FORTY THREE-SEVEN

43カーモデルとその他の事柄
その他の方がたぶん多い

20201210

2020-12-10 06:00:00 | 映画

映画「最も危険な遊戯」であります。
主演は松田優作さん 監督は村川透さん
遊戯シリーズ第一弾
お話は自動警戒管制組織(じどうけいかいかんせいそしき、BADGE:Base Air Defense Ground Environment)受注をめぐる、商社間の争いに殺し屋が巻き込まれるというもの。

1978年にバッジ・システムの受注というのはいささか
古臭いネタではある。
多分大藪春彦先生の
俺に墓はいらない あたりを参考にしていると思われます。
問題はこのポスター
1978年としてこの色合いは??
今これ以外のポスターが確認できないんですが
なんといいますか映画館の看板みたいな色使いといいますか

草野大吾さんの慇懃な秘書役がいい感じ

この狙撃の後追いつめられるシーン
この現場は今は六本木ヒルズだそうです。
映画自体には、勢いで見せるエネルギーのようなものがありますが
いかんせん銃の描写が
この時狙撃に使うのは
なんだかよくわからないM1カービンにフォールディングストックが付いたもの

MP40みたいな回転して折りたためるストックは
CMCがモデルガンを出していたと思ったら
ちがった
まあ近距離の狙撃だし、それは良いとして
前の四角で囲った部分の機能が分かりません
うーん、最終作で銃に関してきちんとアドバイザーを入れた
というのはこのあたりの反省でしょうか


麻雀が弱くてカモにされている
オレはマージャンに負けたことがない
というセリフがあって、これは松田氏自身の反映
みたいなことがWikipediaにかかれているんですが
え?それは違うんじゃない?
これシリーズ化したくて、儲けた大金をどう使うか
ということを説明したかったか
鳴海の表の商売として麻雀で食っている当描写にしたかったかのどちらか
まあプロ雀士だったとしても、いかさまを見破れない
という話になりますけど(笑)


使う銃は
S&W M29 8_3/8インチバレル付き
松田氏の長身長によく似合ってます
ただ.44マグナムだからどうという描写は無し
TVドラマに出てくる、普遍的な拳銃
それに鳴海昌平のキャラクターとしての大型拳銃が加わったという感じ

ヒロインの田坂圭子さんは新人
脱ぎっぷりよろしく かわいらしいヌードが出てきます
だけど検索しても出演作がこれ以外に見当たらない
彼女がさらわれて、走って追いかけるんだけど
走る姿かっこいいなぁ

「シリーズ第1弾。低予算にも関わらず大ヒットとなったことから、
日本映画で最も利益を上げた作品のひとつとされる。」
そうねぇ 雰囲気として
70年代後半の、日テレのアクションドラマ的な
あれのスケールアップ版という感じですね


この映画 人気作の様で何種類もソフトが出ております
上のものはVHS

これが一昨年辺りでた分冊百科
ラストで岡本麗さん演じるストリッパーにHさせてといって
”あたしは草刈正雄みたいなのが好みなんだよ”
と言わせているんですが
後の探偵物語でも
”草刈正雄にはまけるんだよ”
みたいなこと言ってます
死後奥さんのインタビューでは、Fという俳優が大嫌いだったという
エピソードが載っていましたが
この草刈正雄さんへのこだわりは?
あれかね
一年前に、華麗なる刑事 で.44マグナム使われたことが
悔しかったのかしら

まあよくわからないけど
唯一の不満は製作順に公開してくれ
だけですかね

銃についてはいろいろ言いましたが
まあ、些末な問題です。



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