モーツァルトの味

お仕事中のBGMとしてクラシック音楽が流れています。

今日のBGMはモーツァルト。

1曲目は、交響曲第40番ト短調K.550第1楽章モルト・アレグロ。あちこちで耳にする有名な曲です。

この曲で思い出すのは、中学校のお弁当の味。

私が通っていた中学校では、昼食の時間になると校内放送でこの曲が流れました。

毎日毎日昼食とセットでこの曲を聞かされているうちに、いつしかこの曲がお弁当のイメージと結びつきました。

そして、この曲が流れると、必ず思い出す味があります。

中学校にはお弁当を持って通っていました。お弁当は毎朝母が作ってくれました。お弁当箱の上半分にはおかず、下半分にはご飯が詰められていました。

私は、お弁当箱を縦にしてカバンに入れていました。縦に入れるのが好きだったわけではなくて、カバンの都合で縦に入れるしかなかったのです。

お昼になってお弁当箱を開けると、お弁当は決まって下に圧縮されていました。おかずの汁は、長い時間縦に置かれているうちに弁当箱の中で下へ下へと移動して、ご飯に混じっていました。

おかずがマヨネーズで味付けされていたときは、ご飯がマヨネーズ味になっていました。

仕方なくそのまま食べるのですが、微妙にマヨネーズが混ざったご飯の気持ち悪いことと言ったらありません。

第1楽章モルト・アレグロが耳に入ると、このマヨネーズご飯を思い出します。

モーツァルト交響曲第40番ト短調K.550第1楽章モルト・アレグロ。あまり聞きたくない曲です。