はくちょう座の北東部にこんな天体が潜んでいます↓
【IC5146】
キヤノンEOS Kiss Digital X + 口径18cm写真撮影用反射望遠鏡
ISO800 F2.8 総露出時間35分(7分×5コマ加算合成)
[長野県乗鞍高原にて今年7月撮影]
※画像をクリックすると、大きい画像が別ウィンドウで開きます。
誰が名付けたのか知りませんが(外国人かも?)、「繭(まゆ)星雲」と呼ばれている天体です。
まあ楕円形をしているので、モノクロ写真だったら繭玉に見えるかもしれませんが、
カラーだと上の画像のとおり赤いので「梅干し星雲」の方が合うような気がします。
外国人にとってはイメージ沸かないでしょうけどね。
ちなみにこの星雲までの距離は5500光年と推定されていますので、
メソポタミア文明の中でシュメール人が楔形文字を使い始めた頃に
星雲を出発した光が今ようやく見えていることになります。
コメント
あなたのブログにコメント投稿されたものです。
- s-ryo [2010年8月24日 22:12]
- こんばんは♪
梅干星雲・・(笑)
仰るとおりですね~。
メソポタミアというと紀元前ですね。
その頃の光とは・・
当たり前の事ですが宇宙って広いと感じますね♪ - fornax8 [2010年8月24日 23:15]
- s-ryoさん、毎度コメントありがとうございます。
コイツは銀河系内の天体ですので、まだ近い方なんですよねー。
銀河(小宇宙)となると人類誕生以前の光を見ていることになるヤツばかりで・・・
果てしない時空の中で人間なんてちっぽけな存在だなぁーって、つくづく思います。