Starlight Terrace

オリジナル写真で綴る夜空と夜景がメインのブログ
【注目の天文現象】
 土星が観測好期

こりゃ繭玉というより梅干しだな

2010-08-24 12:00:00 | 夜空のコラム

はくちょう座の北東部にこんな天体が潜んでいます↓

【IC5146】
 キヤノンEOS Kiss Digital X + 口径18cm写真撮影用反射望遠鏡
 ISO800 F2.8 総露出時間35分(7分×5コマ加算合成)
 [長野県乗鞍高原にて今年7月撮影]
 ※画像をクリックすると、大きい画像が別ウィンドウで開きます。

誰が名付けたのか知りませんが(外国人かも?)、「繭(まゆ)星雲」と呼ばれている天体です。

まあ楕円形をしているので、モノクロ写真だったら繭玉に見えるかもしれませんが、

カラーだと上の画像のとおり赤いので「梅干し星雲」の方が合うような気がします。

外国人にとってはイメージ沸かないでしょうけどね。

ちなみにこの星雲までの距離は5500光年と推定されていますので、

メソポタミア文明の中でシュメール人が楔形文字を使い始めた頃に

星雲を出発した光が今ようやく見えていることになります。


コメント
--------これより以下のコメントは、2013年5月30日以前に-----------
あなたのブログにコメント投稿されたものです。
s-ryo [2010年8月24日 22:12]
こんばんは♪

梅干星雲・・(笑)
仰るとおりですね~。
メソポタミアというと紀元前ですね。
その頃の光とは・・
当たり前の事ですが宇宙って広いと感じますね♪
fornax8 [2010年8月24日 23:15]
s-ryoさん、毎度コメントありがとうございます。
コイツは銀河系内の天体ですので、まだ近い方なんですよねー。
銀河(小宇宙)となると人類誕生以前の光を見ていることになるヤツばかりで・・・
果てしない時空の中で人間なんてちっぽけな存在だなぁーって、つくづく思います。