Starlight Terrace

オリジナル写真で綴る夜空と夜景がメインのブログ
【注目の天文現象】
 11/5夕 月と金星が接近(南西の空)

【アーカイブ】惑星の強拡大撮影に初挑戦した日(1982/03/22)

2024-02-20 14:22:27 | タイムマシンにお願い

昔の銀塩写真のデジタル化画像シリーズの続き(第11弾)です。

1982年3月は「惑星直列」が話題になり、報道等でよく見聞きする流行語みたいになってました。
これは太陽系の惑星が狭い扇形の角度範囲(90゚?)に入る現象のこととされ、全惑星が一直線に並ぶ訳ではありません。
特に重要な天文現象でもないのですが、惑星同士の引力の相互作用により地球上で天変地異が起こるといった噂が
巷で広まり、恐怖心を煽られる人もいたようです。関連性は不明確ですが、同月末にメキシコのエルチチョン山が
大噴火し、多数の死傷者が出ました。日本では大きな事件/事故が目立ち、2月にホテルニュージャパンの大火災と
日航機の羽田沖墜落事故が立て続けに起こったりした時期にあたり、不吉な事の前兆だと関連付ける人もいましたが、
年間を通じて大きな自然災害などはありませんでした。

個人的には某大学への進学が決まって入学準備もほぼ完了した頃で、久々に天体撮影に勤しむ機会が作れました。
話題の「惑星直列」は、天文ファンにとっては外惑星が同一の夜空にまとめて見える観測チャンスということで、
惑星のクローズアップ写真を撮ってみようと思い立ったのでした。ちなみに、当夜遅くの夜空はこんな状況。


AstroArts社ステラナビゲータによるシミュレーション

この時期、南東天に昇ってきたおとめ座に火星と土星、隣のてんびん座に木星が輝いていたんです。
それらの3惑星を反射望遠鏡+アイピース拡大撮影用カメラアダプター+一眼レフカメラを用いて上から順番に
撮影していきました。

まずは火星から。


【火星】
 キヤノンEF+タカハシ13cmパラボラニュートン反射+Or7mmアイピース,コダックTri-X(ASA/ISO400),
 F66,露出1/30秒,タカハシ90S赤道儀使用,トリミングあり,都内某所にて

約2週間後に衝(太陽と正反対の方向に来る状態)となる時期で観測好期を迎えてましたが、この年は小接近だったため
あまり大きく見えず、とりあえず面積体には写りましたけど模様などは全く確認できないイメージでガッカリでした。

次は土星。


【土星】
 キヤノンEF+タカハシ13cmパラボラニュートン反射+K9mmアイピース,コダックTri-X(ASA/ISO400),
 F43,露出1/8秒,タカハシ90S赤道儀使用,トリミングあり,都内某所にて

火星よりも暗いので拡大率を少し抑えてF値を小さくし、シャッタースピードは遅めに設定して撮りました。
環が何とか確認できるイメージが得られましたけど、眼視で覗いて見た姿よりも劣る感じで、これにもガッカリ・・・

最後は木星です。


【木星】
 キヤノンEF+タカハシ13cmパラボラニュートン反射+Or7mmアイピース,コダックTri-X(ASA/ISO400),
 F66,露出1/15秒,タカハシ90S赤道儀使用,トリミングあり,都内某所にて

木星は明るいので拡大率を元に戻して撮影。縞模様が分かるので、まあ満足できるレベルかなっていう印象でした。

惑星の拡大撮影は月の拡大撮影とほとんど変わらないって舐めてた自分が間違いだったことを痛感しました。
まずは拡大率をもっと上げないとダメだなぁーって思ったのでした。


納車後半年間の実燃費

2024-02-19 09:15:06 | マイカー燃費

10系シエンタに乗り換えてから半年が過ぎました。
昨年11月から今年1月末までの給油は3回で、その分の実燃費は次のとおり。

25.34km/L(満タン給油9回目)
21.38km/L(満タン給油10回目)
24.80km/L(満タン給油11回目)

半年間の燃費推移をグラフ化すると・・・

12月に過去最低燃費を記録してしまいました。寒くなってきてエアコンの暖房を使うようになったせいでしょう。
通算実燃費も24.6km/L程度と悪化傾向になってます。まぁ、致し方ないですかね。暖かくなったら挽回しないと・・・


期待の紫金山・アトラス彗星を撮ってみた(2024/02/13)

2024-02-17 12:06:11 | ほうき星

昨年の1月に発見され、今年の秋に肉眼で見える明るさになると期待されている紫金山・アトラス彗星が
自分の撮影機材で捉えられるレベルの光度になってきたようなので、13日の明け方に狙ってみました。


【紫金山・アトラス彗星(C/2023 A3)2/13】
 キヤノンEOS Ra+タカハシε-180EDC,F2.8,ISO1600,STARRY NIGHTフィルター,1.6倍クロップ,
 総露出時間30分(3分×10コマ,加算メトカーフコンポジット),タカハシEM-200Temma2M赤道儀,
 口径25mmガイド鏡にて恒星オートガイド,等倍トリミング,静岡県東伊豆町にて

中央で右斜め上に僅かに尾が伸びたイメージの星がターゲットの彗星です。まだ遠方にいるのでショボイ姿だなぁ。
この日の予報光度は約13等でしたので、1等星の約63100分の1という暗さです。と言ってもピンと来ませんけどねぇ・・・
ちなみに発見時の光度は18.7等ということなので、1年ちょっとで約190倍しか明るくなってません。
それが今年10月には最大光度0.4等に達すると予想されているので、現在の光度の約110000倍も明るくなる見込みです。
その光度変化を示した天体グラフを作成してみると、こんな感じになります。


 AstroArts社ステラナビゲータにて作成

グラフの横軸が時間軸(日付)になり、青い曲線が彗星の光度(等級)の変化を示したもので(上に行くほど明るい)、
夏頃から光度が急上昇し、10月5日頃に最大光度を迎えます。それとはほとんど真逆の経過を辿っている赤色の曲線は
太陽-彗星間の距離(日心距離)を天文単位AU(1AUは太陽-地球間の平均距離である約1億5千万kmに相当)で示しており、
太陽に近づくにつれて明るくなっていくことが読み取れます。なお、太陽最接近(近日点通過)の日は9月27日です。
問題は緑色の曲線で示した彗星の地平高度で、ここでは日没50分後に彗星が西の空に見える仰角の変化を表していて、
横の白い点線が高度0度に相当しますので、予想最大光度の日は残念ながら地平線下で見えないってことになります。
これは太陽接近型の彗星ではよくあるので致し方ないことです。

では、いつ頃から見えるようになるのかが気になりますが、予想最大光度の日から1週間後の10月12日前後とみてます。
その頃に日没後の薄明が残る西の超低空で、こんな風に見える可能性があります。


 AstroArts社ステラナビゲータによるシミュレーション(日時は2024/10/13 18:25)

彗星の下の添え字が光度×10ですので、0.9等の予想光度ってことになります。また、マス目は角度で10度のスケール
となってますが、彗星のイオンテイルの実長を0.1AUと仮定してシミュレーションしてみたら、見掛け上で尾の長さが
7度程度になるという推定結果になりました。ちなみに、青っぽい尾はイオンテイル、白っぽい尾はダストテイルを
示しており、長くなるのはイオンテイルで、明るく見えるダストテイルは少し折れ曲がってしまうことで短めになる
とのシミュレーション結果になってます。但し、ダストテイルについては挙動の予測が困難なので、本当にそのような
形態に見えるかどうか、その頃になるまで分かりません。
マゼンタ色の四角枠は35mm判フルサイズで135mm望遠レンズを用いた際の画角に相当し、シミュレーション通りに尾が
伸びてくれれば、ちょうどイイ感じにフレーミングできそうです。但し、これも予測が難しく、もっと伸びることも
十分に考えられ、広角レンズでないと写野に収まり切らなくなる可能性もゼロではありません。

一方、明け方の空に見える可能性はないのか、念のため調べてみました。
日出50分前基準で天体グラフを作成してみたら・・・


 AstroArts社ステラナビゲータにて作成

9月末頃に地平高度を示す緑色の線が白い点線(高度0度)の上に出ているので、東の超低空に見えそうなことが判明。
で、その頃の見え方はこんな感じ。


 AstroArts社ステラナビゲータによるシミュレーション(日時は2024/09/29 04:40)

近日点通過(太陽最接近)の僅か2日後ということで、夕方に見える時期よりも明るく観測できるかもしれません。
但し、9月末は秋の長雨の時期に相当する上に台風の多い時期でもあるので、天候面が気掛かりではあります。
いずれにしても地平高度が低いため、なるべく明るい時期に捉えるには彗星の見える方向がかなり開けている場所を
選ぶ必要がありそうです。

4年前に大きな話題となったネオワイズ彗星(C/2020 F3)を凌ぐような姿になってくれることと、好天に恵まれることを
今から祈ってます。


今朝の富士山(2024/02/16)

2024-02-16 10:35:28 | 富士山

今朝は東側に広がる雲のせいで翳りのある姿でした。

<今日のアメダス最低気温>
八王子:8.3℃  富士山:-16.0℃ 

昨日は関東地方で春一番が吹いたとの発表がありました。八王子アメダスでは21.0℃の今季最高気温を記録。
今朝はその余波なのか、最低気温が8℃台となったことにも驚かされました。
ところが今は北風が強まっており、今日は気温が13℃程度までしか上がらないと予想されてます。


今朝の富士山(2024/02/15)

2024-02-15 12:01:32 | 富士山

久々に笠雲のかかった姿が見られました。

<今日のアメダス最低気温>
八王子:2.1℃  富士山:-12.7℃ 

今朝の最低気温は3日ぶりにプラスとなりました。昨日は18.2℃まで上昇し、4月上旬レベルのポカポカ陽気でしたが、
今日は正午前の時点でもう19℃弱に達しており、20℃超も十分あり得そうな雰囲気です。


令和6年最初の熱海海上花火大会(2024/02/12)

2024-02-15 00:02:55 | 花火

熱海海上花火大会は年間を通して複数回開催されており、今年は全部で14回も予定されてます。
で、振替休日だった12日が今年最初の開催日でした。

個人的にこれまでは混雑を恐れて結構離れた所から見物・撮影してきましたが、2月開催なら人出は少ないと踏んで
今回はなるべく近い所まで行って見てやろうと画策。今回もマイカーで行きましたが、打ち上げ場所に近い駐車場は
満車になる可能性が高く、運良く空きがあっても打ち上げ終了後に駐車場からなかなか出られなくなったり、周辺の
大渋滞に巻き込まれたりするとツラいので、JR伊東線の某駅から徒歩数分の圏内にある無料駐車場にクルマを停め、
その最寄り駅から電車で熱海駅まで移動した後、徒歩で海辺へ向かうことにしました。

見物場所としては打ち上げ場所に近くて大迫力で楽しめそうな熱海親水公園がベストな感じではあるものの、
人混みは避けたいことと、今回撮影に用いるコンデジの画角があまり広くないので、少し離れた熱海サンビーチの
東端付近に陣取りました。で、撮れた動画がコレです。

どの辺りからどのくらいの範囲で打ち上がるのか見当がつかず、前半は構図決定と露出条件の設定に費やしたため、
見るに堪えないほど酷いレベルの写りになってしまったんで、後半部分のみを切り出して公開してます。
音の方は打ち上げ場所に近いだけあってさすがに大きく、これまでに撮影してきた動画とはやはり迫力が段違いです。

諸々反省点が多い中で、一番の大玉が下の静止画のとおりフレームアウトしてしまったことが最も悔やまれます。

次に同じ場所で撮影する機会があったら、ミラーレス一眼+超広角レンズで狙わねば・・・


今朝の富士山(2024/02/14)

2024-02-14 10:30:00 | 富士山

今日もスッキリ見えてます。

<今日のアメダス最低気温>
八王子:-0.8℃  富士山:-12.6℃ 

昨日の八王子アメダスの最高気温は16.9℃で、今年の最高値17.0℃の記録には僅かに届きませんでした。
今日は日中の予想最高気温が18~19℃となっていて、かなりの確率で今季最高気温の記録更新となりそうです。
ちなみに日最高気温の平年値は10.2℃なので、大幅に高い値になります。


今朝の富士山(2024/02/13)

2024-02-13 11:55:08 | 富士山

今日も快晴で綺麗に見えてます。

<今日のアメダス最低気温>
八王子:-2.3℃  富士山:-14.5℃ 

今朝は冷え込んで、八王子アメダスでは6時台に氷点下を記録しました。たった1日で冬日に逆戻りです。
その代わり気温上昇ペースは速く、11時半にもう13℃台に達してます。
予想最高気温は17~18℃となっており、2/1に記録した今年の最高気温17.0℃を超えるかもしれません。


今朝の富士山(2024/02/12)

2024-02-12 09:22:12 | 富士山

今日は邪魔な雲が無く、スッキリ見えてます。

<今日のアメダス最低気温>
八王子:0.4℃  富士山:-24.4℃ 

昨夜は奥多摩で数cmレベルの降雪があったようですが、ウチの界隈では降らなかった模様。
八王子アメダスでは日付が変わってからの気温がプラスのままで、冬日の連続日数は5日で途切れる見込みです。
明日以降は一気に春めいて、特に木曜日は20℃近くまで気温が上昇するとの予報が出てます。