「はい」と答えてしまったので、参考書を買い、高校2年生のゴールデンウィーク頃に勉強を開始しました。

その試験を皮切りに、3年生のときにはさらに高いレベルの資格に挑戦し、合格しました。大卒でもなかなか合格しない難関国家資格で、先生からは、この資格を持っていれば仕事には困らないと言われました。「月70万いくぞ」って。

ただ、その資格を使って仕事をしようとは、これっぽっちも考えませんでした。高いハードルに挑戦することが純粋に楽しくて、そのためだけに資格試験に取り組んでいました。もちろん、資格を持っていればその仕事への道が開け、資格を持たない人よりも容易に業界に入ることができますが、
「いつでもできることは後でやればいい」
と思っていました。

手堅い資格を取ったのなら、冒険ができます。お金に困ってどうしても収入を確保しなければならなくなったときにその資格を使えばいいのです。資格は保険と見なすことにしました。

社会人としてスタートするときには、資格と関係なく、自分が興味を持った業界を選びました。そこで実務を経験し、普通のサラリーマンの倍以上稼げるようになりました。

稼げるようになると、どうなるか。

マグロは浮気します。

できると分かると、別のことに興味が向いてしまいます。

趣味に時間を割いてみたり、ボランティアに参加してみたり、アルバイトに首を突っ込んでみたり……。

何かに取り組むたびに、少しずつ経験が蓄積されました。おととしからのアルバイトのテーマは、普通の女性が普通にすることを私も経験することでした。実体験を通じて、失っていた自信を取り戻すことができました。

私はもともと男の子の体で生まれましたが、現在は女性として生活しています。そういう人が自分の望む性別で実社会に入り込むことは、かなり大きなリスクを伴います。失敗すれば社会から排除されかねません。そんな危険な冒険ができたのも、いざというときに収入を得る道を確保していたからです。浮気性のマグロは退路を確保して勝負に臨むのです。

そして今、アルバイトで得た勇気と自信を手に、マグロはまた浮気しようとしています。



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