みぃちゃんの頭の中はおもちゃ箱

略してみちゃばこ。泣いたり笑ったり

当たり前のことは当たり前じゃない

2009年07月17日 13時40分35秒 | 明日への一歩
今回、めでたくブログ開設以来1800件目の投稿を迎えました。累計ページビューは56万件、アクセスIP数は延べ17万8000件を超えました。どなたが読んでくださっているかは知りませんが、読者の気分転換や励みになっていたら嬉しいです。

1600件目の記事を読み返してみたら、こんなことを書いていました。投稿日は2008年12月29日、タイトルは「一歩を踏み出す年でした」。

戸籍の名前も変更したので、いろいろなことが楽に始められます。

来年は何をしてみようかな。


バイトしてました。

年末に「来年は何をしてみようか」と考えていたなんて すっかり忘れていましたが、気がつけばアルバイトをしていました。

バイトは楽しいです。仕事中に手が空いたときなど、鼻歌を歌ったり踊ったりしたい気分です。

「そんなに余裕かましてるのは、みぃさんだけですよ」

先日は男性社員からそんなことを言われてしまいました。私自身は全然意識していませんが、バイト先で変にテンションが上がっているかも知れません。多少のミスでもめげません。「あ、やっちゃったー」と軽く流して、はい、次。

バイトが楽しいのです。

女性として仕事ができる、ただそれだけのことが素直に嬉しいです。

思い返せば、ここに至るまでに何年もの年月を経ています。遠回りをしたような気がしますが、私が羽ばたくために必要な時間だったのかも知れません。

私はもともと男の子の体で生まれました。女性として生活を始めると、社会のいろんな場面で偏見にさらされ、自分に自信を失いました。死ぬことばかり考えていた時期もありました。勇気を出して、この春、無料配布されている求人情報誌をもらってきて、履歴書を書いて、面接を受けて、採用されました。もちろん女性として、ね。

バイトを通じて、私はこの世界にいていいんだ、と自信を回復しつつあります。

自己肯定感。

人間にとって欠かせないけど、失っていたもの。

それを今、取り戻そうとしています。

女性として仕事ができる、ただそれだけのことが素直に嬉しいです。

当たり前のことが当たり前にできるというのは、当たり前のことではありませんでした。

感動しました。普段は気づきませんが、当たり前のことが当たり前にできることは、何物にも代えがたいことでした。そのことを私に教えてくれたのは運命なのか、神様なのか、何なのかは分かりません。ただ、とても大切なことを教わりました。

いつもいつも前向きというわけではなく、へこんだり不安になったりすることもあります。でも……

今は今を楽しんでみよう。

そんな気分です。

今後もよろしくお願いします。



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