松と鶯とワタシ

誰も言わないシン・ウルトラマン

行ってきました映画シン・ウルトラマン

樋口真嗣 監督　庵野秀明 脚本作品であります

実は2回行ってしまった

というのは公開された直後くらいに一回

7月22日-8月4日まで第39話「さらばウルトラマン」（ゼットン登場回）を

映画本編終了後に上映

というイベントがありまして

まんまと乗せられて2回見てしまいました

メフィラス星人が出る回との併映もあったけどそれにはいかなかった

だけどさすがに最終回とへ遺影と言われたらいくでしょう

「さらば」やっぱTVなのでスクリーンで上映すると画質が荒いですね

映画版の再編集したやつって画質どうしてたんだろう

このデザイン良いですね

カラータイマー無、覗き穴無、背中のチャック隠しのヒレ無

90年代にウルトラマンの解説本が流行した時に

3重関節といいうやつがいて

分かってないなと思ったんですよ

元デザインの成田了氏はウルトラマンの関節考えていない

なぜというにソリッドな金属のようなものを想定していたから

一応主役の　神永

演ずるは斎藤工さん

無茶苦茶かっこいい変身シーン

走る必要ないしβカプセルを上にあげていないんだけど

すげえカッコイイ

専従班班長　田村君男 - 西島秀俊 さん

防衛省防衛政策局 より出向となっているけど
劇中の台詞からすると

たぶん、防衛庁というか自衛隊の軍事情報部だよな出身は

船縁由美 - 早見あかり

墜落ではありません

降着です。

この台詞かっこいい

ほんとの主人公

浅見が禍威獣特設対策室、通称「禍特対（カトクタイ）」に赴任するあたりから本筋が始まる

不思議なのはこの「禍特対」科学者は船縁と滝の２人だけ

実行部隊の指揮を執るのは田村にしろ神永にしろ

情報機関からの出向組

浅見が調査していた”ウルトラマン”

日本国政府が把握していたということは

「禍威獣」が外星人によるもので

いずれは惑星間紛争になると日本国政府は読んでいたということになりますな

2人を組ませたのは似たような組織出身だからじゃない

わかっていたのね　さすが仲間由紀恵の旦那（殴

既に結成されているチームに

主人公が参加する、その主人公は新人ではなくベテランの腕利き

刑事ものなら、ここは新人になるところなんだけど

これはそうではない

なぜか

このシン・ウルトラマンの構造が、ある時代劇と同じだから

その時代劇は必殺
数あるシリーズの中で

奇しくも同じくシンが付く、

新・必殺仕置人

寅の会という組織に属するグループに

従来のシリーズの主人公が新人として参加する

新・必殺仕置人
鉄グループ
念仏の鉄
巳代松（みよまつ）
正八
おてい
ここに参加するのが中村主水

シン・ウルトラマン

禍特対

田村 君男
神永 新二
滝 明久
船縁 由美
ここに参加するのが浅見 弘子

仕置人のキャラクターは禍特対ではそのまま転写ではなく

何人かに振り分けられていて

スタートレックネクストジェネレーションの様です

浅見=主水の構造はそのまま
ウルトラマンの超人的な能力を除けば

おそらくは一番の腕利き

そして（政治的ではないけど）権力にも近い

滝＝正八　若くてごねたりする
滝は頭がよくて見せ場がある

田村≒念仏の鉄+主水の頭脳の部分

まあリーダーだし、今までの実績もあるからね

上からの信頼も厚い

神永 新二≒鉄、巳代松、主水の殺し技の部分

ほら中身はウルトラマン
何より飛び道具使う

中身のリピアは最後あれだしね
主水の部分としての役割は一番の腕利きであること

正体を知られてはいけないこと

リピアが鉄と巳代松のサクリファイスを担当している

数々のミームを生んだ名シーン

しかし居酒屋でこれほどSF的なシーンが撮れるとは

メフィラス≒辰蔵 ですな
これは鉄に自分に付けと説得しているシーン

非情なしゃべり方をする

政府の男 - 竹野内豊 

これ死神ね

眼鏡しているし（笑）

最後は内輪もめ（笑）

で面白いのが

ウルトラマンのデザイン

このデザインタイトルが正義と真実と美の化身

その正義と真実と美の化身が一つの生命体系を

将来招くかもしれない危険性を理由に絶滅させようとする

ここら辺は必殺でよく語られる

権力による理不尽な暴力ですよね

で劇中では一切語られないけど

巳代松とおていの男女関係

宇宙人だから気の利かない神永（リピア）

珈琲を取りに行っても自分の分した取ってこなくて

浅見にたしなめられる

一方ゼットン対策を練っているところで

田村が船縁と滝にコーヒーを持ってくるんだけど

船縁の机に置くんだよね

これは先の気の効かない神永との対比なんだけど

田村と船縁の男女関係を示唆しているんじゃないかと

船縁も田村も所帯持ちのはずだけど（笑）

いやいい映画でした

円盤はどうしようかな

いまアマプラで見られるんですよね

おまけ

神永の（元）同僚で加賀美 （演：和田聰宏）

というのが、名前が名前なので

下の名前は京太郎なんじゃないかと

2次元人との混血なんじゃないかと

だとしたら、公安課の身元調査どうなってんだよ（笑）