昔の銀塩写真のデジタル化画像シリーズの続き(第7弾)です。
前回のアルデバラン食の撮影時に月が思ったより大きく写らないことを知り、月だけを狙うならもっと大写し
できないものかなぁーと思って、貯めていた小遣いで買えるレベルの安いテレコンバージョンレンズを購入。
春休み期間中にその焦点距離倍増アイテムと自分の反射望遠鏡を使って月の拡大撮影に初チャレンジし、
得られた写真がコレです。
【月齢10.7】
キヤノンEF+2倍テレプラス+タカハシ13cmパラボラニュートン反射,サクラカラー400(ASA/ISO400),
F15.4,露出1/125秒,タカハシ90S赤道儀使用,都内某所にて,トリミング
以前に借り物の屈折望遠鏡で撮った時と比べ、望遠鏡の口径も焦点距離も約1.6倍相当で描写力が上がり、
フォーカスをしっかり合わせたこともあって、そこそこイイ感じに写ってくれました。
ちなみに『天文年鑑』に掲載の「月と惑星の露出時間表」では、F16,感度ASA100フィルムでの半月に対する
標準露出時間が1/30秒となっており、フィルム感度4倍換算のシャッター速度を選択してほぼ適正露出でした。
こうなるともっと拡大率を上げてクレーター部分のクローズアップ撮影をやってみたくなる訳ですが、
それには別な小道具が必要なため、また月々の小遣い貯金を始めるのでした。
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