FORTY THREE-SEVEN

43カーモデルとその他の事柄
その他の方がたぶん多い

学童と週刊誌とワタシ

2023-04-01 06:00:00 | 映画
シン・仮面ライダーネタバレ考察
注 本日のお話は、ワタクシ独自の解釈によるもので
公式の設定その他と矛盾する場合があります
緑川ルリ子役の浜辺美波さん

残念ながらこのコートは不採用になったようです(今回最大のネタバレ)

さてオープニング
ショッカーから逃げるシーン
にてるなと思ったのは
MCUのスパイダーマン(のコンセプト)
みんなオリジンは知っているだろう
本郷猛はショッカーの改造人間みんなしっている
だから改造の下りというか捕まって眠らされて・・・
という下りを描写する必要はない
最初にセリフを発するのはルリ子
”風を受けて!”
1号がバイクで風力を受けて変身することは”誰でも”知っている
でも”変身!”って言わないんだから決めのセリフがいりますよね
セーフハウスに向かう2人

あとから自律走行でついてくるサイクロンがかわいい

もうねホント ルリ子がかわいいのよ
最初は父親への反感をむき出しにする
本郷に対しても父親が選んだ協力者だから一緒にいるという態度
なんだけど
そのうちずっとそばにいてほしいという
2人はこの関係を信頼だと思っているけど
それは2人がコミュ障で恋愛を知らないから
凡百の演出家であれば2人の関係を恋愛に勧めますけど
そうはいかない
本郷がツーリングセットでコーヒーを入れて飲ませるシーン
腹も減らない体 なぜこれを言わせるのか
本郷はもうS■X出来なないからだという表現ですね
S■Xが愛の全てではないけれど2人の愛は実を結ばないと示唆しているんですね
と思ったんですが2回目を見て 気が付きました
ルリ子はそうでもないようです



冒頭の逃亡のシーン ルリ子は恐怖を抑えるように本郷に強く抱き着く
会う前からルリ子は本郷を愛していた節があるんですね
緑川から互いに紹介されたときに
頭脳明晰、スポーツ万能 だけどコミュ障 とひどいことを言ってます
これがだんだん信頼に替わっていく台詞回しなのですが
この、彼に関する妙に詳しい知識
緑川からさんざん聞かされていて
次第にまだ見ぬ彼を愛するようになったのではないか
というのも、彼女が恋愛できるのは本郷しかいないから
彼女もショッカーに作られたものであり
彼女の仲間はすべてショッカーのオーグメント(改造人間)、
彼女が愛することができるのは
世界で本郷だけということになりますね
でないと、赤いマフラーを用意していたことに説明がつかない
ここら辺はコミック版の本郷家での猛のモノローグを踏襲しています
本郷にマフラーを巻くシーン
ここでルリ子ちょっと微笑むんですよ
その娘の素直でない行動をちょっとうれしそうにする弘
見透かされたようで、ちょっとムッとするルリ子
これだけでも、ルリ子の本心が言葉通りではないことが分かります
この作品を批判的にとらえる人がいるのは仕方がない
でもね、ちゃんと見てほしい
各キャラクターは念入りに深く描かれています
TV版と同じレイアウト TV版へのリスペクト
それは確かに素晴らしいけど、それに目を奪われて
作品や演技の本質を見失ってはいかんのですよ
セリフですべてを説明しない人にはわからんかもしれん

この作品にぶち込まれた石森作品
ロボット刑事
これは誰でもわかる Kというロボットが出てきますから
原作版のゴレンジャー
これね、オーグみんな仮面かぶってるでしょう
コミック版のゴレンジャー黒十字軍の怪人
TV版ではそうは見えませんがコミック版では仮面で
(まあ怪人はぜんぶ○○仮面なんだが)
主人公の海城剛の父親もイーグル側の仮面開発者
コミック版のゴレンジャーはゴレンジャーごっこを除いても
何種類かあるのですが
そのどれかに、仮面の世界という回があったと記憶しております

仮面ライダーSprits
本郷と一文字の会話
本郷”2人でダブルライダーか”
仮面ライダーSpritsの第一話の本郷と滝の会話の引用

イナズマン(風味づけ)
蝶オーグ、これが”変身”するときに頭に蝶の口吻 が額に出るんですね
これはコミック版のイナズマンの姿ですね
まあ蝶=イナズマンだからわかりやすいけど
イチロー君、青い蝶は幸運の証と言ってますね

隈取が一緒
”変身”後のデザインはシャドームーンだそうですが
ダブルタイフーンと白いマフラーは煙突の上に立つ3人目ですよね

変身忍者嵐(TV版)
本郷の死と一文字との一体化というか
コミック版だと本郷は肉体を失って脳だけの存在になり
一文字とは無線だかテレパシーでつながります
これを踏襲した!
と思うのは早合点
当然その要素は入れ込んでありますけど
一文字のマスクは破壊されてしまって
ラストでかぶるのは修理された本郷のマスク
そこに本郷のプラーナが入っていて
2人は一心同体となる
これ変身忍者嵐ですね
主人公のハヤテ は兄のフユテ(月の輪)と合体する
これ持ってきてますね

で前にも言いましたが
緑川博士
緑川イチロー
ルリ子
これは人造人間キカイダー
博士の本当の息子のイチロー
博士がその手で作りだしたルリ子(ジロー/キカイダー)

それと
こんな表現で・・・というのはシンシリーズにはあります
シン・ゴジラ
巨大不明生物特設災害対策本部で机と複合機を並べただけで
あれだけかっこいいシーンを作り出した
シン・ウルトラマン
メフィラスと神永/ルピアの居酒屋シーン
酎ハイとつまみで、ものすごいSFシーンを作り出した
そしてシン・仮面ライダー
政府の男と情報機関の男(アンチショッカー同盟)の
あずかり知らぬところで蝶オーグを急襲
大部隊にもかかわらず、全滅
ただし、その戦闘シーンは描かれず

並んでいる死体袋のみ
ハチオーグがなぜ西野七瀬さんなのか

西野七瀬さんのようにかわいくないとこの恐怖との比較にならないから
だから浜辺美波さん並みにかわいく美しいことが必要になります

突っ込み返し
ショッカーライダーのシーンでサイクロンがあまりに整然とコーナリングしているので

そうはならんやろと突っ込んだ
ネットでそういう意見があるようですが
これまたTVシリーズへのオマージュなんですね
サイクロンは6気筒のていですが
当時の125㏄のGPレーサーを原型にしています
その125㏄クラスというのがカテゴリー末期
こんな感じのすげえテールトゥノーズのレースばっかりなんですよ
そこら辺の”事実”からとってんだと思います

あまり説明に適した動画じゃないんですけど
末期の125㏄クラスのレースって最速のコーナリングラインに乗って
全員がコーナリングしてて、カルガモかよ
というくらい綺麗に並んで待るんですよ
ワタシはGP125やんけ!!
と心のなかで叫びました

この映画 構造的はキカイダーというか
そのものとになったディズニー版のピノキオですね
ピノキオ(Pinocchio)
本作の主人公。ゼペットが作ったあやつり人形の男の子。
ブルー・フェアリーによって命を与えられて様々な冒険をする。
純粋で無邪気だが、好奇心旺盛かつ世間知らずで人を疑うことを知らない

ジミニー・クリケット(Jiminy Cricket)
本作のもう一人の主人公。タキシード風の上着とシルクハットに傘、
ネクタイ、革靴を与えられる
    その真面目な性格を買われてブルー・フェアリーにピノキオの良心を任される。
たびたび忠告や約束をすぐに忘れるピノキオに苛立ちながらも、
彼の身に何かあるとすぐ助けに来たり励ますなどピノキオを
正しく導き信頼関係を築く。

Jiminyは原作版キカイダーの良心回路に振られたルビというか名称ですね
本作はピノキオとジミニ―が逆
良心の塊のような本郷に、殺戮をさせるルリ子
という逆の構造になっているわけです
本郷猛 
本作の主人公。緑川博士によって改造された、オーグメント。
戦闘能力は群を抜くが生来のやさしさから戦うことを躊躇する。
緑川ルリ子
本作のもう一人の主人公。緑川に本郷の指導を任される。
たびたび迷ったり、躊躇する本郷に苛立ちながらも、
助けたい励ますなど本郷を”正しく”導き信頼関係を築く。

そして良心を知らない、ルリ子の良心回路として影響を与えていく本郷

やっぱ、主人公はキカイダーたるルリ子じゃんか(殴

おまけ
最後の決戦というか蝶オーグのアジトが富士山麓なのは
コミック版のショッカーのオクトーバープロジェクトが
富士山麓で進行していることへのオマージュ


おまけ
オーグメントはたぶんIBMのワトソンから
IBMはWatsonを「人工知能(Artificial Intelligence)」ではなく、
「拡張知能(Augumented Intelligence)」と呼んでいます。

おまけの2
クモオーグがルリ子をさらう車
5ナンバーってありえんなと思ったら

TV版の4話 サラセニアンの使ったグロリアと同じだった

今日のエントリー中の作品画像は
Youtubeにあげられた予告編とMBSで配信された
『シン・仮面ライダー』幕前/第1幕 クモオーグ編
シン・仮面ライダー公開記念 庵野秀明セレクション仮面ライダー傑作選
第4話「人喰いサラセニアン」
のスクリーンショットです

以上 エイプリルフールネタでした

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