原作名:魔法先生ネギま!
作者:遁甲法
最終更新日:2014年2月8日
評価:D
サイト:ハーメルン
http://novel.syosetu.org/16760/
[あらすじ]
元『白き翼』の一員だった綾瀬夕映も、今はしがない(?)魔法探偵。
仕事の依頼もなく、午睡を楽しもうとしたところに送られてきた、差出人不明の小包。
開けてみれば、出てきたのはどこか見覚えのある懐中時計。
はてと首を傾げ、詳しく調べようとした矢先、懐中時計は突然発光し、そのままバラバラに。
そしてほとんど間を置かずに現れた訪問者、タカミチ・T・高畑。知己の間柄であるにも関わらず、なぜか初対面の相手に接するような、どこか警戒しているような元担任。
『今』が2011年ではなく、2003年だと知るまで、あと少し。
過去の麻帆良に飛ばされた夕映の、短いようで長いような休暇が始まる。
[文章]
三人称。目立つ誤字誤脱はない。たまに誤用を見かける程度。文章全体は書き慣れてこなれた感はあるのだけれど、各話毎の文字数に対して効率良くまとめられずにいる印象。そのため、話全体の進みがかなり遅い。
[総評]
魔法探偵として自立していた2011年の綾瀬夕映が、何者かから送られたカシオペアにより、2003年1月に逆行。
犯人は誰か? 目的は? そして夕映は元の時間に帰れるのか? 帰還の手段と答えを求め、夕映が奮闘する物語。
……な展開を期待すると、壮絶な肩透かしを食らう。未来に帰らなければ犯人捜しなど無理な相談だし、カシオペアの修理は完全に超任せ。することがない。
では、ネギ達に干渉して過去を変える?
……いや。過去を改変すれば、元いた未来がどうなってしまうか分からない。だからできない。
ではでは、過去世界での生活基盤を築くために頑張る?
……いやいや。物分りの良い学園長とタカミチらのお陰で、その心配もなくなりました。
これは、主人公の夕映すらどこへ進もうかの指針を持たず、カシオペアの修理が終わって帰る日まで、過去の自分や当時のクラスメート達の姿を肴に、ゲテモノジュースを飲みながらダラダラ日々を過ごす物語。スリルやサスペンスの類とは無縁で、のんびりした日常を求める読者にお勧め。
作者:遁甲法
最終更新日:2014年2月8日
評価:D
サイト:ハーメルン
http://novel.syosetu.org/16760/
[あらすじ]
元『白き翼』の一員だった綾瀬夕映も、今はしがない(?)魔法探偵。
仕事の依頼もなく、午睡を楽しもうとしたところに送られてきた、差出人不明の小包。
開けてみれば、出てきたのはどこか見覚えのある懐中時計。
はてと首を傾げ、詳しく調べようとした矢先、懐中時計は突然発光し、そのままバラバラに。
そしてほとんど間を置かずに現れた訪問者、タカミチ・T・高畑。知己の間柄であるにも関わらず、なぜか初対面の相手に接するような、どこか警戒しているような元担任。
『今』が2011年ではなく、2003年だと知るまで、あと少し。
過去の麻帆良に飛ばされた夕映の、短いようで長いような休暇が始まる。
[文章]
三人称。目立つ誤字誤脱はない。たまに誤用を見かける程度。文章全体は書き慣れてこなれた感はあるのだけれど、各話毎の文字数に対して効率良くまとめられずにいる印象。そのため、話全体の進みがかなり遅い。
[総評]
魔法探偵として自立していた2011年の綾瀬夕映が、何者かから送られたカシオペアにより、2003年1月に逆行。
犯人は誰か? 目的は? そして夕映は元の時間に帰れるのか? 帰還の手段と答えを求め、夕映が奮闘する物語。
……な展開を期待すると、壮絶な肩透かしを食らう。未来に帰らなければ犯人捜しなど無理な相談だし、カシオペアの修理は完全に超任せ。することがない。
では、ネギ達に干渉して過去を変える?
……いや。過去を改変すれば、元いた未来がどうなってしまうか分からない。だからできない。
ではでは、過去世界での生活基盤を築くために頑張る?
……いやいや。物分りの良い学園長とタカミチらのお陰で、その心配もなくなりました。
これは、主人公の夕映すらどこへ進もうかの指針を持たず、カシオペアの修理が終わって帰る日まで、過去の自分や当時のクラスメート達の姿を肴に、ゲテモノジュースを飲みながらダラダラ日々を過ごす物語。スリルやサスペンスの類とは無縁で、のんびりした日常を求める読者にお勧め。