FORTY THREE-SEVEN

43カーモデルとその他の事柄
その他の方がたぶん多い

PAST,POST and I

2017-06-03 06:00:00 | 43

Tom Tjaardaさんがお亡くなりになりました。

第一報はDadaさんのツイート



特にその作品を追いかけていたデザイナーさんというわけでは、ないんですが
このかたの代表作といいますか
一番有名なのはパンテーラでしょうねぇ

この車は、ミッドシップロードカーデザインの難しさと
私の学生時代、その手腕で、有名をはせた
クライスラーのリー・アイアコッカ氏に対して
”意外と間抜けじゃね?”と思わせたものであります
まあ、アレッサンドロ・デ・トマソのほうが一枚上手だったというべきか
2人でフォードを食い物にしたというべきか
クライスラーに行ってから、クライスラーを劇手に立ち直らせるんですが
クライスラーって、アメリカの車が絶好調のころから
重役の私腹を肥やす経営体制がしばしば指摘されてた、会社で
資材担当の重役が、自分の息のかかった外注先に
割高の品質レベルの低い製品を納入させていたとか
ライバル会社にたいして、破壊工作まがいのことをしていたとか
そんな、噂もあった会社です
そん会社だからまともな経営すれば立ち直りますわな
リライアントやダッヂ400がヒットしたという企画要素もあるんですけど
いまリライアントなんてぜんぜん見ないでしょう
あ、分かったと思いますが
ワタシはアイアコッカ氏が嫌いです
どれくらい嫌いかといいますと
100倍くらい嫌いです(当社調べホリエモン比)(笑)
さてパンテーラの続き

この2本のラインの間にドライバーは入るのですが
シートの後ろはリアのファイヤーウォールというか
バルクヘッドでそのすぐ後ろはエンジン
FordGT40イメージの市販車というコンセプトのようですが
まさにそのまんまフロントタイヤもドアに近くマスの集中
ということに徹しています。
もうね、初代NSXにつめの垢をせんじて飲ませたい
ゴルフにいくことなんぞ考えていない
まあ、シャシーはビッザリーニなんですけどね
日本だと模型になるものオーバーフェンダー付の
ワイドボディがメインになっちゃいますけど
オリジナルの模型を見るとそのかっこよさにはっとしますな
Scala43のイエーガーマイスター版を持っていますが
かっこいいです
話はチャーダ氏に戻って
彼のデザインした車を調べてみると

ドーフィンはチャーダ氏であったか
まあなんと言っても
ロンディーンでしょうね




ロンディーン1が1963年なんですが
マイク・ハマーで有名なミッキースピレーン
がスパイモノのタイガーマンシリーズの第一作
The Days of Gun『銃弾の日』を出したのが1964年
その、ヒロインのニックネームがロンディーン
この車見ての、インスピレーションじゃないかな
スペインでは拳銃を彼女といいますが
アメリカでは拳銃はおもちゃで車を彼女といいます
そういう文化を考えれば、十分ありえることだと思います

アスファルトのタイガーで
F1参戦の決まった主人公がイギリスでの脚用に買うのが
このラゴンダですが。1970年代にコレがロンドンを走っていたんですから
それは宇宙船みたいに見えたんじゃないかしら
これも。チャーダ氏

ボンドカーです
見たことないって?そう、ジョンガードナーの小説版に登場する
ボンドの個人的な車です
個人的な車なのに、秘密装備があります
フロントウインドシールドの曲率が大きく
美しい車ですが
後継の9000だからここがフラットになって
ああこりゃサーブもオワタと思いました

何はともあれR.I.P

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