みぃちゃんの頭の中はおもちゃ箱

略してみちゃばこ。泣いたり笑ったり

将来に不安がある?

2009年04月28日 22時32分31秒 | 明日への一歩
「この先、どうなるか……」
美容院で、私の髪をブローしていた新人の歯切れが悪くなりました。
「将来に不安がある?」
「私、やっていけるかなぁ、って」
「不安になるのは分かるよ。でも、ここであれこれ別の道を探っちゃダメだよ。どれもこれも中途半端に終わるから。美容師の仕事も好きで選んだんでしょ? 仕事には適性があるから、頑張れば必ず成功するというものでもないけど、まるで技術が身につかないとか同じ間違いを繰り返して進歩がないということがなければ、自分が信じた道を進みなさい。途中で不安になることもあるだろうけど、わき目をふっちゃいけないよ」

当人は、美容師学校を中退し、現在は美容院に勤めながら通信講座で美容師資格を取ろうと勉強しています。しかし、自分より半年後に入った別の新人は既に美容師の資格を持っており、追い越されるのではないかと不安なのだそうです。

「まだ19歳でしょ? 大学を出ると22歳だよ? 22歳で社会に出る人もいるんだよ。22歳のスタートでもいいんだよ。あと3年頑張って、その後に道を変えてもいいじゃない? 会社勤めをしてから美容師に転職する人もいるんだよ。その人は二十何歳でスタートを切るわけでしょ。それでも間に合うんだから、再スタートはいつでも切れる。将来が不安かも知れないけど、今は美容師の道を進もうよ。目移りしてると、全部中途半端になって、結局何も身につかないよ。手に職がついた人は強いよ。ちゃんとした技術を持ってれば、どんな時代だって、不況の時代だって仕事は見つかるものだから」

「まずは素直になろう。上手な人の仕事を吸収しよう。その人のやり方に疑問を持つこともあるだろうけど、とにかくマネをしよう。レベルの低い人がレベルの高い人を評価しようとしても、正しく評価することはできない。その人と同じレベルまで自分を高めないと、見えてこないものがある。その人と同じレベルに立って初めて評価ができるんだよ。それまでは、何も言わずに素直に勉強しよう。そうしているうちに、気がつけば、自分が誰かからライバル視されるようになってるよ。大丈夫。あなたより少し長く人生を生きてる私が言うんだから、間違いない」

不安になったら、いつでも相談においで。聞いてあげるから。

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